やっと朝練がお休みになって、息子はほっと一息つけたようです。(^^;)
一日中、傘が邪魔な程度の弱い雨が降ったりやんだりしてました。
春雨…って言うんでしょうか?
お天気の悪い日には、無理して撮っても綺麗には写らないから、今日の記事は、
晴れた日の写真の中からご紹介しましょう。
4/13に旦那さんとドライブに行ってきた里山っぽいところに、とっても個性的な木が
立っていました。

ほら、幹にとんでもないトゲトゲが付いてる木…サイカチですよ。
植物図鑑をぱらぱらめくっていると、どうしても目に付いちゃうユニークな木って
有るじゃないですか。どこかしら強烈な特徴のある木。
この、猛烈にトゲトゲの木、サイカチもその一つ。
サイカチはマメ科サイカチ属の落葉高木。マメ科としてはもっとも原始的な種類で、
初夏に咲くお花は、いわゆる一般的な 豆の花、'蝶型花'とは違って、もっと
素っ気ないです。…あぁ、でも、お花まで見に行かれるかなぁ?
お花のあとは幅広で、ねじねじねじれた大きな豆のさやを下げます。
お豆のさやを水にひたすと泡が立つようになり、石けん代わりに利用されたそうです。
でも、最大の特徴はこの、とんでも無い トゲトゲっぷり。
トゲトゲなだけでもすごいのに、そのトゲが幹から直接突き出している上に、
枝分かれして居るんですわ。

サイカチのトゲって、いったいどうなってるの? って思ったし…
近くで見てみたい衝動に駆られましたよ。
いやぁ、ここにあったんだなぁ…。(しみじみ…)
私、この木の前、何度も歩いているはずなんだけど…ここにサイカチが生えていたって
気がつきませんでした。ああ、なんと節穴なやつ。
でも、折角このトゲトゲな木を見つけたんだから、じっくり観察してみましょ。(^v^)
近づいてみて解ったのは、トゲに新しいものと古いものがあるって事。

これはみずみずしくて新しそう。
別のトゲの根元からは緑色の芽も出ているし…。

サイカチのトゲは枝が変化したものなんですね。
植物のトゲには、カラタチやクコのように 枝が変化したものや、
タラノキや薔薇のように表皮が変化したもの、サンショウのように托葉が変化したものなどが
有るそうです。

トゲの近くには葉の芽があり、マメ科らしい羽状複葉の葉っぱが、このあと大きく
広がっていくんでしょうね。
トゲトゲした枝もあれば、木の上の方の枝にはトゲなんか ひとっつも付いてません。

まるで、普通の木の 芽吹きのようです。

トゲトゲジャングルを更にアップで〜。
こちらは赤みもみずみずしさも消えた古株のトゲ。手や服などに引っかかると、
プンっと乾いた音がして、堅さと鋭さが伝わります。こんなんでひっかいたら
痛そうです。

結構人通りがあって、ちっちゃい子も通る場所に、こんなトゲトゲの木があっても
良いものなのかな?ちょっと気になりました。
それにしても、今まで図鑑でしか見たことの無かった木を、身近で見られて良かった ♪
出来ることならねじねじのさやを手に入れて、昔ながらのお洗濯ごっこがしてみたい。
見た目いかついサイカチですが、さやや樹皮からは染料が採れ、若葉はゆでれば食用に
なり、さやを水につけておけば石けん代わりに使えて、
さや、種、トゲは「皀莢:そうきょう」という漢方薬として利用されて来たそうです。
人や獣を寄せ付けないようなトゲだらけの幹なのに、なかなかどうして、
里山の人間たちは、ちゃっかり利用し尽くしていたんですね。
また、会いに来たいなサイカチの木。 このままここに、元気に立っててね。(^^*)
おまけは近くの木に絡んでいたアケビの花。もう咲いちゃったよ、一回り大きなめばなが。

そして、見上げると視界いっぱいアケビの花、花、花…。

わぁ、壮観! こんなに咲いてるんだから、実が実ったりしないかな?
人通りの多い場所だから、実ったらすぐに採られちゃうかな?
また今度、見に来たいなと思いました。旦那さんにお願いしておかなくちゃ ♪
サイカチ、秋葉原からお茶の水に線路沿いに歩くとそういう通りもあるようです。街路に植えるものですかねえ〜(笑い)。
なお、アケビの花はお見事!!(笑い)。
やー、なんかスゴイ木ですね〜。
豆科と聞いて、ジャックと豆の木
を思い浮かべましたが、ジャック
くんの登った豆の木がこれだった
ら、きっとボロボロになったでし
ょうね。
って、しょーもない話でした。
アケビの花も賑やかですね。私も
今日、アケビの花の写真を撮った
ばかりです。
でも、こんな満員御礼状態ではな
かったです・・・。
サカイチ、初めて知りました。
すごくインパクトがあるので、もし何処かで出会ったとしたら
おお!あのサカイチだ!とすぐに思い出しそうです(笑)
ハナノキではお世話になりましたm(__)m
先日見に行ってみると3裂の葉っぱがたくさん出てました(裂けてないのもありましたが)
どうやらあの木はハナノキだったみたいです^^
あ、秋葉原からお茶の水にかけて でしたっけ…。
前にブログで紹介されてましたよね、都会のサイカチ。(^^*)
すんごいトゲトゲなのに、人の多いところに生えてて良いのかな?って思いますが、
ま、誰もツンツンされてないんでしょうね。
アケビはたくさん咲いてましたよ。これでもほんの一部って感じでした。
天井一面、アケビのお花なんて部屋があったらいいなぁ…(^v^)
はい、ええっと…、豆科のトゲトゲ 2大巨頭の一つがこのサイカチ。
でも、サイカチはずどんと幹の太い 大木型。
もうじき花が咲くジャケツイバラのほうが、ツル性で
ジャックが登ったらズタズタになっちゃいそうだな感がありますよ。(^皿^)
どこかで会えると良いですね。
アケビはもぉ、イヤってほど咲いてました。
サイカチ、インパクトあるでしょう?
いやぁ、図鑑で 初めて見かけてからずっと
会いたかったんですよねぇ。
現物が見られてほんっとに嬉しいです。(^^*)
サヤも大きくて見応えありますよ。
あの花、ハナノキだったんですね。
自生地は限られているとか…。自生種だったのかしら?
根岸森林公園にサイカチの大きな木があるのです。花も実も撮ったことがありますが、老木でして、トゲがわずかしかありません。
ヒイラギの葉みたいな話ですが…。
ハイ、すごかったです。(^v^)会えて嬉しかったです。
え? 根岸森林公園にもあるんですか?
…ディックさんのブログに行って検索〜…
今、見てきました。
あんなの撮っていらしたのに、記憶にないです。←こらっ
きっとトゲが少ないからですね。
老木にはトゲが少ないのか…へぇ〜、ヒイラギの葉のトゲと一緒ですね。
ああ、しかし、羽状複葉 良いなぁ。私もまた 写真撮りに行きたいなぁ。