2009年07月23日

夏のどんぐり

あ、暑いっスね。ちょっとここ2、3日涼しかったものだから油断してました。
今日から娘は学校で、夏期講習。お弁当持ってみっちり夕方までお勉強です。
冷暖房完備だし、窓からは癒しの雑木林が一望だし、避暑地に行った気分で頑張れ。
(…って、実際に言ったらぶたれそうです。)
息子の方も塾の夏期講習が始まってます。こちらは夕方から夜遅くまで。

おかげで、我が家の夕食に、団らんタイムは無くなっちゃいますが、
この夏にぐんと伸びる(予定 な)のでしかた有りません。頑張れ、受験生!!

さて、記事の方もこの夏の成長株、今年のどんぐり、成長の途中経過を確認です。

09_0723_konara1.jpg

どんぐりと言えばコナラの木。7/11の時点で、まだ、こんなもん。





私もついこの間までは、コナラもクヌギも区別が付かなかったんですけれど、
いつもおさんぽしている公園に、両方植えられているものだから、毎回比べて、
ようやっと区別できるようになりましたよ。

まだ不安の残る初心者さんは、HPにもう少し詳しいレポートがありますから、
大人の自由研究として、参考にしていただければ幸いです。

HP>おなじみの木>山の木>「コナラについて」

HP>おなじみの木>山の木>「クヌギについて」



さてさて、コナラの木はどうなったかな。葉の縁の 鋸歯のカーブがちょっと独特。
これがコナラの葉っぱです。ドングリは、今年出た枝(本年枝)の先に付きます。

09_0723_konara2.jpg

すんなり細いどんぐり型の典型。はかまとも、帽子とも呼ばれる殻斗(かくと)が、
うろこ模様のどんぐりになります。

ちなみに、カシの木どんぐりはしま模様ね。よこしま。しましま。(^v^)

09_0723_konara3.jpg

コナラは風媒花、受粉に虫さんの手助けは要りませんが、アリさんが通りかかりました。
7月のどんぐり、まだまだ、殻斗の中からはみ出すほどには、育っていません。
めしべの名残、3つに分かれた柱頭が つんと出ているばかりです。

どんぐりには1年で実るどんぐりと2年かけて実るどんぐりがあり、コナラは、
1年で実るどんぐりです。梅雨明け後の猛チャージにご注目下さいませ。



次はクヌギ。クヌギと言えば、栗の葉と間違えそうになる このトゲのような鋸歯の
細長い葉っぱ。

09_0723_kungi1.jpg

鋸歯に緑色が入っていないのがクヌギ、入っているのが栗の葉だそうですが、
いやなに、これからはドングリが付きますから見間違いようがないですよ。


クヌギの枝でどんぐり赤ちゃんを捜してみましょう。

09_0723_kungi2.jpg

え? 肝心の枝先がピンぼけ? いえいえ、枝先に注目したかったのはコナラの時。

クヌギの枝先、葉っぱの付け根には、確かに、今年受粉した雌花は付いています。
でもそれ、今年は もう変化しません。

クヌギは2年かけて実るどんぐりです。
今年成長するのは 去年の雌花のあと。白い四角で囲った部分です。

↓ アップにしてみますね。

09_0723_kungi3.jpg

ニット帽でもかぶっているような 可愛らしい芽が付いていますね。
これが去年受粉したクヌギのめばな、どんぐり赤ちゃんです。
これからものすごい勢いで大きくなって、秋にはコロコロ太ったどんぐりになります。



植物のことを調べ始めた頃、2年もかけて実るどんぐりって、どんな風に成長するん
だろうって思っていました。1年で実ってしまうものの倍の時間かけるんだから、
最初の年でちょっと大きくなって、次の年で更に成長して…なんて、想像しましたが、
実際は全く違いました。
受粉した年、ほとんど変化しないんです。どうして2年越しにしたのか解らないほど、
大きくなるのに要する時間は変わりません。

ではなぜ、2年かけて実るようにしたんでしょう? 私はまだ、答えにたどり着いてません。

たぶん…ですが、急な天候の変化や病気の蔓延に対応するためとかだったのかな?

