2009年09月14日

ヌルデとゴンズイ

今日も、うっとりするよな良いお天気でしたねぇ〜。でも、なにやら細々した用事が続いて
ちっともお散歩に行かれません。今日みたいな良いお天気の日は、おにぎり持って
ピクニックに行きたいなぁ。
そういえば、子どもたちが幼稚園に上がる前は、こんな風に良いお天気の日には、
コンビニでおにぎり買って、隣町の公園へピクニックに行ったっけ。
あのころは、のんびり過ごしていたんだから、今、多少慌ただしいのはしかたないか…(^^A)

今日の記事の写真は一週間前、「野生の朝顔の名所」を見に行った日の写真です。

09_0914_nurude1.jpg

この日、アサガオもさることながら、ヌルデのお花が花盛りだったんです。
青空に映える白い花。





ヌルデはウルシ科ウルシ属、『山野に生え、高さ3〜7mになる落葉高木。
葉は、奇数羽状複葉で互生*し、葉軸に翼があるのが大きな特徴』の木です。

*図鑑には「互生」と出ていますが、私には「対生」に見えます…。あれ?

『長さ5〜12cmの長楕円形でふちに鈍鋸歯があり、裏面には軟毛が密生する』小葉が
お行儀よく並んでいる その中心の茎(葉軸)に付いている 葉と同じ材質のピラピラが
翼(よく)と呼ばれるおまけ(白い矢印)です。

09_0914_nurude2.jpg

これがあるから素人にも見分けやすくて助かる ヌルデの目印です。
ウルシ科の木って、結構みんな似ていて、うまく見分けられない私でも、
これだけは胸はって言えます、ヌルデですって。←おいっ。


別名はフシノキ。これは葉に出来る虫こぶを「五倍子:フシ」と呼んで、黒の染料として
利用したことから。春先にうす黄色の花を下げる キブシの「フシ」のまさにそのものです。
(キブシの実は、この「五倍子:フシ」の代用品。)

手元の図鑑にはあんまり載っていないのですが、wikipediaの記事 ↓ を見ると、人の身近で
いろんなことに利用されてきたのが分かります。

「wikipediaの記事」


ウルシ科のお仲間たちはほとんど初夏に花が咲くのに、ヌルデは 夏の終わりから秋の初めに
かけて咲くんですね。 うちの近所のヌルデも、先週、こんなに華やかでした。

ここは、9/7にマルバ アメリカアサガオを眺めた「野生朝顔の名所」。

2009/ 9/ 7付 「丸葉アメリカ朝顔 色の変化」

せっせと写真を撮っていると、なにやら上から白いものがたくさん落ちてくるので
気づきました。
ヌルデの花が満開で、花の穂に来た虫たちが動く度に ハラハラと花びらが散るんです。
この時期、こんなにたくさん花を咲かせる木は少ないので、虫たちがいっぱい来ています。

09_0914_nurude3.jpg

私ヌルデの花って、間近でみたことがないんですけれど、花に来ていた虫が
マメコガネのような小型の甲虫ばかりでしたから、花粉めあてかなと思っていたんですよね。

09_0914_nurude4.jpg

高いところの花の穂じゃ、写真に撮っても ↑ この程度しか分からないので、
簡単な造りの小花がぎっしり…っていう感じかな?と想像していました。



ところがそこへ、こんなに大きなお客さんが飛んできたんですよ。

09_0914_nurude5.jpg

今、街中でも数を殖やしている中型の蝶々、ツマグロヒョウモン♀ですね。
花の穂につかまって、夢中で蜜を吸っています。

蜜が出るような花だったんだ…。どんな花なんだろう? 
見てみたくなりましたが、手元の図鑑には小花のアップは載っていません。
こんな時にはweb検索ですよねぇ〜♪

見つけましたよ、このお方、どうやって撮ったのかしらと思うような接写上手な方で、
直径数ミリの小花がどどんとアップで眺められます…。

個人ブログ 春夏秋冬「四季の植物と接写」内 花の接写

とっても複雑な造りのお花ですよ。
なんと、おばなとめばなの2種類 有ったんだとか、花びらは5、6個、
おばなのおしべは5個、めばなのめしべの先は3裂…とか、
ちっちゃいお花に蜜があふれんばかり〜、おいしそう…とかとか、
いろんなことがつぶさに見て取れます。 すごいです。

