2009年05月08日

ハリエンジュとコデマリ

今日はほぼ一日中、雨でしたね。止みそうかなと思ったら、急に雨脚が強くなったり、
かと思えば、陽が差してくる瞬間もあったり…忙しいお天気でした。
こんな不安定な日には、それならではのお楽しみ。夕方には虹も出ました。ラッキー。

雨の中、出掛けてみると解るのですが、空気が湿って重たくなるせいでしょうか、
晴れた日なら飛んでしまう花の香りが 人のそばへ降りてくるような気がします。
今、うちの近所に漂う良い香りの発信源は ハリエンジュ。またの名をニセアカシア。

09_0508_harienju1.jpg

「♪ アカシア〜の 雨〜にうたれて…♪」と歌にも歌われた、ファンの多いお花です。




マメ科ハリエンジュ属の落葉高木 ハリエンジュ。別名はニセアカシア。
北米原産で 日本には明治の頃渡来し、各地で数を殖やしている。

「アカシア」っていうと、春先に咲く黄色いお花、「銀葉アカシア」って有るじゃないですか、
「ミモザの木」とかも言う…黄色いポンポンみたいなお花の。
あれとこれって、似ても似つかないでしょ。
何で、こんなに似てないお花が、同じように「アカシア」なの って思いませんか?

じつは、「アカシア」って本来は オーストラリアやアフリカに自生する
ニセアカシアには似ても似つかない木のことで、
何で ↓ この木が「偽アカシア」なのか?さっぱり解らないって言うのが ほんとのところなんですよ。

09_0508_harienju2.jpg

オーストラリアやアフリカに自生する「アカシア」は、同じマメ科ですがネムノキに近い種類で、
どちらかと言えば、春先に咲いてた 黄色いポンポンのような 銀葉アカシアなどのお花の方に
似ています。

Wikipediaの記事 「アカシア」

そんなこんなで私としては、「ハリエンジュ」と言う名前の方を使いたいところですが、
日本では、歌も、この木から採れた蜂蜜も「アカシア」の名前で知られているし、
「アカシア」の方が 通りがいいことも事実です。(^-^) まっ、しょうがないですね。


ちなみに「エンジュ」と言う木もあります。↓ 中国原産で、古い時代に薬用として日本に入ってきた木です。

2007/ 8/30付 「エンジュの花」

白い蝶形花、奇数羽状複葉、枝いっぱいに下がる豆のさやなど、共通点が多くて、
枝にトゲのあるこの木が「針エンジュ」というのも 頷けます。

09_0508_harienju3.jpg

ただねぇ…街路樹用に トゲのないハリエンジュが植えられているとかで…、それは
「トゲナシニセアカシア」って言うらしいんです。 ったく…、ややこしいったらありゃしない。(^^A)
うちの近所のこの木も、まだ、トゲを確認していないから、ことによると「トゲナシニセアカシア」かも…。


それと、この木…あんまり、お豆が実らないんですよねぇ。
エンジュのお豆はどっさり実って、写真にも撮れたんですが、ハリエンジュのペタンコなお豆のさやは
まだ、撮れていません。  何でかな? 

09_0508_harienju4.jpg

枝先にいっぱいの エンドウ豆のお花にそっくりな マメ科らしい香りの良いお花。
天ぷらにしてもいけるそうです。(^〜、^)食べたこと無いけど。



次のお花は、言わずとしれたコデマリです。バラ科シモツケ属の落葉低木。中国原産で公園などでよく見る。
春、桜と共にユキヤナギが咲いて、コデマリと共に初夏が来る…って感じのタイムスケジュールでしょうか。

09_0508_kodemari1.jpg

小さい手まり(小手毬)という意味の名前にふさわしい、可愛らしいお花の房(散房花序)ですよね。

私の家の近所でも、公園や街路樹の下に たくさん植えられています。
今盛んに咲いているツツジやサツキの引き立て役も良いけれど、白い花が好きな私は、
単独でも満足です。(^▽^*)

09_0508_kodemari2.jpg

一般的な連想ではないとは思いますが…この花が咲くとハナムグリの仲間が飛んで来るんですよね。
いよいよ、甲虫たちの季節が始まったなって、ちょこっとわくわくします。

ええ、昆虫ファンの男兄弟たちと 一緒に大きくなった名残ですわ。

それから、子どもたちを砂場で遊ばせていたときにも、この木がそばにあって…
根元を掘り返すと、たぶんハナムグリの幼虫だったんだろうなぁ…ちっちゃい甲虫の子がコロコロ出てきて、
その場にいた男の子たち、大興奮で、これを大きく育てれば カブトムシになるに違いないと
目の色かえてたっけ…。(^m^)←無理だって…


紅葉の季節には、落ち葉を魚に形に切り抜くって遊びをさんざんしたんだけれど、
枯れ枝に、落ち葉のお魚を挟んで砂場に立てて、海底の岩なんかを砂で作って水族館ごっこしていたら、
この、コデマリの枝が、ちょうど海草っぽく見えるよって、持ってきてくれた子がいたっけなぁ…。

コデマリのそばでよく遊びました。(^^*) 懐かしいです。

09_0508_kodemari3.jpg

今は、のんびりお花を眺めて、綺麗だなぁ…と。

そういえば、子どもたちを砂場で遊ばせているときには、花なんか眺めている余裕は、ありませんでしたねぇ。



最後は、これから盛りをむかえるヤマボウシの準備中のお花を葉っぱの透き間からのぞいてみた写真。

09_0508_yamabosi.jpg

桜が、散るか散らないかの内に咲き出して、すっかり散ってしまったハナミズキでしたが、
こちらも同様に、大きく目立つのはガク(萼)のような総苞片。お花は中央にちっちゃく固まって咲きます。
総苞片が大きく目立つようになるのは…お天気回復する 週末頃になるかしら?



とうとう、連休も終わっちゃいましたね。学校に、お仕事に、また頑張る毎日の始まりです。
風邪ひかないように、お元気でお過ごしくださいね。






ブログ内関連ページ:
シリーズ 木に咲く白い花 2009年版
2009/ 5/ 2付 「5月の木の花」
2008/ 5/15付 「木に咲く白い花」


エンジュ
2007/ 8/30付 「エンジュの花」
2006/12/ 7付 「街の木たち その3」



シリーズ 木に咲く白い花 

2008年版は ↓ この記事から
2008/ 6/29付 「リョウブの花」


2007年,2006年版は ↓ こちらの記事から。
2007/ 7/ 2付 「リョウブの花」



posted by はもよう at 23:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

ニセアカシア、本当に、ごもっとも!!
いっそ、別の名前を付けてもらいたいものです。
そういえば、この花の天ぷらはさくさくしておいしいです。大勢が集まった時の趣向にする程度のお味ですが・・・(笑い)。
Posted by nakamura at 2009年05月09日 22:40
nakamuraさん、こんにちは。
書き込み見落としちゃって(^^;)お返事遅くなりました。

えっ?ハリエンジュの花房天ぷら食べたことがあるんですか?
サクサク歯ごたえ中心の味わいですか…、まぁ、そうでしょうね。(^^A)

はい、ややこしい名前は混乱の元。じゃあ何が良いかなと
一日 考えてみましたが妙案は浮かびませんでした。
だからそのままの名前 なのかもしれません。(^^#)
Posted by はもよう at 2009年05月11日 15:21
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