でも、日差しもあったし、気温も高かったし、今、梅雨だってうっかり忘れました。
ちょうどいいやとクーラーにも風を通しておきました。今年もしっかり働いてね。
さて、今日の記事は いつもお散歩している公園のノハナショウブ。

いずれアヤメかカキツバタの…お仲間の中では一番最後に咲く花っていうい印象です、
うちの方では。よく似たお花たちと比べながらご紹介します。
ノハナショウブ(野花菖蒲)はアヤメ科アヤメ属、山の草原や湿原に生える多年草で、
ハナショウブ(花菖蒲)の原種だそうです。
あちこちの庭園やお庭に植えられて、この季節を華やかに彩っているのは園芸用に
改良されたハナショウブの方で、こちらは地味だからたぶん、ノハナショウブだと思います。
図鑑の写真にも、webで見かけた写真にも似ているので、たぶん。(^^*)

この時期、いつもお散歩している公園の人工の小川のほとりにこんな風にたくさん咲きます。
いずれアヤメかカキツバタのお仲間で、一番早く出会えたのは、イチハツ(一初)。
5月の初めに記事にしました。
2009/ 5/ 9付 「青い花」

イチハツは お花の咲く時期が早いのと、花びらに白いビラビラが付いているのと、
葉っぱが平たくて幅広いのが特徴です。
次に会えたのは、アヤメ(文目)。5月の半ばでした。

花が似ているだけでもややこしいのに、「菖蒲」と書いて「あやめ」と読ませたりも
しますので、余計にややこしいです。アヤメには「文目」の表記の方をご利用ください。
「菖蒲」の字は サトイモ科のお花は地味で、葉っぱは菖蒲湯に使う良い香りの
ショウブにだけ ご使用になったほうが ややこしくなくって良いと思います。
アヤメは、葉っぱが規則正しく並んでいるところが織物の文目模様に似てたとか、
花びら(外花被片)の付け根(白い矢印のところ)にある網の模様を 綾目と呼んだとか…
そんな理由で アヤメ(文目)です。

他のお仲間はお水が好きなのに、アヤメだけは乾いた土地でも育ちます。
お花の真ん中に 花びら(内花被片)が、すくっと立っているのも特徴です。
で、5月半ばに咲いていたアヤメは今ではすっかり実になってます。

熟すとパカッと3つに割れちゃいます。
今度はちゃんと、撮ってすぐにご紹介するね。じゃあね、また来年ね。
それから5/27に見かけたのは、キショウブ。
今までのお仲間は日本に自生していたり、古い時代に日本に入ってきたものばかりですが、
キショウブは、明治時代にヨーロッパからやって来た ハイカラさんです。

葉っぱの真ん中にはっきりした軸があります。
ハナショウブ、ノハナショウブ、キショウブ…3つとも葉っぱの真ん中に軸があります。
ノハナショウブのお花の特徴は、花色が赤みの強い紫色で、
花びら(外花被片)のつけねに黄色いワンポイントが付いているところ。

お花の真ん中に 花びら(内花被片)が、そんなに立っていないのも 小さな特徴です。
全然立ってないわけではないんだけど、他のお花よりは地味です。
アヤメ科のお花でも、シャガとかジャーマン・アイリスなどもっと早くから咲いてる仲間も
あるけれど、他の子達は 悩むほどは似ていないと思いません?
まぁ、いずれがアヤメでもカキツバタでも 綺麗なら良いんですよね。

あ、うちの近所で、カキツバタが咲いている公園はまだ、見つけていないんです。
だから、このブログの いずれアヤメかカキツバタ…は、未完のままです。
なので、ちゃんと揃っているのはブログの外を頼りたいと思います。
「植物園へようこそ」の青木教授がまとめてくださったアヤメ、カキツバタとお仲間の相違点は
こちらのページです。→ 「いずれがアヤメ?カキツバタ?」
ブログ内関連ページ:
2009/ 5/ 9付 「青い花」
2007/ 7/ 5付 「ノハナショウブなど」
はもよう さんの記事を(たとえ来年まででも)お待ちしております。
あら、私を待たないで、どこかの庭園で探してくださいませ。(^^A)
まず、水の中に半分漬かっているような株です。
株の背丈は低く、葉っぱの幅は広く、真ん中に堅い軸はありません。
花びらの付け根、
ノハナショウブには黄色のワンポイントが付いていたあたりに、
白いワンポイントが付いています。
お花の時期はこれからなので、良かったら是非、私の代わりに
素敵なカキツバタの写真を見せてくださいませ。
お願いしたい ♪ ですわ。(^^*)←こらこら。