2009年08月15日

新種のユリの花

終戦記念日ですね。世界が平和でありますように(-人-)。怖いことは自然災害だけで十分です。
この間の大雨と地震の被災地の復興が進みますように。
これ以上の事故がありませんように。(>人<)

そして、お盆です。高速道路が混んでます。渋滞を耐えた皆様、お疲れ様でした。
ところで…高速道路の路肩で、こんな花を見かけませんでしたか?

09_0815_sin_yuri1.jpg

タカサゴユリとか、新テッポウユリとかいわれている…比較的新しい 帰化植物です。





ひと夏で すくすく1mくらいに伸びて、大きな花を咲かせる白いユリ。ここのところ高速道路沿いで
群生しているのが目立ちます。花も大きいですし、一目でユリだと分かりますが、
今まで、高速の路肩なんかにそんなにも ユリの花が群生したのを見たことがありますか?



これはうちの近所の 公共の施設の玄関先です。ここにも、白いユリがたくさん咲いています。

09_0815_sin_yuri2.jpg

立派な花だし、綺麗なユリだし、普通なら、この施設の人が植えたんだと思うでしょう?
でも、生え方が無造作です。まるで雑草のように てんで勝手な方向を向いて咲いています。
この花、勝手に生えて、勝手に増えて居るんです。しかも、ちょっと怖いくらいの旺盛な繁殖力で。



ユリらしい6つの花被片。花の色は白。つぼみも花も、真横向きか、どちらかと言えばうつむきがち。

09_0815_sin_yuri3.jpg

しゅっと細い横顔。↓
横に赤っぽいラインが走っているのが、台湾原産の帰化植物 タカサゴユリで、
入っていないのが、沖縄に自生していたテッポウユリとの交雑種、シンテッポウユリと言われています。

09_0815_sin_yuri4.jpg

その見わけ方からすると、これ ↑ は交雑種の「シンテッポウユリ」と言うことになります。




今まで私たちの身の回りに自生していたユリとの大きな違いは ↓ この、ものすごく細い葉っぱ。

09_0815_sin_yuri5.jpg

過去記事から、他のユリの画像と比べてみて下さい。

2009/ 7/12付 「ヤマユリ 開花」

大きくて白い花のヤマユリも、一回り小さくてオレンジ色の花のオニユリも、
(写真はないけど)テッポウユリも、葉っぱは笹の葉のような被針形でした。
でも、この見慣れないユリの葉はとっても細いんです。



ヤマユリもオニユリも地中に(素人には球根に見えるような)大きな根茎を作ります。
タネが地面に落ちて芽吹いても、根茎がある程度大きくなるまでは、お花は咲きません。

でも、この目新しいユリは、タネから1年で花を咲かせることが出来、その上、次々
タネで増えることが出来ます。だから、ちょっと怖いくらいの勢いで、今までユリの花が
見られなかった場所にも 群生し始めています。

09_0815_sin_yuri6.jpg

その上、どうも、タカサゴユリとシンテッポウユリの間でも更に交配して、
新・シンテッポウユリとか、新・新・シンテッポウユリとかが出来てるんじゃないかという
個体も見つかっているそうです。環境適応力もハンパないの…かな?

いやぁ、かなり、'こだわらない'タイプの植物が、上陸しちゃったのかもしれません。
手元の図鑑には載っていないし、web検索するといろんな記述があって はっきりしません。
今後どうなるのか、専門家さんたちにはどんどん研究して、私たちに教えていただきたいです。



さらにややこしいことに、園芸界でも「新テッポウユリ」と言う品種が造られているそうです。
こちらは 改良テッポウユリとでもいうべきもので、
生産者さんたちの管理の下で、タカサゴユリとテッポウユリとの間で、交配や改良を繰り返して
定着させた園芸植物です。
今回ご紹介した 野で雑種化しちゃった帰化植物とは少し違います。

でも、素人にはちょっと難しくて、紛らわしいです。大丈夫か、ついていけるのか私…。(^^;)



そう言ったことが、こちらのページに、もっと解りやすく載っています。

ミズアオイ先生のページ 「石川の植物」内
「タカサゴユリ」



これを読むと、私が見たお花も…タカサゴユリなのかもと思えてきますが、いかんせん、まだ、
私が理解できていないので、この記事の中では どちらとも決めないでおきます。

次々入ってくる帰化植物、新作がどんどん売り出される園芸種。ああ、お花好きも忙しい。(^^A)
そんなこと言っていられる平和に感謝しつつ、楽しくも ややこしいお花談義を
いつまでも楽しみたいものですね。

posted by はもよう at 20:44| Comment(11) | TrackBack(1) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。

タカサゴと違うなあと見ていたのですが、新テッポウユリですか。なるほど、強い種ですから、たくましいですね。
なお、新の方が白くて清楚ですね(笑い)。
Posted by nakamura at 2009年08月16日 07:54
へ〜!勉強になりました。
ここ数年、日当たりのよくない痩せた土地なのに、
どんどん増えていくユリがあるな、と思っていました。
こんな裏話のある花だなんて知りませんでした。
そういえば、去年の秋には種子の写真も撮っていました。
あの種子がみんな発芽していたとすれば、増えているのでしょうね。
Posted by ひろし at 2009年08月17日 21:06
nakamuraさん、こんにちは。(^▽^)ノ
はい、一応、新テッポウユリよりのお花です。

でも、どうやらこの種、まだ定着していないようで流動的です。
いずれ専門家さんたちの間で結論が出ますでしょうから、
それまでは「新種のユリ」ということにいておきます。