いつか自分でも見てみたいと思いました。

09_0914_nurude6.jpg

それから、ついでに見つけちゃった↓この方の記事では お山に実る実と平地に実る実の違いが
分かります。

個人ブログ 宮崎と周辺の植物 内ヌルデのページ

お山の実には表面にしょっぱい結晶が付くそうです。それが、昔の子どもたちが遊びの途中で
口に含んだシオノミ(塩の実)。塩の代わりに使った地域もあったとか、お山の塩…へぇ〜。←感心

おお、うちの近所はどっちだろう。今度見てみよう。




ヌルデは、崖崩れや山火事などで表面の木や草が無くなってしまった裸地に 真っ先に入り込む
フロンティアのひとつ。里山にもたくさん生えて、人の暮らしとも密接の関わってきた木です。
秋には真っ赤に紅葉します。もう少し、ちゃんと見つめてあげなきゃいけないな。

ウルシ科なので触るとかぶれると思われていますが、ウルシ科の中では、かぶれにくい方です。
ただ、人にも利用されてきたけれど、虫にも、ものすごく愛されちゃう木で、
近づきにく〜い姿になっていることもしばしば。

ふむ、もろもろ含めて、頑張って観察しよおっと。(^^;)へへっ


ちなみに、一週間後、現在のヌルデは、すっかりお花も散って実の準備作業に入っています。
シオノミに…なるのかならないのか 見てこなくっちゃ。(^^*)



さて、お隣はゴンズイなんです、ここ(「野生朝顔の名所」)。

2008/ 8/19付 「葉陰の木の実」 ゴンズイの青い実

8/8に眺めたときにはちょっとしか色付いていなかったゴンズイの実ですが、この日(9/7)は
結構赤くなっていました。

09_0914_gonzui1.jpg

ゴンズイ(権萃)は ミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉高木。
奇数羽状複葉で対生の葉は艶やかで、常緑樹の葉に見えますが、落葉樹です。

お魚にも、同じ名前のが居るよって思う方もあるかもしれません。
名前の由来にも、材がもろくて役に立たないので、同じように役に立たない魚の名が
付けられたという説もあるそうですから。(^^;)

でもね、木のゴンズイの実は食べられなそうですが、お魚のゴンズイは 
毒針があって注意が必要だけれど、食べれば美味しいみたいですよ。
う〜ん、どういうことだろう…。


ちょっと遠いので、くっきりは写せないんですが、今、こんな感じ。
ラグビーポールみたいな形の実に亀裂が入り、中の黒いタネがのぞいています。

09_0914_gonzui2.jpg

赤に黒!って言う強いコントラストが 鳥さんたちの目をひくらしいですよ。
しっかり食べて、遠くまでタネを運んでもらうための工夫ですね。

09_0914_gonzui3.jpg

今年の出来はどうかしら?  鳥さん達、楽しみに待っているのかな、ゴンズイの実。

初夏のお花は見逃しちゃったので、今度はちゃんと見に来たいなぁ…。
頑張ろう、私。p(^v^)



ついでに…この観察スポットのそばでこんな実を見つけました。

09_0914_kusaboke.jpg

細くて長いトゲのある枝に付いた直径3cmくらいの実。 クサボケ?で良いのかしら?

2009/ 4/11付 「クサボケの花」

お花をたくさん見かけた 「北向きの斜面」では、草刈りの憂き目にあって、もう、
どこにあるんだか 判らなくなっちゃったんですけれど、これ、そうかなぁ…。

それなら来年は ここに来ればお花も見れるのかしら??
また、楽しみが増えました。(^-^)






ブログ内関連ページ:

2009/ 9/ 7付 「丸葉アメリカ朝顔 色の変化」
2008/ 8/19付 「葉陰の木の実」 ゴンズイの青い実
2009/ 4/11付 「クサボケの花」


*今回の記事は、一度消えてしまったものを翌日に再投稿したものです。


posted by はもよう at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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