2009年07月09日

ヤマノイモの葉

昨日は、記事の更新中に邪魔が入って、更新できませんでした。あけて今日は、
みんなで寝不足です。(^Q^;))) ああ、眠い。
雲は多いながらも、このあとはもっと湿っぽいかもと思って、また、大物を洗濯した
のですが…、乾くかな、心配です。

さて、昨日アップできなかった記事に移りましょう。ええっと、大変マニアックな話題と
なっておりますが、良かったらお付き合いください。
この時期、私の大好きなつる性植物が元気にはびこる季節なんです。
つる性植物に関する、どーでも良いような小ネタを連発する予定です。良かったら見てみて、
更に良かったら、仲間になってやってくださいな。(^^A)

09_0709_imonoha.jpg

つる性植物に関する小ネタ集第1弾は ヤマノイモの葉の付き方についてです。



公園を歩いていると目立ちだした芋の蔓。自然薯、もしくは山芋の葉ですよ。

09_0709_yamanoimo1.jpg

細い蔓に葉っぱがてんてん…。可愛いなぁ。(^^*)←この辺がマニア



芋の蔓でもブログに載せるべと、家に戻って図鑑を開きます。

ヤマノイモ:ヤマノイモ科ヤマノイモ属、山野に普通に生えるつる性の多年草。
『サトイモ(里芋)に対する名。別名の自然薯(じねんじょ)も山野に自然に生えるイモの意。
葉は対生し、長さ5〜10cmの三角状被針形で基部は心形、先は長くとがる。雌雄異株。』



でも、あれ? 心に中に疑問符が浮かびます。念のために、お仲間の「オニドコロ」の項を
見てみると…
『オニドコロ:…(略)…葉は互生し、長さ、幅とも5〜12cmの円心形〜三角状心形で、
先は長くとがる。葉柄は長さ3〜7cmで、基部に珠芽は付かない。雌雄異株…。』

ヤマノイモの葉は【対生】←ふたつの葉が向かい合って付く
オニドコロの葉は【互生】←向かい合わず、一枚ずつ交互に付く

なのに、この葉っぱ、ヤマノイモの葉にそっくりなのに、互生。
隣の蔓も…互生。

09_0709_yamanoimo2.jpg

ええ〜っ? 葉っぱでは見わけが付かないくらいそっくりなのに、ここの蔓、
互生と対生が 隣り合わせで走っています。

09_0709_yamanoimo3.jpg

どういう事?



ちなみにそっくりさんのオニドコロってこんな葉です。

09_0709_onidokoro.jpg

基本、横長ハートはオニドコロ、縦長ハートはヤマノイモです。
最初の頃は 違いが分かりませんでしたが、最近ではすぐに見わけが付きます。
どんなに形が似ていても、ヤマノイモとオニドコロとでは葉の質感から違いますから。



まぁ、もうすぐ花が咲きますから、花が全然違うので、咲いてしまえば一目瞭然…。

2008/07/26付 「つるに咲く花4」 オニドコロのめばな、ヤマノイモのおばな、
2008/07/12付 「つるに咲く花3」 オニドコロのおばな、アマチャヅルめばな、おばな



あ、でも、葉の付き方にバリエーション有っても良いのか?って言う疑問が残っちゃうか…。

おっかしいなぁ…と思いつつ、web検索。

そしたらね、おあつらえ向きのレポートを発見しちゃいました。
個人さんのHPです。しかも、最近は更新していらっしゃらない。でも、ムカゴから
育てたヤマノイモの栽培レポートが、とても綺麗にまとまっています。

HP「風に吹かれて」内、「ヤマノイモ栽培記」の中の ↓
「疑惑」

「疑惑」のところに最初の葉っぱが互生している話、のちの「専門家から」で専門家さんの
よく解る解説が読めます。

結論だけ書いちゃうと、
ものにからみつくのに互生の方が適しているためか、花芽が付く前の個体では、
後に対生になるものも含めて、互生のものが多い。ヤマノイモが対生に変化するのは、
最初の茎から 枝分かれした茎 以上から。

えーっ!!知らなかったぁ。\(@O@)/
んなわけで、お花が咲く前のヤマノイモは、葉の付き方で見分けようとしないこと。



長めのハート型のヤマノイモの葉。トランプのハートのマークは心臓をかたどっているとは
聞くものの、この時期、見回せば草むらはハート型の葉っぱだらけ。

つる性植物で葉っぱが対生…だからといって…この葉っぱはヤマノイモじゃありませんよ。

09_0709_saotome_k1.jpg

解ります?どこが違うか。つぼみの付き方?まぁ、それはそうでしょうが、ちょっと置いといて。

ええ、この蔓はアカネ科ヘクソカズラ属のヘクソカズラ、またの名をサオトメカズラです。
お花が付いてればすぐ解りますよね。葉っぱちぎれば、名前の理由もすぐに解りますケド。(^^;)



