今日も午前中、いつもおさんぽしている公園へ歩きに行きました。
朝、早めに出られたこともあり、ちょっと思い立って野生の朝顔が咲いている方へも
遠征してきましたが、そのときの写真はのちほどご紹介するとして、
今日の記事は、8/6に撮ってきたアオギリについてです。
7/19にご紹介したとおり、一昨年、アオギリのユニークな実の出来方を追いかけたのですが、
撮り損ねところがありまして、今回、その欠落部分を埋めることが出来たので、まぁ、
かなりマニアックですが、良かったら見てってください。

はい、アオギリの袋果が裂開して、若い種子が露出したところです。
2009/ 7/19付 「アオギリとアカメガシワ」
先月、記事を書いた頃に咲いていたお花は、
一昨年の記録によれば、(ここからしばらく一昨年・2007年に撮った写真です。)

めしべの一部にしか見えなかった場所が ぷうとふくれて、
5つに分かれ…↓こんな風に変わって、

さらに こう ↓ なるんです。ここまでは、詳しい方の解説どおり(記事の最後に参考ページ)に進んでいて、
自分でもちゃんと追いかけて、写真が撮れていたんです。

でも、このあと 写真を撮りに行かれないでいるうちに、すっかり進んでしまって
次に見たときには、

もうほとんど、実は完成しちゃってました。
↓この、豆のさやのようにも見える袋果が、開くところが見たかったんですよ。

それが今年、やっと見られました。
7/19に見たお花は、こんな風に変化して、袋果になっています。

めしべの一部にしか見えなかったのに、5つに分かれて、ひとつひとつが想像できないくらいに大きくなって、
まるでお豆のようですよね。

これが袋果です。実の中にはお水が入っているそうです。
こぼれる瞬間とか、木の下に水たまりとまでは行かなくても、お水
の染みが出来ているところとか…
見てみたかったのですが、解りませんでした。ちょっと残念。

袋果はたいてい5つ。
でも、時々6つに分かれていたり、せっかく受粉したのに途中で落ちてしまうのも有りで…結構バラバラです。

今年は比較的 低い枝にも実が付いたので 横からもねらってみました。
さあ、これが8/6のアオギリの枝先です。画面下の方には、お豆のさやのような袋果が有り…

画面上の方には 緑色で、袋果が裂開した実が、葉っぱのよううにうつっています。
まさにこれが、『果実が成熟しきる前に果皮が割れ、種子は裸出し…』って言うところ。

どうです?グリンピースみたいでしょ?
このあとは、この、葉っぱのように見える部分が枯れて、ふちにくっついてる種がしわしわになるんですよ。
面白い木です。
おととし、撮れなかった場面をカメラにおさめることが出来て嬉しいです。
ね、ね、とってもユニークな木でしょう?
もしかしたら、お花が今の形になった そもそもの成り立ちを今に残しているお花なのかもしれないんですって。
記事の最後に ↓ ちゃんとした先生の解説ページをリンクしておきました。
興味がわいた方は是非、見に行ってください。面白いですよ。(^▽^)ノ
ブログ内関連ページ:
2007/ 8/31付 「アオギリの実」
2007/ 8/ 4付 「5個の分果」
2007/ 7/20付 「アオギリ・受粉済みのめばな」
2007/ 7/11付 「アオギリ開花」 おばなとめばな
2007/ 7/ 3付 「アカメガシワなど…」 つぼみ
アオギリ
2007/ 1/25付 「冬のアオギリ」 冬芽
2006/ 6/24付 「初夏の実りなど」 アオギリのつぼみ
2006/ 5/18付 「あの木のその後」 新芽を開くアオギリ
2006/ 5/ 6付 「4月に出会った木の芽」
2006/ 3/14付 「身近な木の芽 その5」 冬芽の様子
2005/11/11付 「アオギリの実」 詳しい説明
参考ページ
「白岩先生の植物教室」 四季に生きる草木と昆虫
表紙
「アオギリ」
◎見てびっくりのアオギリの実り方。是非一度ご覧下さい。
ミズアオイ先生の「石川の植物」
表紙
「取材日誌 2004年版」
◎2004/7/11に おしべの葯の様子、2004/7/17に 若い実の様子が載っています。
盛りだくさんなので 見るのはちょっと大変かもしれませんが、とっても面白いです。
はもよう研究室の面目躍如、よ〜く分かりますね。もう、こんなに実が大きくなっているのですか・・・。
はい、アオギリの実の出来る様子。
一番ダイナミックな所を撮り損ねていたんですもの、
頑張らなくっちゃ…というわけで、記事にまとめてみました。o(^^o)
nakamuraさんが以前、記事に載せたあの…どこかの駅の
駅前のアオギリも…今頃こんな風かもしれませんよ。(^o^*)