2009年07月22日

あの花のその後

今日は皆既日食の日ですが…朝から雨でした。(-"-;) 空気読めよ〜、雲。
あ、でも、写真は撮れたので、最後に載せておきます。←撮れたっていっても
コンデジの極小サイズですけどね。(^^;)

さて、記事の方は、過去記事の補足、ヤブミョウガとハンゲショウについて。
対象も地味なら、記事の中身も地味です。申し訳ない。(^^A)

09_0722_yabumyoga1.jpg

お気に入りの観察スポット「北向きの斜面」にあるヤブミョウガの群生。
日陰好きなくせに明るいところも好き、だから雑木林の端っこが好き。
そんなお好みの場所に1mに達する巨体を並べています。




何度も取り上げてはいるのですが、再度、おさらいです。

ヤブミョウガ(薮茗荷):ツユクサ科ヤブミョウガ属、山地の林内に生える高さ0.5〜1mの
多年草。

葉っぱが大きい『葉は長さ15〜30cm…』ので、結構、見応えのある大柄な草です。
『茎や葉の表面はざらつく』…のに、葉っぱは薄暗い日陰で 艶っぽく光ります。
『狭長楕円形で、基部は鞘状になって茎を抱く。』
葉だけ見るとショウガ科のミョウガ(茗荷)に似てますね。葉の付き方もそんな感じ。



お花は『茎の先に白い花が輪生状に数段つき、両性花と雄花がまじって付く。』と、
手元の図鑑には書いてあります。

09_0722_yabumyoga2.jpg

輪生状に数段…なるほど、↑ こういう状態を言うのか…。



咲き始めのお花の穂です ↓。花びら(花弁)もガク(萼)も白くて見わけが付きませんが、
花びら(花弁)の方は一日でしぼんでしまうそうです。

09_0722_yabumyoga3.jpg

黄色い葯が付いているのがおしべ、それより長くて白いめしべがにゅっと出ているのが両性花。
よくよく見ると球状の子房がめしべの根元にあるのが解ります。

09_0722_yabumyoga4.jpg

3段目まで開いたお花の穂です。
めしべがにゅっと出ているところだけ、あとで実になります。

お花のアップです。
う〜ん、こうしてみると、花弁3つのガク(萼)3つと言うところでしょうか…

09_0722_yabumyoga5.jpg

そうするとやっぱり、おしべも6つでみんな3の倍数かな。(^m^)ふふっ。
子房コロコロの両性花と子房が退化して茶色くなっちゃった雄花が並んで撮れました。

はい、実になりかけているお花の穂です。
すっかり熟すまでの間、色が少しずつ変化していくのですが、その色合いが、中国の
翡翠などの天然石の細工物を連想させるような感じに推移していくあたりがお気に入りです。

実の形になったばかりの頃のこの薄い緑色…素敵でしょ。(〃▽〃)〜♪

09_0722_yabumyoga6.jpg

お花の穂の中で、両性花があったところだけ実になります。雄花の場所は花殻が落ちるだけ。
これから少しずつ色合いを変えて、
最終目標の『果実は直径5mmの球状の液果で藍紫色に熟す』をめざします。

ちょっとでかいですが、日陰に強いので、お庭や鉢植えにしても良いですよ。(^^*)




もうひとつはハンゲショウ(半夏生)、ドクダミ科ドクダミ属、水辺や湿地に生える多年草。
今年の半夏生の日、7/2にご紹介しています。

そのときに図鑑を読んでいて、気になったところ ↓ を検証してきました。

『夏至から11日目に当たる半夏生ころ花を開き、葉が白くなるからと言う。
また、葉の表面が白いので片白草とも呼び、半化粧と書く場合もある。』

まずは ↑ この部分。葉の表面だけが白くて、裏は変わらないという点。
白くなった葉っぱ(矢印)を引っ張って…

09_0722_hangesho1.jpg

裏返してみました。

09_0722_hangesho2.jpg

おお、全体が白い…じゃなくて、白くなった葉も、白くならなかった葉も、裏側は同じ色。
白い矢印の葉が、表が白い葉ですが、他の葉と同じ色です。はい、これで「片白草」確認。


次に気になるのはこの記述。
『花が開く頃、茎の上部の葉は白くなり、8月頃から再び淡緑色になる。』
まだ7月中なので、ちょっと早かったけれど、見に行ってきました。

09_0722_hangesho3.jpg

↑ こちらが7/1の写真です。 これに比べて…716には…

あれれ?↓ 白い葉どこ?

