そうっと支度して、朝のおさんぽに出発!
朝露、朝しか会えないお花、寝ぼけ眼の虫さんたち…、いろいろ期待して、
いつもおさんぽしている公園へ 向かいました。
今日、初めてじっくり写真が撮れたのは、コマツヨイグサ。

咲いていたのは知っていましたが、なにぶん夕方から咲くと言う
主婦には写真の撮りにくいお花でした。でも今日は、曇りがちというのもあって、
朝が来たことに気づくのが遅れた模様。可愛いお花の写真を撮ることが出来ました。
この機会に、じっくり観察しちゃいましょう。
コマツヨイグサ(小待宵草)は、アカバナ科マツヨイグサ属、
『北アメリカ原産の2年草。 ←秋に芽生えて春から花を咲かせるそうです。
明治後期に渡来して、昭和になって広がった』比較的新しいほうの帰化植物ですね。
『関東地方以西の海岸、河原、空き地などに生える』んですって。
私が見たのは、空き地と 公園の草地の2カ所でした。
『茎には柔らかい毛が多く、根元からよく枝分かれして地をはい』
『上部は斜上してたかさ20〜60cmになる。』

『葉は長さ3〜6pの倒披針形で、下部の葉は羽状に中〜浅裂し、ふちは波立つ。』
へぇ〜、図鑑に書いてあるとおりです。←あたりまえ!
同じマツヨイグサでも ↓ メマツヨイグサとは大違いの小さい草です。

こうしてみると、葉と言い、茎と言い、全然違うものだなぁ。←これまた、当然。
お花は… ↓これ(白い矢印)が、つぼみでしょうか?先が4つに分かれて、
ツンツンとがってます。面白い形。

お花はマツヨイグサのお仲間らしい黄色のお花。
web検索したら、私の手元の図鑑の記述と、波田先生の記事に少し違いがありました。
岡山理科大の波田先生の記事 「コマツヨイグサ」
波田先生は『昼間に開花する』と書いていらっしゃいますけど、私が見る限りでは、
やっぱり 午後遅くから夕方にかけてお花が開いているものと思われます。
だって…私が見られる時間帯には、いつ見ても、開いてないんですもの。
やっと見られた 開いているお花。↓

直径は3cmほど。メマツヨイグサのお花が直径2〜5cmですから、同じくらいの
大きさなんですねぇ。
まぁ、コマツヨイグサは草丈が小さいし、一度にひとつずつしか咲かないから、
同じくらいと言う印象はないですね。

お花のアップ。 なかなか見られないので特大です。
花びらは、透明感のあるやさしい黄色。ハートの形で4枚。半分ずつ重なっています。
めしべの柱頭の先は、他のアカバナ科のお花でも良く見られるように4つに分かれています。
おしべは8個。ヤク(葯)の真ん中に花糸が付いているTの字型のおしべです。
ここから出る花粉は糸状のもので繋がっていて、お花に来た虫(スズメガなど)に
一度にどっさり運んでもらう作戦です。で、ダメなら自家受粉も辞さない構え。
なかなかしたたかでいらっしゃる。(^^;)
お花のあとは…この ↓ 棒みたいなの(白い矢印)が 実ですね。

実には見えませんが 図鑑にも『さく果は長さ2〜3cmの円柱形…』と出ていますから。
お花は咲き終わると赤みをまして しぼんでいきます。

同じマツヨイグサの仲間でも、マツヨイグサとコマツヨイグサはしぼんだお花が赤くなって、
オオマツヨイグサとメマツヨイグサはあんまり赤くならないんですって。
今、お客の虫さん歓迎中のお花と、もう済んだよのお花とをはっきり分けているのかな。
これは10日ほど前の 午後のお散歩で撮った写真。午後3時半でしたが、しおれた花しか
ありませんでした。このあとは主婦の繁忙期ですからねぇ、お花の写真を撮りに
公園をうろうろするわけにはいきませんもの。

だから今日、咲いているお花に会えて、とっても嬉しかったです。
それにしても、メマツヨイグサとは、似ても似つかないこの葉っぱ。覚えておきましょう、
コマツヨイグサと。(^v^) また、会おうね。
秋に芽生えて翌年の春に花を咲かせる2年草と言うことで、
冬の間はロゼットで冬越しするそうなので、
今度はロゼットを見つけてみたいなぁと思いました。がんばれ、自分。
そうそう、昨日の夕方、また、虹が出ましたよね。5/8の時にも見たんだけれど、
今回も同じよう。

私には端っこしか見えなかったけれど、東京の街中では二重のアーチがかかったらしいです。
5/8の時には朝刊の一面にも写真が載ったんですよね。今回は載らなかったけれど、
web検索すれば、昨日(7/19)の虹も見られます。人が撮った写真は綺麗でした。
上の写真の 右端にちょこっとだけ写ってます。精一杯の拡大でもこれだけ。

2重のアーチかぁ。見てみたかったな。見てみたかったな記念で載せときます。(o^v^o)
ブログ内関連ページ:
マツヨイグサの仲間
メマツヨイグサ
2008/ 7/27付 「メマツヨイグサなど…」
2006/ 2/ 9付 「ロゼットいろいろ」
その他
2009/ 6/ 8付 「マツヨイグサ属の花」
2009/ 5/29付 「雨上がりの草の花」
2008/ 8/23付 「栃木の山で出会った花 3」
2006/ 8/31付 「タニタデ」
2008/ 6/13付 「ヒナマツヨイグサなど」
2006/ 9/ 7付 「イワアカバナ」
夕方に開花する花というのは、ぼくにもなかなかつらいてころがあります。見つけても花の中身をしっかり確認できないので、「…ではないかな」と思っても、自信がない。
まあ、少しずつ憶えていきます。
オニドコロ、今週記事にしますが、やはり雄花だけです。
そうですよね。夕方開花するお花はなかなか写真に撮れませんよね。
ディックさんのブログのオシロイバナもそうですが…。
でもこれから秋になっていくと、開花時間が乱れてきて、
夕方のものが朝から咲いていたりしますよね。
それもまた、楽しみです。(^v^)
オニドコロのお花に会われましたか…、マクロで細部まで撮れたのかな?
旺盛に出た花の穂を引きの絵で撮ったのかな…?
見せていただけるのが楽しみです ♪ (^▽^)ノ
翌朝まで残っている花は、シベが落ちていたのでした。
オニドコロは引きの絵と近づいたのと2種類ですが、崖の上で十分には近づけませんでした。