2006年01月18日

キリの枝先(秋から冬)

これは、撮ってあったのにアップしそびれていた記事です。
ちょっとだけ、時間を巻き戻して見て下さいね。

去年11月の末、木の葉がほとんど落ちてしまった公園で、
ひときわ大きなキリの木も、落葉の季節を迎えていました。
大きくて毛深い葉っぱもすっかり落ちて、くねった枝振りがよく見えます。
枝先には実!…あれれ?二種類有る。…どっちが実?もう一つは何?

06_0118_kiri01.jpg









一枚目の写真ではよく見えませんでしたね。
もう少し大きくしてみましょう。

06_0118_kiri02.jpg

ほら、大きいのと小さいの。未熟な実と熟した実なのかな?
別の物なのかな?
風が吹き落としてくれたものを拾って、ひとつずつ見てみましょう。



06_0118_kiri03.jpg

まずは大きい方。定規のそばに置いてみました。
5cmくらい?パカッと口が開いて、中から何かこぼれてきます。

06_0118_kiri04.jpg

ゴミのようですが、これ…種ですよね。
図鑑に寄れば、キリの種は丸くて つばさが付いていて、
風に乗って飛んでいくんはずんなんですが、こんなにちっちゃかったなんて…。
確かに、ひとつの実に数千の種が入っているとは書いてありますが…
あっという間に育って 大木になるキリの木の種が、
直径3mmくらい? これって、シイナ? 十分に育ってるの?

06_0118_kiri05.jpg

枝先をよ〜く探すと、まだ青い実が…。ふむふむ。これが大きくなって、
パカッと割れたのねぇ〜。



06_0118_kiri06.jpg

すると、枝先についてたもう一つ。これはあまりに小さいな。
実…ではないのかしら?
図鑑に寄れば、この、小さい方の実に見えたものは、つぼみだそうです。


06_0118_kiri07.jpg

初夏にとった花の写真と見比べると…
ほら、咲いてる花の後ろに写っているつぼみ。ああ、こんな風に咲くんですね。
咲くのは初夏なのに、秋のうちから準備しているのかしら?
気が早いって言うか、準備がイイって言うか…驚きですね。

形が面白いので、つぼみのまま花材としても利用されれるそうです。
従来の分類法だと、
キリは(真夏にオレンジ色の花を咲かせるツル性の)ノウゼンカズラのお仲間と
されてきました。花だけ見ると、似てますよね。

アオギリ、イイギリ、ハリギリなど「キリ」と名の付く樹木はありますが、
葉が似ているために付いた名前で、分類学上のお仲間ではないんですよ。



今はもう、実はみんな風に落とされてしまって、枝には付いていません。
冬の枝先にあるのはつぼみばかり。
まだまだ風が強いです。あと半年、頑張ってしがみついているんだよ。

秋の枝をもう一度見直してみると、つぼみはぎっしり付いているのに、
実はまばらです。
咲いて実るまで、いろんなことがあるんでしょうね。
ひとつでも余分に残るといいな。
枝いっぱいの紫の花を見せてね、公園の大きなキリの木。


posted by はもよう at 09:05| Comment(6) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
早速ていねいな解説と分かりやすい写真の記事をありがとうございます。
やはり秋には実と蕾が一緒にあるんですね。
今年は注目して開花の様子や、蕾がいつごろ出るのか観察したいと思います。
Posted by 横浜のおーちゃん at 2006年01月18日 17:41
おーちゃんさん、こんばんは。

キリの枝先の様子は、秋の終わりに写して、
アップしそびれていたんですよね。
いずれ、HPの方に載せるつもりでしたが、
取り急ぎ、実とつぼみの部分だけまとめてみました。

私も つぼみの出始めは見逃してますので、
次のシーズンに観察して教えていただけるとうれしいです。
今後とも、よろしくお願いします。(^^)

Posted by はもよう at 2006年01月18日 20:58
なかなか勉強になりますね・・・。不思議な実はつぼみだった、実におもしろいです。また、桐の花はやはり、和風で色気もいいものですね。
500円硬貨も桐ですし、昔から桐は日本人に親しまれたのかもしれません・・。
Posted by nakamura at 2006年01月18日 22:43
~~~ヾ ^∇^おはよー♪ ございます♪
うーん、本当に興味深い,桐のすべて・・
今年、花を見るとき楽しみ・・
桐って、すごく大木でしょう・・
写真にはおさめきれないけど・・すっくと
空に向かって、咲くから目立ちますよね・・
今から、とっても楽しみ・・だわ・・
ありがとう・・はもようさん・・♪
Posted by グリーン at 2006年01月19日 08:17
nakamuraさん、おはようございます。

材木としての桐の価値の高さは、もう特別ですけど、縁起物としても、松、竹、梅に続いて 結構いろんなところに出てきますよね。

まだ調べている途中なんですが、もともとは、中国でアオギリが鳳凰の住む木として大事にされて来たという話が、伝わってくる途中で間違っちゃって、日本では、アオギリの代わりに桐を大事にするようになったのだ…という話をweb上で見つけたんですよ。

ほんとかどうだか解りませんが、誤解が元で縁起物になっちゃったのかな?なんて思いながら眺めるのも、乙なもんですよ。
Posted by はもよう at 2006年01月19日 09:46
グリーンさん、おはようございます。

えへへ、ほめられちゃった。(^^*)
キリに興味を持っていただけて、私も嬉しいですわ。

花も良いんですけど、春先の新芽がね、毛深くてふわふわしてて
可愛いんですよ。オススメです。
大木の枝は遠いですけど、結構枝垂れてくれるし、
ひこばえでも観察できますから、暖かくなったら、是非どうぞ。

グリーンさんのブログも、きれいな写真☆満載で素晴らしいですよね。
いつも ほわぁ〜っとため息ついて帰って来ちゃうけど、
応援してますよ〜。(^^)/
Posted by はもよう at 2006年01月19日 09:54
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