ただ…今年、やけに身の回りで殖えたんですけどねぇ。
どうなんだろ。(’’?)
Posted by はもよう at 2009年08月18日 17:03
ひろしさん、こんにちは。
はい、私も「ミズアオイ先生」のお宅で勉強しちゃいましたよ。
タカサゴユリや新テッポウユリの噂は何となく聞いていたのですが、
どうも、まだ、定着していないようで、
今後、変化もあり得るかも???←どんだけあいまい(^^;)

専門家さんたちの見解が発表されるまで、この花も「新種のユリ」とだけ称して、
確定しないでおこうかなと思います。

このユリ、ちょっと怖いほど殖えますよ。
今まで、ユリの花が咲かなかった場所にどんどん進出しています。
高速道路の路肩なんかはどうせもともと不毛地帯ですから
影響は少ないかもしれませんが、いずれ問題になりゃしないかと
ちょこっと気に掛かります。どうなるでしょう? 今後の動向に注目です。
Posted by はもよう at 2009年08月18日 17:12
タカサゴユリというには、花の横に紫色っぽい筋が見えなければならない、とか…。確かに筋のあるユリはあるので、ぼくは区別しておこう、と思っています。
で、シンテッポウユリらしきこのユリですが、わが家の居間からたくさん見えます。いま真っ盛りです。
ただ、こちらほど葉が長くは見えないのですが…。
やたらと増えるのは、種を飛ばすのでしょうか。
Posted by ディック at 2009年08月18日 20:23
ディックさん、こんばんは。
はい、純粋なタカサゴユリは、横顔を見ると赤っぽい筋が入っていますよね。

で、野原で自然交配しちゃったユリにはいろいろな段階があるようです。
そのうち、専門家さんが調査と整理をして発表してくださると思うので、
楽しみに待っているところです。

とりあえず、タネから一年以内で お花を咲かせるそうです。
今年、私の身の回りでも、不気味なくらい殖えましたよ。
Posted by はもよう at 2009年08月18日 21:53
はじめまして。
舞岡公園の自然さんから飛んできました。

この白いユリがそういうユリだとは知らず、10年ほど前から庭で楽しんでいます。
種が乾くと、庭のあちこちにまいて、人間の都合がいいような場所に生えてきたものを残しています。
このごろでは、何もしなくても勝手に増えています。
ちょっと考えものかもしれないということですね。ありがとうございました。
Posted by 夏子 at 2009年08月28日 20:00
すみません。追伸です。

10年前に育て始めたのは中部地方でです。
関東で育て始めたのは6年ほど前です。
地域で違いがあるかもしれません・・・?

あと、アドレスの入力を間違えました。いろいろ申し訳ありません。
Posted by 夏子 at 2009年08月28日 20:08
夏子さん、こんばんは。ひろしさんのブログからようこそ。(^v^)

はい、私も簡単に考えていましたが、なんだか調べれば調べるほど、
いろんな事が判って、なかなか面白いお花ですよ。
それを10年も前からお庭で楽しんで居らっしゃるなんて(^▽^*) ♪

なんですかタカサゴユリって、
ふるさと台湾では荒れ地を選んで彷徨うユリらしいです。
大事にすると消えちゃうんですって。
ほどほどな付き合い方が良いのかもしれません。

はびこり具合も、環境への影響も、まだ変化中。
今後の成り行きに興味が沸きますねぇ。

アドレス、直しておきました。ついでにリンク先へジャンプ ♪
ををっ!虫めずる姫君でしたか、しかも蜘蛛好き?
すっ、すばらしい。

是非、うちの自慢の 去年8月の記事 スズミグモを見ていってやってくださいよ。
http://happanomoyoudiary.seesaa.net/article/105702759.html
Posted by はもよう at 2009年08月28日 23:20
こんにちは。
スズミグモの記事!楽しく見せていただきました(*^_^*)

わたしも、今年の7月、初めて見つけまして、クモ掲示板さんで教えていただきました。
大きいし、模様もグロだし、アミも複雑で巨大で、すごい存在感ですよね〜。
何者なのか、知らずにはいられないクモですよね。

その後、近くでは舞岡で一頭見つけただけです。

私は本来は園芸が趣味なのですが、
子どもや周りの環境でこんなことになっております(^_^;)

余談ですが、夏休みが明けるお話、ちょうど今のわが家と同じ状態で共感です♪
Posted by 夏子 at 2009年08月29日 11:14
夏子さん、こんにちは。
おぉ、今年の7月に出会ったんですか? スズミグモに。
ねぇ、大きいし、黒いし、何者なのかを知らずにはおられないクモですよね。

あ、虫さんの記事が多いのはお子さんや環境のせいですか、なるほど。
私は 男兄弟に囲まれて育ったおかげで虫も好きなんですよ。
花ばかりでは出せない動きや表情のある写真で
記事にバリエーションが出ますよね。
最近はweb検索で名前調べも楽になりましたし ♪ (^v^)

あ、夏休み? は〜やくこいこ〜い新学期…のところ?
ですよねぇ。あと二日ですね。(^m^)むふふ。
Posted by はもよう at 2009年08月30日 11:31
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■ タカサゴユリ   09.8.18
Excerpt: 残暑お見舞い申し上げます 15,16日には、また発熱。散策を休んで休養しています。夏バテでしょう。 皆さんも熱中症に注意して、散策もほどほどにお控えくださいね。 駐車場のある公園管理..
Weblog: 舞岡公園の自然
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