2009年03月27日

カタクリの花

今日は、2月並みの冷え込みで、しかも、晴れたり降ったりの忙しいお天気です。
先週は高校の終業式で、昨日は中学の終業式がありました。これでまた、ひとつの学年が終わり、
ひとつ進級です。担任の先生、クラスメートの皆さん、お世話になりました。

さて、記事の方は3/24の記事で開花のようすをご紹介したカタクリです。昨日また行って、
追加写真を撮ってきました。

09_0327_katakuri1.jpg

ヤマツツジ(たぶん)の根元に咲くひと群れ。もう、すっかり満開でした。






2009/ 3/24付 「カタクリ 開花」


こちらは開いたばかりかな? 赤みの強いお花です。
綺麗にくるりと反り返った花びらが良い表情です。
カタクリは、ユリ科カタクリ属の多年草。

09_0327_katakuri2.jpg

万葉の頃からのお馴染みで、呼び名も多く、名の由来も様々。

葉の模様を 鹿の子どもの背の斑点に見立てて「片葉鹿の子」、
果実を 栗の実にたとえて「片栗」、
古い呼び名では、傾いたかごを意味する「傾籠:かたかご」など…。


雑木林の明るい日陰がお気に入りのすみか。雪国ではしばしば大きな群落になるそうです。
木の葉が茂る前に急いで葉を広げて 花を咲かせ実を結び、夏が来る前に姿を消してしまう
「春植物(スプリング・エフェメラル)」の一員。


この植物の 根(鱗茎:りんけい)から作られるデンプンが本来の片栗粉でしょうね。
人の身近に、惜しげもなく咲いていた花だったのかな。

↓このくらいの若い芽とつぼみは食用にもなります。癖が無くて美味しいですよ。
保護地のものは食べられませんけどね。

09_0327_katakuri3.jpg

今はすっかり少なくなってしまって、あちこちで保護され、細々と生き延びています。
お店で売られている片栗粉も、ジャガイモのデンプンから作られるようになってしまいました。

芽吹いたときには、ひょろひょろの細い葉っぱ一本でした。
それが少しずつ大きくなり、葉っぱ一枚で7〜8年かかって 花が咲くまでに成長します。

09_0327_katakuri4.jpg

このとき地面の下では じゃばらのような細い根っこが出て、球根のような(鱗茎:りんけい)を
ぐいぐいと 深いところへ潜らせていくそうです。

気に入ったからって、掘ろうとしちゃダメですよ。根は深いんですから。



大きくなっても葉っぱは2枚まで。うつむいて上がってきたピンクのつぼみが
やがて綺麗に開きます。でも、お日様の光が 当たらなければ開かない 省エネ設計。

09_0327_katakuri5.jpg

保護地は北向きの斜面なので、日の当たるのが遅いんですよねぇ。
この日はなかなか日が当たらず、しばし開花をお待ちしちゃいました。(^^;)
ほら、春の日差しを浴びて、気持ちよさそうです。



受粉担当はハナバチやチョウチョ。
お花をのぞき込むと ここに蜜があるよ!とばかりにギザギザの模様が付いています。
花びらの一番奥はちょっと出っ張っていて その奥に蜜がたまるようになっているそうです。

09_0327_katakuri6.jpg

下向いた不安定なお花の、奥の奥の方に有る ごちそう。
蜂も蝶も、蜜が欲しければ、この花粉だらけのおしべにつかまるより他に無いって言うのが、
この、カタクリの戦略ですね。蜜をもらった虫たちはみんな花粉まみれ。
で、隣のお花に行けば、一番長く伸びているめしべにその花粉を付けることになるんです。

めしべは自家受粉を避けるため、おしべとは反対方向を向いています。

無事、受粉が済んで出来た実には、エライオソームというアリさんが好む物質の付いた種が
ぎっしり詰まっています。
十分熟すと実がはじけて、種があたりに散らばるとアリがせっせと運んでくれます。
これでまた、新しいカタクリが殖えてくれれば、保護活動をしている皆さんのご苦労も
報われるというものです。(^^*)



真上から見るとこんな風。あの花びらの裏(?)側には洒落たしま模様が付いていたんですね。

09_0327_katakuri7.jpg

この葉っぱの柄が「片葉鹿の子」の鹿の子の由来ですよ。一度見たら忘れられないような 
特徴的な葉っぱでしょ。


この葉っぱにはこのお花…このミントグリーンにこのムラサキ色。
誰が決めたんでしょう。素敵なセンスですよねぇ。(しみじみ〜)

09_0327_katakuri8.jpg

心惹かれる美しい花、カタクリは、生息環境が限られるお花です。
でもたぶん、カタクリが元気に育つ場所は人にとっても暮らしやすい場所だと思います。
いつまでもこの 素敵なお花が見られるように、ストップ温暖化、CO2削減などなど、
いろいろがんばりたいと思います。



いつもお世話になってますミズアオイ先生の「石川の植物」のカタクリの記事がとっても詳しくて
感動しました。





いよいよ高校も中学も 2年生の終業式が終わりました。うちの子達、これで来月から3年生、
そしてW受験生です。 
手がかからなくなる代わりに、怖いくらい(^^A)お金がかかりますが、まぁ、それもしかたのないこと。
せいぜい支払った分くらい勉強していただきたいんですけど…
己の若かりし頃のことを思い出すと、そう強くも言えず…(^^;)あぁ、子を持って知る親の恩。(-”-;)






ブログ内関連ページ:

2009/ 3/24付 「カタクリ 開花」

「北向き斜面」の花
2009/ 3/ 9付 「カタクリのつぼみ」

2008/ 4/16付 「「北向きの斜面」の春の花」 ニリンソウとムラサキケマンの花
2008/ 4/ 7付 「ニリンソウなど」

2007/ 4/24付 「カタクリの花が終わって」
2007/ 4/10付 「北向き斜面の花」

カタクリ
2008/ 3/28付 「カタクリの花」
2008/ 3/ 7付 「カタクリの葉」

2007/ 3/17付 「カタクリなど」

2006/ 4/ 7付 「カタクリ まとめ」
2006/ 3/23付 「カタクリの開花」
2006/ 3/13付 「カタクリのつぼみ」
2006/ 3/13付 「カタクリの葉」
2006/ 3/ 5付 「カタクリ(過去日記の引用)」
2006/ 3/ 5付 「春の妖精」


posted by はもよう at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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