09_0722_hangesho4.jpg

もちろん、他の株にはまだ 白い葉が残っています。残っている方が多数派です。
何の加減か、この葉っぱだけ、急いで緑色に戻しちゃったみたいです。
でも、あんなに白かった葉っぱが何の跡形もなく緑色に戻るんですね。びっくりしました。



ハンゲショウの、お花の時期だけ白くなる葉は、お花の成り立ち、起源を知る
良い手がかりになるんじゃないでしょうか。

この工夫が功を奏して、同じような草が増えて、やがて葉っぱが変化して
今ある 様々なデザインのお花のもとになっていったんじゃないかな〜?なんて、
悠久の進化の歴史に思いをはせちゃってみちゃったりなんかして。(^v^*)へへっ。

この間ご紹介した、アオギリの お花から実になるまでがユニーク というのも、
似たような変化の事なんですよね。
あちらは、おしべめしべの起源は葉っぱなんじゃないか…という仮説を証明するのに
役に立つんじゃないかと言われているそうですし。


子どもの頃には興味が持てなかったけれど、大人になった今、改めて覗く自由研究の世界。
うふふ…はまってみたら、楽しいかも ♪




ブログ内関連ページ:
ヤブミョウガ
2008/ 9/22付 「マメアサガオなど」 色付く実
2008/ 7/25付 「藪茗荷と牡丹臭木」
2006/ 9 8付 「ヤブミョウガ」
ハンゲショウ
2009/ 7/ 2付 「半夏生(ハンゲショウ)」




そして今日のおまけは 日食の写真。
46年ぶりに日本で皆既日食が見られるとはいえ、それは我が家から遠く離れた南の島での
お話。我が家が位置する関東地方では部分日食になってしまいます。

写真撮る気なんて全然無かったんですよ。朝は雨で、雨こそは上がっていたけど、
雲は厚かったし。無理だと思っていました。

09_0722_s_eclipse1.jpg

でもね、見たら見えちゃったんです。厚い雲が専用の日食グラスの代わりになってくれて、
欠けてくお日様が肉眼でもまぶしくなく見えました。何が幸いするか解りませんねぇ。

09_0722_s_eclipse2.jpg

特別な機材はないですし、雲のご機嫌次第ですので、最大に欠けたはずの 11:13の
写真は無いんですれど。しかも、普通のコンデジです。まあ、昼間に三日月が撮れた…
程度の写真ですが、それでも撮れたので記念に載せておきます。

ちなみに画面が暗いのはカメラのせいです。
私のいる地域では部分日食なので、空の明るさはほとんど変化しませんでした。

09_0722_s_eclipse3.jpg

世紀の天文ショーに、ちょっとだけ参加しちゃいました ♪

次、日本で観測できるのは2012年5月12日の金環日食と、2035年9月2日の皆既日食ですって。
どうします?(^v^)





posted by はもよう at 22:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日食の写真を撮ったのですね。さすが!
まさか雲が切れるとは思っていなかったので、
買い物には持参しなかったのです。
11時過ぎ、ふと空を見たら
左上が三日月状態の太陽を肉眼で見たのです。
かえすがえすもカメラを持っていなかったのが残念無念でした。
Posted by ひろし at 2009年07月22日 23:03
ひろしさん、こんばんは。
はい、私も思っていなかったので、驚きました。
テレビで日食中継を見て、本来ならこの雲の上に〜と、
恨めしく見上げたのら、見えちゃったんですもの。 (^v^) ♪

でも、ひろしさんも実物は見られたわけで、やっぱり、ラッキーでしたね。(^▽^)ノ

直接見ちゃいけないとか、特別な観察方とかいろいろ言われていましたが、
結局、曇ったおかげで 何もしなくてもみられちゃいましたね。良かった良かった。
Posted by はもよう at 2009年07月23日 23:05
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