水蒸気で霞んでしまい、
あいにく、富士山がくっきり見える…というわけではありませんでしたが…(^^A)
それでもやっぱり、お日様が出ると気分が良いですね。
さて、今日の記事は、いつもおさんぽしている公園や近所で見かけた花だんのお花のご紹介。
まずは和風に…アヤメ科のお花。

昨日の雨に濡れて、いっそう趣 豊かです。
まぁ、野草ではニワゼキショウが、花だんでも外国産のアイリスやシャガなどが、
もうすでに咲いてはいますが、いちおう、いずれアヤメかカキツバタのお仲間内では
一番の早起きさんということで 一初(イチハツ)。

葉っぱの幅が広い(3〜4cm)ことと、花びらの上の白いもしゃもしゃが特徴ですって。
「一初」他にも、「一八」「逸初」「鳶尾」と言う表記のしかたがあるそうです。
別名も多く、
「コヤスグサ(子安草)」は、台風から屋根を守るといわれ藁葺きの屋根に植えられた事から、
また、花の中央の立ち上がっているところが、木にとまるトンビに似てることから
「トビオクサ(鳶尾草)」、他に「スイラン(水蘭)」の別名もあるそうです。
草丈は30〜60cmと小振りな方で、湿ったところを好むお仲間中、もっとも
乾燥に強いそうです。(屋根に植えちゃうくらいですものね。)
原産地は中国で、根を乾燥させたものを「鳶屋根(えんびこん)」「鳶頭(えんとう)」と呼び、
めまいや利尿に効果があるとされたそうです。日本に入ってきた時期ははっきりしませんが、
江戸時代に、薬草として紹介された資料が残っているそうです。
ジャーマンアイリスの一種ニオイイリスがお店で、「イチハツ」として売られている
事も多いそうで、う〜ん、この花…イチハツで良いんですよね。←おいっ!
次のお花は「ムラサキセンダイハギ(紫先代萩)」。
今回検索してみてびっくりしたのは、「仙台」とは関係なかったこと…(^^A)。
どうでも良いことですが、公園のこのお花のそばに「ミヤギノハギ(宮城野萩)」が咲くので、
地名とばかり思っていました…。

名前の由来は、歌舞伎の演目「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」だそうです。
「伽羅」と書いて「めいぼく」かぁ…。長くなるので、あらすじの紹介は ↓ こちら様で…
「ご機嫌!歌舞伎ライフ」様 内
「伽羅先代萩」あらすじ
まあ、お話の舞台は仙台、伊達藩のお家騒動 みたいですし…、
更に検索を進めていくと、仙台のような北国の花だから「仙台萩」という説もあったり、
砂浜に船を留め置く船台の近くに咲いていたから「船台萩」という説もあったりで、諸説紛々。
まぁ、web検索時の いつものパターンですね。ほんとのところはどうなんでしょ。(^^;)
ここまでしつこく語ってきましたが、歌舞伎の演目に由来した「センダイハギ(先代萩)」は
北日本の海岸に自生する宿根草で、マメ科センダイハギ(テルモプシス)属の黄色い花なんです。

それによく似た園芸種が、このマメ科バプティシア属のムラサキセンダイハギ。
でもって、歌舞伎とは縁のない北アメリカ原産。ありゃりゃ、仙台どころか海の向こうのお花です。
伊達藩とか…なんの事やらわからないでしょうね。(^^A)
ぷくぷく太って、豆がろくに入っていない さやがたくさん付きます。また、見に来よっと。
花だんの ムラサキセンダイハギのすぐ手前は、シラン(紫蘭)。今年も綺麗に咲きました。

もっとアップをねらおうとして…気づきました。あ、誰か、雨宿りしている。

虫、嫌いな方には、ごめんなさい。
でも、しっかりしがみついてて可愛かったんですよ。(^^*)
拡大画像はこちら。→日本ヒゲ長ハナバチ
蜂とは思えない長い触角、可憐で大きな複眼と間の白いとこ、毛深いあんよ…
ニホンヒゲナガハナバチだと思います。違っていたらごめんなさい。(^▽^)
触角が長いのはオスだって。可愛かったな。今日はよく晴れたから、
たくさんのお花を訪問できたかな
シランとムラサキセンダイグサの裏側にはカモミール。
英語ではchamomile(カモミール、またはカモマイル)、フランス語ではカモミーユ。
カミツレの和名は、オランダ語のカミッレ(kamille)から。
最近ではローマンカモミールも市場に出回るので、基本のカモミールの呼び名は、
ジャーマン・カモミール(German chamomile)になっているらしいです。

いろんな国に呼び名と利用法が伝わっているそうです。
さすが、ヨーロッパでもっとも歴史のある民間薬と言われるだけのことはあるわ。
ハーブティーや入浴剤に利用したあとは、土に埋めて土壌改良に。
どこまでも、役に立ってくれる薬草です。
それから、昨日の雨粒をいっぱいのせた「アレナリア・モンタナ」。
ナデシコ科アレナリア属、ヨーロッパ南西部、ピレネー山脈あたりの原産。

あんまり暑いのは苦手です。清楚で素敵なお花です。
春に咲く菊の花。ミヤコワスレ(都忘れ)です。

誰かが植えてくれました。
秋になると、カントウヨメナやノコンギクで、また、ひと悩みする予定ですが、春に咲く
紫色の菊のお花は少ないから助かります。
こちらは斑入りの葉っぱも美しい ブルー・デージー。

愛らしい 青いお花です。
下の3種は公園ではなくて、いつの間にか誰かが植えてくれる、道の途中の小さな花だんのお花。
お花が好きな人、多いんだなぁ…。
今の時期、青い花は少ないのでは?
今晩の「アド街ック天国」は亀戸をやっていましたよ。やっぱり天神さんとクズ餅ですな。
ということで、5月9日の隣の庭の花は、「イチハツ」に間違いなさそうです。確認がとれました(笑)
シラン…以外は知らんって。(^m^)定番ネタですね。
青い花ねぇ。少ないですか? このごろ増えてきたかもと思いましたが。
おお、アド街は亀戸に出没でしたか。(^v^) 良いところですよねぇ。
あ、天神様の藤はもう、終わっちゃったかな?
くず餅 ♪ 食べに行きたいです。
おっ、そちらでも、イチハツが咲いていましたか。
そうそう、白いのがポイントなんですって。
確認も取れたのなら 良かったです。
アヤメの仲間、一番の早起きさん。イチハツ。
なかなか素敵なお花ですよね。(^^*)