ニュースでもあちこちの被害のようすを伝えていて、寝ていたのが申し訳ないような
気がしました。お住まいのそば、崩れたり浸水したりしそうな場所はありませんか?
雨が止んでもすぐに安心とは行きませんし、台風も近づいています。ご注意下さい。
さて、前回記事にした「野生アサガオの名所」の フェンスいっぱいに咲いていた
小振りのアサガオよりも、更に小振りのお花が有りました。
特徴的なその花のかたち、ルコウソウです。しかも、葉っぱが丸いマルバルコウソウ。

もちろん、お隣さんも分け隔て無く記事にしてしまいましょう。(^^*)
アサガオの仲間の中でも かなりの個性派、ルコウソウ(縷紅草)。涼しげな細い葉っぱに
紅色の小さな星形の花を付ける 園芸植物として 人気のつる草です。
でも、日本の気候にはあんまり合わないのかしら?何となく、はかなげに咲いてますよね。
ところがこの、マルバルコウソウの方は、やっかいな雑草に指定されちゃいそうな勢いで
あちこちで繁茂しています。

もともとは、熱帯アメリカ原産のヒルガオ科サツマイモ属、一年生のつる性植物。
あ、図鑑によっては、まだは、webページによっては、マルバルコウという名前になっている
ところもあります。統一されていないのかな?
ルコウソウもマルバルコウソウも江戸時代から園芸植物として、日本でも栽培されてきた
そうです。
両者をかけ合わせ、羽衣ルコウソウ(紅葉葉ルコウソウ)と言う園芸種も作られたそうです。
お花は 朝から午前中いっぱいまで咲いている朝がた。この日はお日様が出ていないせいか、
あんまりちゃんと開いているお花が無くて 写真を撮るのに苦労しました。

葉っぱの陰でそろそろお花を開こうかな?なんてしているお花…。
ルコウソウの花は紅色ですが、マルバルコウソウのお花はオレンジ色です。

ぱあっと開いているお花は少なかったけれど、開くとこんな感じの5角形。
少し丸みがあるのがポイントです。

咲く直前の 花びらを傘のようにたたんだ形も可愛かったけどねぇ。(^v^*)
ルコウソウ(縷紅草)の「縷」の字には 糸の意味があるそうですから、やっぱり葉っぱの細いのが
基本なんでしょうけれど、それじゃ、集める光の量が足りないのかな。
マルバの方は元気ですね。
マルバと言っても ここのフェンスのお隣さんマルバアサガオとは違って、ところどころが
とがってます。画面、白い矢印のところなど。
マルバアサガオやマルバアメリカアサガオの葉は、毛深いですが、マルバルコウソウの葉は
毛深くないです。
この記事の写真に写っている毛深い葉っぱは マルバアサガオの葉ですよ。

それから実は、こんな風。
茎の先に2つ3つ一緒咲くので、実も2つ3つ一緒に下がります。

形はなじみ深いアサガオの実の形に似ているけれど、垂れ下がるのがポイントです。
葉っぱは細い方が見た目は綺麗だけどなぁ…。でも、この葉っぱだから、
迷惑がられちゃうほど元気にはびこれるのかな?(’’?)
草むらに広がる元気なオレンジ色の星、マルバルコウソウ。お見知りおきを。