2009年08月14日

ムクゲとフヨウ

今日は雲が多めで、またまたお空とにらめっこの一日でした。お布団…せっかく出したけれど、
すぐに取り込む事態になりました。時々、ものすごい色の雲が広がりましたが、結局一日中、
雨は降りませんでした。でも、何となく空気が乾いて、秋っぽくなってきました。
せかされるように昨日、一昨日は、夜更けでもセミが鳴いていましたし、暦の上では立秋が
過ぎていました。もう、残暑なんですね。

さて、今日の記事は夏の花木の代表、ムクゲとフヨウをご紹介します。

09_0814_mukuge1.jpg

夏の訪れと共に 花を開いたムクゲの木。やさしい色の八重の花です。



アオイ科フヨウ属の落葉低木、ムクゲ。生け垣として植えられることの多い高さ3〜4mの木。
花の色はあとから咲き出す濃いめのピンク(紅紫色)の一重咲きが普通ですが、
白花や八重咲きなど多くの園芸種が有り、広く親しまれています。

09_0814_mukuge2.jpg

インド、中国の原産と言われていて、韓国では国の花、母(オモニ)の花だそうです。
ひとつひとつの花の命は短いのですが、わき上がるように次々と夏中、花を咲かせます。

一日花といわれてきましたが、じつは数日咲いているという記述 ↓ が見つかりました。
「Wikipediaの記事」

この様を無限に花が咲くとみて 韓国名は「無窮花:ムグンファ」などというそうです。


濃いピンクのお花は、7月に咲き出した背の高い木のお花。
葉っぱの連なりもとってもイイ感じ。見上げて写真を撮ってみました。

09_0814_mukuge3.jpg

中国でのお名前は「木槿:ムーチン」など。(呼び名はたくさんあるようです。)
生薬として利用されます。
樹皮を乾燥したものは「木槿皮:もくきんぴ」「槿皮:ちんぴ」で、抗菌作用を生かして
胃腸や水虫に、
お花を乾燥したものは「木槿花:もくきんか」「槿花:ちんか」で、皮膚炎、胃腸炎、下痢止めに
利用するそうです。

09_0814_mukuge4.jpg

この花、古い時代の日本では「あさがお」と呼ばれていたそうですよ。
今、私たちが「あさがお」と呼んでいるお花に名前を譲ったんですね。
日本では茶花として お茶席に良く飾られます。ひとつのお花の 命の短さに、一期一会を
感じてのことといわれます。花は同じなのに、韓国と日本で受け取り方が真逆なのが面白いです。

09_0814_mukuge5.jpg

アオイ科のお花はどの花も良く似いてます。長いめしべの周りにおしべが固まって付く独特の姿です。
でもムクゲは、ほうきを逆さにしたような樹形、直径6〜10cmという花の大きさで区別が付きます。



8月になるとフヨウが咲き始めます。フヨウもアオイ科フヨウ属、中国原産の落葉低木。
ムクゲよりはずっと低くて1.5〜3mくらいにしかなりません。
そのかわりお花は大きくて、直径10〜14cmの 堂々たる大輪です。

09_0814_fuyou1.jpg

フヨウもWikipediaの記事の中に面白いものがあったので、リンクを張っておきます。

「Wikipediaの記事」

漢字では「芙蓉」と書きますが、中国ではこの言葉、もともとは蓮の花を意味し、
それから美人の形容など、いろんな意味で使うという記事です。

09_0814_fuyou2.jpg

写真のフヨウは「木芙蓉」、蓮の花は「水芙蓉」、ネムノキは「芙蓉樹」、
「芙蓉鳥」がカナリアで、「芙蓉蛋」は卵白の茶碗蒸し風の料理の名などなど…。

で、中国で使われるのかどうか解りませんが、富士山の雅称は「芙蓉峰」ですって。

ちょっと便利に使いすぎじゃないかしら。(^m^)くすっ。
よっぽどフヨウのお花のイメージが良いんですね。


実物を見れば樹形やお花の大きさで、ムクゲと間違えることはありませんが、
アップにしたときの見わけポイントは、めしべが曲がって上を向いているところだそうです。

09_0814_fuyou3.jpg

へぇ〜、そうだったんだ。実家にもあったし、見飽きるほど眺めたと思ったけれど、
気がつかなかった。確かにフヨウのめしべは ぎゅいんと上を向いてますね。


近所には白いフヨウも咲いています。ピンクとはまたひと味違う華やかさです。

09_0814_fuyou4.jpg

でも…上のWikipediaの記事に出ていた、白い芙蓉の花をイメージしたお菓子っていうのを
食べてみたいなぁ。どんな味なのかな?(^〜、^)えへへ。



8月も半ばとなり、いろんなところに秋の気配が見られる季節になりました。
今日はヒグラシの声も聞いたし、今、窓の外でカネタタキがチッチッチッと鳴いています。
草むらから聞こえてくる虫の声もだいぶ大きくなりました。

酷暑の季節は過ぎようとしています。でも、夏の疲れの出やすい時期でもありますよね。
ちょうどお盆休みです。帰省にお墓参りにレジャーにと、いろいろ忙しいかもしれませんが、
体を休めることも大事にしてくださいね。








ブログ内関連ページ:

2007/ 9/ 1付 「街の木の秋支度」
2006/ 1/24付 「冬のこずえの様子」 ムクゲの葉痕




posted by はもよう at 23:44| Comment(4) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。

夏の花ですね〜。
芙蓉が美人の形容、これはなるほどでした。
さしずめ、はもようさんは「人芙蓉」でしょうか(笑い)。
Posted by nakamura at 2009年08月15日 11:39
nakamuraさん、こんばんは。

はい、夏の花ですよ〜。

ひ、ひとふよぉ ですか?

なんか…エリマキトカゲのエリマキを 芙蓉の花びらに取り替えた
バージョンの絵が浮かびました。(^m^)ぐふふ…

Posted by はもよう at 2009年08月15日 21:09
トップの2枚は初めて見る色合いです。
とてもめずらしく感じます。
自分のブログで白いフヨウをめずらしい、と言われましたが、隣とお向かいと、毎日目にしていますと妙な感じです。
Posted by ディック at 2009年08月18日 20:25
ディックさん、こんばんは。
ですよねぇ〜。この淡いサーモンピンクはなかなか無いですよね。
私の行動半径ではこれ一本です。

白い宗旦ムクゲはうちの近所にも咲いてますよ。
写真は撮れませんでしたが…(^^;)

真ん中の赤紫が一番 一般的でしょうか?
ひと夏 ずっと咲いてて綺麗ですよね。(〃▽〃)〜♪

白い芙蓉は…やっぱり、ピンクが多くて白いのはこれ一本ですね。珍しいかな。
本当は白く咲いて赤くしぼむ 酔芙蓉を撮りたいんですけどね。(^O^)ノ
Posted by はもよう at 2009年08月18日 21:40
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