葉っぱでの見分け方は、真ん中の葉脈です。白い矢印のところ。

09_0709_saotome_k2.jpg

図鑑の難しい言葉を借りれば、ヤマノイモは「単子葉類」。葉っぱ一枚で芽生えた仲間。
葉脈は平行に走るのが基本です。

サオトメちゃんは「双子葉類」。芽生えたときに双葉が付いてた仲間です。葉脈は網目状。
葉脈は枝分かれを繰り返して葉っぱ全体に広がります。

09_0709_saotome_k3.jpg

そう思ってもう一度、サオトメカズラの写真を見れば、葉っぱは長めのハート型だけれど、
ヤマノイモのように対生するけれど、真ん中の主脈とそこから枝分かれして伸びる葉脈は…
ね、枝分かれしている。双子葉類の葉っぱでしょ。ヤマノイモの葉…じゃないんだな。



ヤマノイモ、オニドコロ、サオトメカズラ(ヘクソカズラ)…つる草、3大巨頭かな。
みんなハート型の葉っぱですが、しっかり見分けていきましょう。
これからお花の咲くこの時期が、葉っぱを覚える良いチャンスです。
みんな、お花が全然違うから。

この中で、是非お会いしたいのはヤマノイモですね。
お花も好きだけれど、ムカゴが絶品です。
まぁ、自然薯の方が良いんだけれど、掘るの大変だし(^^A)、
ムカゴはちっちゃくて面倒くさいですが、味は自然薯と一緒です。長芋のムカゴよりは、
自然薯のムカゴの方が自分の好み ♪ と言うのも調査済み。(^^*)

さぁ、探しに行かなくちゃ。




こんな感じでつる性植物の、どーでもイイよな小ネタをご紹介していきます。
お付き合いくださいませね。(^^#)




ブログ内関連ページ:

ヤマノイモとオニドコロ


2008/07/26付 「つるに咲く花4」 オニドコロのめばな、ヤマノイモのおばな、ヤブガラシの花
2008/07/12付 「つるに咲く花3」 オニドコロのおばな、アマチャヅルめばな、おばな

2006/08/01付 「山芋(自然薯)の花」
2006/07/22付 「オニドコロの花」

ムカゴ
2005/11/ 3付 「ヤマノイモ(自然薯)のむかご」
2005/10/29付 「ザクロ、ギンナン、長芋のむかご」

黄葉
2006/11/11付 「草もみじ」 ヤマノイモの黄葉



その他のつる性植物

2008/ 7/ 8付 「つるに咲く花1」 コイケマ、イシミカワ
2008/ 7/ 9付 「つるに咲く花2」 テイカカズラ、アオツヅラフジ、ノブドウ

2006/10/04付 「アマチャヅルの実など」 アマチャヅル、ヘクソカズラ、ヤマノイモのむかご、
2007/11/19付 「つるに実る実」 アオツヅラフジ、ノブドウ、ヘクソカズラ、ツルウメモドキ

2008/ 5/12付 「小さいつる草 2」 オニドコロ、クズ、ボタンヅル、エビヅル、ノブドウ、ツルウメモドキ、オオカモメヅル
2008/ 5/11付 「小さいつる草 1」 アオツヅラフジ、センニンソウ、テイカカズラ、スイカズラ

2006/ 7/16付 「つるになる草」 カラスウリ、ノブドウ、エビヅル、ヤブガラシ、アマチャヅル、カナムグラの葉 




posted by はもよう at 23:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
互生と対生の話、なんというややこしさ!
一度に憶えきれません。とりあえずは明日手近でいろいろと観察してみます。
こんばんは、ヘクソカズラを記事にしています。
Posted by ディック at 2009年07月10日 20:53
はい、ディックさん、対生と互生ですよ。

もっと言えばその上に 右巻きと左巻きの違いもあるそうな…
ややこしいでしょ。
いつの間にか 自然に覚えていた…って言うのが理想なんですけどねぇ。
どうでしょう。(^v^)

ヘク…いえ、サオトメカズラですね。はい、また見せていただきに参りますね。(^^*)
Posted by はもよう at 2009年07月10日 23:23
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