2009年04月01日

期間限定の葉

今日は一日 どんよりとして肌寒かったです。都内では雨が降っていると聞くのに
我が家の上空には、なかなか雨雲がやって来なかったので、
そろそろ部活をお休みしたいうちの息子は少し哀しそうでした。(^^;)
娘は中学へ、後輩たちの部活動へ顔を出しに行きました。楽しかったみたい。(^v^)

春一番に 顔を出したツクシちゃん達、次々に胞子を飛ばしてしぼんでいきます。
入れ替わるようにスギナが伸びて、これからしばらくあちこちにはびこります。

09_0401_tukusi.jpg

さて、今日の記事は スギナやツクシとは少し違うけれど、この時期、期間限定の
葉っぱたちをご紹介します。ちょっとマニアックですが、良かったらおつきあい下さい。




植物たちの中には生活サイクルを工夫して、よりよく生きていこうとするものがあります。
たとえば、まだ、競争相手の少ない 冬のさなかや春先に葉を広げ、
お日様の光を独り占めして、他の植物が生えそろい、日の光の取り合いを始める前に
姿を消してしまうもの…。

はい、3/243/27にご紹介したカタクリを含む「春植物(スプリング・エフェメラル )」も
その一種ですが、今回ご紹介するものも期間限定の葉っぱたちです。

まずはヒガンバナの葉。別名を「葉見ず花見ず」と言うくらい、ヒガンバナは、
花が咲いている間は葉が無くて、葉がでているときには花が咲かない植物です。

09_0401_higanbana.jpg

はい、これが冬に顔を出す葉っぱです。
なんの変哲もない細い葉ですが、艶があって、両端が濃いめ、真ん中が薄めの
ストライプの模様になっている点がポイントです。

秋に咲いたお花のあと、周りのものが全て枯れる冬を中心に日光を集め、栄養を蓄えます。

2008/ 9/23付 「ヒガンバナ」
2007/ 9/23付 「お彼岸の頃の公園」




同じヒガンバナ科のナツズイセンも、同様の生活サイクルをもっています。

これ ↓ が この時期にでる ナツズイセンの葉です。初夏にはしおれて消えてしまいます。

09_0401_natuzuisen.jpg

ナツズイセンは、この葉が水仙のようで、夏に花が咲くからこの名が付いたそうです。
お花は水仙とは似ても似つかなくて、淡いピンクから薄紫のお花です。

葉っぱは、毎年出るのですが、毎年咲くとは限らないので、
いつもこの葉を見ては、今年はお花まで見られるかな?と楽しみにしています。
過去記事を見ると…今年は咲いてくれる順番のような…(’’?) どうかな?

2007/ 8/ 7付 「ナツズイセン」
2005/ 8/ 2付 「ナツズイセン」





今度は ユリ科ネギ属のノビル(野蒜)です。

もう、このブログではおなじみですが、春先、他の草に先駆けて、もしゃもしゃっと
はびこって目立ちます。

09_0401_nobiru.jpg

他の草ほど、期間限定にはこだわらないのですが、他の草の勢いの強い 夏場などは
無理せず休眠しています。

でも、草刈り隊が通って、空っぽになった道ばたでは 真っ先に生えて来ますし…、
秋になって、少し涼しくなってからも、ちょこっと茂ったりします。

単なる細い葉は、特徴が無くて見分けにくいかもしれませんが、一本ちぎれば
匂いですぐに解ります。そして、根っこ(りん茎)の美味しさを知ってしまうと、
すぐに覚えることが出来るようになるます。良い場所に生えているのを見かけたら、
大きそうな株をめがけて抜いてみてくださいね。
和製エシャロットの野趣あふれる味をご堪能いただけますよ。(^^*)