でも、この間、トンデモもない冷夏の年、風媒花は実の量をがくんと減らしましたが、
あのとき不思議なくらい…クヌギも実が少なかったような気がして、おつむの中
ハテナでいっぱいになっちゃったんですよね。

虫媒花の樫どんぐりたちは例年どおりに実ったからなおのこと。
その年の長雨でコナラの実りの少ないのは解るけれど、あの年、クヌギもそこそこ
少なかったんですよね。
不思議だなぁ…。




もう一種、今度は常緑の 椎の木どんぐりのスダジイです。
鎮守の森の常連、シイタケの親の木、椎の木。関東で椎と言えばスダジイなんですって。

スダジイも2年かけて実るどんぐりです。

09_0723_sudajii1.jpg

葉の裏が茶色い、こんな常緑樹。お宅の近くにも植えられているでしょ。
あんまり背が高くならなくて、枝が太くなるので、子どもたちの木登りにも適した木。
しかも、これから実るどんぐりは、生でも美味しい ♪ おやつの木でもあります。


冬芽が並ぶ枝 にしか見えないかもしれませんが、これが、今年咲いためばなのあと。

09_0723_sudajii2.jpg

受粉に成功していれば、来年、どんぐりになる予定です。


こちらが、去年咲いてためばなのあと。もこもこと 形になってきたのが、
今年のどんぐり、コナラやクヌギとはまた、デザインの違う椎の実どんぐりです。

09_0723_sudajii3.jpg

この、白っぽい緑のカラのようなものが椎の実どんぐりの殻斗(かくと)です。
中の実が十分に成長すると、3つか4つに咲けて中の実が覗きます。

黒に近いほど濃い茶色、全体にうっすら生えてる産毛、輪切りしたら三角に見えるような
角のある実、樹皮も葉っぱもタンニンいっぱいなのに、生食出来る渋の無さ…。
本当に変わっています、スダジイの実。今年もたくさん実りそう。楽しみです。






ブログ内関連ページ:
どんぐり
2008/11/15付 「常緑樹のどんぐり」
2008/11/ 4付 「木の実 訪ねて…」
2008/ 8/ 1付 「夏のどんぐり」
2007/ 8/ 2付 「8月のクヌギどんぐり」
2007/ 8/ 1付 「外国産のドングリの木」
2007/ 7/30付 「7月のコナラどんぐり」
2007/ 6/ 4付 「今年のどんぐりの出来」
スダジイ
2009/ 6/ 2付 「常緑樹の白い花」
2008/ 5/19付 「スダジイの花」



posted by はもよう at 22:39| Comment(4) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

ドングリの魅力ですね。
成ったものしか気にしませんから、なるほど・・・です。
なお、ユリノキのエントリーをしておりますので、鑑定をお願いします。
Posted by nakamura at 2009年07月24日 21:39
nakamuraさん、こんばんは。
豪雨は、大丈夫ですか?

はい、こんな時期に実りかけのどんぐりなんか気にしている人は私くらいしか
居ないかもしれませんが、変化を追うのが好きなもので。(^^A)

あ、風に揺れるユリノキですね。
見るだけは見たんだけど…、あとでコメントしておきますね。(^▽^)ノ
Posted by はもよう at 2009年07月25日 00:06
かみさんがスパンキーの散歩のついでに葉付きのドングリを拾ってきますが、成長過程のさまざまなバリエーションがあって、葉が付いていないと、何のドングリか簡単には判別しがたいです。
Posted by ディック at 2009年08月02日 09:56
ディックさん、おはようございます。
あぁ、葉っぱ付きのどんぐり ♪ 良いですね。
完成形しか見られなかったら図鑑眺めているのと一緒ですもの。
成長の過程を眺めるのが楽しいんですよ。(^v^)
眺めているうちに何のどんぐりか解るようになるかもしれませんよ。(^v<)☆
Posted by はもよう at 2009年08月02日 10:19
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