のんびりしていたら、みんな起き出しちゃって…暑くて寝ていられなかったのかなぁ?…
結局あわただしい朝になりました(^^A)。午後は着替えて、学校の役員会に行ってきました。
次の週末は、新学期そうそう、娘の学校の学園祭。私も模擬店でお手伝いするので、
その準備もしてきました。お天気が心配ですけれど、これが最後なので頑張りたいです。
記事の方は2、3日前の写真から、いつもおさんぽしている公園の隅でツルボが咲き出しました。

いつも、一番に目にする道ばたの株は、まだまだ、つぼみを出す気配すらないのですが、
咲いているところでは咲いているんですよねぇ…。
今年、初めて見たツルボの花は、公園のフェンスの向こうの うっそうとした日陰で
ひょろひょろっと咲いていました。8/19のことでした。

いつもなら、公園へ向かう途中の 日当たりの良い道ばたにたくさん咲くのを見て、
ツルボの咲く季節になったと気づくのですが、それはだいたい例年 9月の第一週のこと。
8月半ばに咲いているのを見るなんて 初めてでしたので、驚きました。
日陰だから早いのかな?なんて思っていたら翌日は、日当たりの良い場所の他の草の葉陰から、
ニョキニョキ伸びてるお花の穂を発見。

なんか可愛いでしょ。
でも、今日の我が家の家族のみならず、ツルボまで早起きとは…
いったいどういうことなんでしょう。←関係有りません。
ところで、
この葉っぱはツルボの葉ではありません。では何かと言えば…
葉っぱのデザインだけは、さりげないけれど個性的で 良いと思うんだけど…
それからお花だって、ほぼ白に見えるくらいの薄い紫色で、形は典型的なナス科の花で…

時々は 綺麗にも見えるんだけど…

とにかく、猛烈にトゲまみれで嫌われがちな… ワルナスビの葉です。
葉っぱは…好きなんだけどなぁ。(^^A)
ワルナスビはナス科ナス属、北アメリカ原産の多年草。牧草の種に混ざって入って来ちゃった
帰化植物。こんなもの牧草と一緒に生えていたら、牛や羊も迷惑でしょうねぇ。
ツルボの方は、ふんわりやさしい色で、次々にお花の穂を立てて咲き競っています。

ツルボはユリ科ツルボ属の多年草。
春先に葉っぱだけ出して、他の草の葉が茂ってくる頃には姿を消し、
秋風立つと花の穂を伸ばして、幻のようにひとときだけ お花畑を作るほどに群生して、
ちょっとの間 葉を茂らせたらまた、地中に姿を隠してしまう…
そんな謎の多いライフスタイルをとる植物です。
そんなことが出来るのも地中深くの球根に栄養を蓄えているからでしょうね。
2009/ 4/ 1付 「期間限定の葉」
2007/ 9/14付 「つぼみ いろいろ」
あ、今回は初めて気づきました。ツルボって、薬用になるんだ。おお、食べられるんだ。
時々(勝手に)お世話になる e-薬草.comさんの記事。↓
「ツルボ」
球根を(金物以外の)おろし器ですり下ろしたものは 外用薬として膝や腰の痛みを
とるのに使われて、
中国の文献「救荒本草(きゅうこうほんぞう)」には、食べられる球根として紹介されている
そうです。
「塩を入れた熱湯でゆでて、数回ゆで返してから味付けして食べる…」ってかなり面倒。
グルメ用じゃなくて、本当に飢饉で食料に困った時のための非常食みたいなものなんですね。

うちの鉢植えのツルボも、そろそろ咲きそうなんです。いつも見ている道ばたの株も、
これから咲いてくれるはず。まだまだ、楽しませてもらえそうなツルボの花。
これからも末永く、よろしくお願いいたします。
ワルナスビの方は、お手柔らかに。草むしりの時には手を刺さないでいて欲しいなぁ。
ブログ内関連ページ:
2009/ 4/ 1付 「期間限定の葉」
2008/ 9/ 5付 「隣町の公園へ その1」
2007/ 9/14付 「つぼみ いろいろ」
根岸森林公園の林の中のツルボは、薄暗くて大変撮りにくいのですが、特大に育っています。
陽当たりのよい原っぱだと、小さくまとまってしまうようです。
根岸外人墓地の群生を見つけましたかが、背丈も花のボリュームも、森林公園の半分ほどでした。
うちの近所でも、日当たりの良いところのツルボはそんなに
背伸びしませんもの。
ここの日陰は、他の植物も巨大化しやすくて、時々、
巨大なヤブタビラコやヤエムグラに出会います。
少ない光で必要な栄養を作り出すために、葉っぱの表面積を増やすとか、
光を求めて身をのばすとか、いろいろ工夫した結果でしょうか。
園芸の本に良く、「日当たりが十分でないと徒長する」って書いてあるのも
それですよね。(^v^*)