お花の季節は初夏。線香花火のような、可愛いお花が咲きますよ。

2006/ 6/10付 「ノビルの花」




となりに伸びてきたのは ユリ科ツルボ属のツルボです。

09_0401_turubo.jpg

赤みがかっていることの多い つんつんの新芽。こちらも春先だけの 期間限定の葉っぱです。
ノビルよりは幅広のしっかりした葉っぱが束で出てきます。

ノビルは初夏に咲きますが、ツルボのお花は秋口です。
「参内傘:さんだいがさ」の異名どおり、傘をたたんだ姿に似た穂に薄紫のお花を咲かせます。

2008/ 9/ 7付 「実生のツルボ開花」
2007/ 9/16付 「つぼみ いろいろ」

ノビルの根っこ(りん茎)は食べられると書いてありますが、ツルボには書いてありません。
紫がかった球根みたいな根っこです。食べないようにしてください。



ほとんどの植物は、夏場の高温で雨の多い時期に葉を茂らせて、花を咲かせたり実を結んだりしますよね。
虫や鳥たちの活動も活発で もの皆 活力にあふれているように見えますが、
あえてそんな時期を避け、他の植物が休眠している冬をねらって葉を茂らせ、栄養を蓄える…そんな
生き方を選んだ植物も居るんですね。






葉っぱばかりで色気がなかったので、最後の一枚は今日のお題とは離れて、一緒に咲いてたお花を
載せておきます。
ユリ科ハナニラ属のハナニラ(またの名をアイフェイオン)です。

09_0401_hananira.jpg

たまに八百屋さんに売っている花ニラは、野菜のニラのつぼみですが、これは純粋に園芸用。
食べられませんのでご注意ください。おなか壊しますよ。

うっすらと青くて綺麗ですよね。
いつもおさんぽしている公園では、あんまり殖えないんですけど…。今年も咲いてくれて良かった。




ブログ内関連ページ:
ヒガンバナ
2008/ 9/23付 「ヒガンバナ」
2007/ 9/23付 「お彼岸の頃の公園」

ナツズイセン
2007/ 8/ 7付 「ナツズイセン」
2005/ 8/ 2付 「ナツズイセン」

ノビル
2006/ 6/10付 「ノビルの花」

ツルボ
2008/ 9/ 7付 「実生のツルボ開花」
2007/ 9/16付 「つぼみ いろいろ」



posted by はもよう at 20:20| Comment(8) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
読んでいて楽しかったです。ありがとうございます。
Posted by なお at 2009年04月01日 22:38
こんばんは
ツルボの葉って、こんなのなんですか。
見たことがありませんでした。
ノビルはこちらでもよく見かけます。
Posted by YAKUMA at 2009年04月02日 22:18
はもようさん、おはようございます。
私も先月、ヒガンバナの葉を撮ったところです。はもようさんも撮ったなんてうれしいな^^。
ハナニラ、今、マンションの庭で咲いています。青紫の筋が白い花に通って、素敵です。今年も写真撮りました^^。
Posted by winc at 2009年04月03日 10:04
なおさん、はじめまして。
コメントありがとうございました。
Posted by はもよう at 2009年04月03日 20:57
YAKUMAさん、こんばんは。
はい、ツルボの葉ってこんなです。
しかも、春先に赤っぽい葉が出て目立つくせに、
夏の間は姿を消していて、
秋になると葉っぱ抜きで、いきなり花を咲かせちゃうので、
ずっと正体不明でした。

ノビルはすぐに花が咲きますから、わかりやすいですよね。(^▽^)ノ
Posted by はもよう at 2009年04月03日 21:03
wincさん、こんばんは。
はい、ヒガンバナの葉っぱ、また撮っちゃいました。(^^*)
ツヤツヤでストライプ模様で、好きな葉っぱです。

ハナニラも綺麗ですよね。
園芸種らしく、色んな種類が有るみたいで
ひとんちのプランターのとか 眺めて楽しんじゃったりしてます。(^^a)
そうそう、青い筋が入っているんですよね。すっきりした印象があって、好きです。

wincさんの撮ったハナニラも、見せてくださいね。(^v^)
Posted by はもよう at 2009年04月03日 21:12
ヒガンバナにツルボですか。
たしかに、花は知っているけれど、葉は知りませんでした。
Posted by ディック at 2009年04月06日 20:39
ディックさん、こんばんは。
はい、ヒガンバナにツルボです。
この時季限定の葉っぱです。以後お見知りおきを(^v^*) なんてね。
Posted by はもよう at 2009年04月06日 23:40
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