細かい用事があって、お散歩には行かれません。今日の写真も、前に撮ってきたものです。
ここのところ、いつもおさんぽしている公園に気になる木があるんですよ(^^;)。シャレ?
8/11の記事で、名前調べの最中だと書いた木です。そう、あの、コフキコガネのたくさん付いていた木。
あの木の名前を調べてみました。たぶんねぇ、クルミの仲間だと思うんですよ。
試みに オニグルミと比べてみましょうか?

オニグルミはしょっちゅう見てますからすぐに解ります。今はこんな風に、枝先にたわわに
若い実がなっていますからほんと、解りやすいです。
気になっている木は、こちらの木。

この日はコフキコガネは居ませんでした。この間は3匹もたかっていたのに…。
2009/ 8/11付 「小さな夏虫たち」
見た目はかなり オニグルミにそっくりです。違うと気づいたのは、枝先の実の様子。
上の写真にも写り込んでいますが、枝の先に、オニグルミに似ていない形の実がひとつだけ…。
葉っぱは奇数羽状複葉。うっすら毛深くて、クルミそっくりです。
クルミの仲間って、仲間内では似ているから…解るかなぁ? ちょっと不安に思いつつ、図鑑を開いてみました。
手元の図鑑に載っているクルミ科の木はノグルミ、オニグルミなど7種。1種とか2種ごとに属が違って、
結構バラエティー豊かです。食べるクルミとおなじ実が付く種ばかりじゃないんですね。
実の形が似ているのはオニグルミとテウチグルミだけなんだ。
じゃあ、テウチグルミかどうかで、テウチグルミじゃなかったら 他の科なんですね。
で、webで画像検索もしてみました。
テウチグルミ(手打胡桃)別名:カシグルミ
『葉は奇数羽状複葉で互生。小葉は2〜4対だが、2対のものが多く、長さ7〜12cmの楕円形…』

これがひとかたまりの複葉です。奇数羽状複葉です。小葉が2対のもの 多いかな?
何枚か撮った写真を見比べると、小葉が互生しているところがありました。

ほら、互い違いに付いて(互生)ます。
で、画像検索で見かけた写真と、この、葉脈の整い具合、透け具合がそっくりです。
『雌花序は本年枝の先に直立する。』…平たく言うと、雌花の一番先にまとまって付くってこと。
雌花が付けば、実も付くはず。枝の一番先に実が付いている…

うん、付いています。
オニグルミの実は先がとがり気味ですが、テウチグルミの実はとがったところが無く、
ゴツゴツのまん丸です。
とりあえず今のところ、図鑑の記述も、画像検索の結果も矛盾するものではありません。
テウチグルミで良いのかな。
テウチグルミは中国原産の落葉高木。手で簡単に殻が割れるので、良く栽培されるそうです。
お店で売っているクルミも、たいていはこのテウチグルミだそうです。
ついでに、オニグルミも良く見てみましょ。

ほら、この実でしょ。ブドウの房みたいに一度にどっさり実ってます。
先がとがって ツンツンしています。
このクルミは、殻が固くて割るのが大変なんだ。…でも、味はこちらの方が良いらしくて、
幻のオニグルミ使用って言うのを売りにしているお菓子があったと思いますよ。
オニグルミは『葉は大型の奇数羽状複葉。小葉は4〜10対あり、長さ7〜12cmの卵状長楕円形…』
あ、確かに、小葉が多い。
気になっていた木と、すっごく似ているでしょ。でも、小葉は多いし、葉脈の透け具合が違います。

ただね、小葉は 向かい合って付いていたり、互い違いになったり、あんまり厳密じゃないです。
へえ〜、変なとこだけ似てるんだなぁ。
名前が解らなくてずっと気になっていた木。今のところ、テウチグルミが有力です。
一応、まだ引き続き観察を続けます。
来年のお花もちゃんと見てみたいし、図鑑のように枝先の実が2〜3個付くのも見てみたいし…。
頑張ろう。(^^*)
ブログ内関連ページ:
2009/ 8/11付 「小さな夏虫たち」
2005/ 9/21付 「オニグルミ」
時々行く散歩道に冬にクルミの殻が
たくさん落ちているんです。
誰か(カラスかタヌキ?)が食べているのだと思うのですが、
どの木から落ちるのかよくわかりません。
殻を見かけると、そのあたりの木を見上げて探しています。
それらしい大きな木がいくつもあるんです。
今通ると、わかるのでしょうね。
もう少し涼しくなったら、アスカちゃんといってみます。
あら、クルミの殻ですか? オニグルミはリスが好きらしいですけどねぇ。
リスは クルミの殻の周りの出っ張ったところを上手にかじり取って
開くらしいんだけど…。
カラスやタヌキじゃ、歯がたたないそうじゃないですか?
あと、クルミは水で運ばれますから、
思いがけない遠くまで運ばれるみたいですよ。(^^*)
アスカちゃんと、ケガしないように 探検してくださいね。