下がりますが、日差しは力強くて暖かでした。北上していった低気圧は北日本で、
大暴れしているようです。引き続きご注意ください。
さて、今日の写真は 昨日見つけた面白いもの。きのこの仲間ツチグリです。

とってもユニークな形でしょ。木の実やドングリじゃありません。きのこです。
どんぐりの木が並ぶあたり、毎年のように見かける場所で今年もコロコロ発生してました。
木の根っこの近くで、地中から泥まんじゅうのような形で姿を現すツチグリ。

湿気を吸うと外皮がパカッと星形に開き、その弾みで斜面を転がり落ちて散らばります。

見えますか?あたりに散らばったツチグリ。
乾燥すると 外側の皮が戻って来て中央の袋状の内皮を押しつけ、胞子が吹き出します。

湿気によって開閉を繰り返すので「きのこの晴雨計」とも呼ばれているそうです。
昨日は雨でしたから、開く開く。
同じツチグリを表と

裏で撮ってみました。

ああ、外皮から見たら、裏表は反対かぁ…。(^^;)へへっ。
外皮の外側は黒っぽい土色で、内側は白くてヒビ模様なんですよね。
真ん中の「袋状の内皮」の部分が直径2cmほど、全体でも3cmほどの可愛いきのこです。
散らばっている場所がどんぐりの木の下なので、普通の人はたぶん、どんぐりだと思って
見過ごしていますね。(^^*)
私にとっては、幼稚園の絵本で見て以来のあこがれの存在ですのに ♪
この公園で初めて見つけたときには感動しましたよ。

でも、不思議です。手元の図鑑には、このきのこの発生時期は「夏から秋」って
書いてあるのに、初めて見つけたときも、今回も、同じように2月なんですよね。
もちろん、秋にも見かけますけど。
ついでに、この冬 見かけたきのこをあと2つご紹介しておきましょう
雨が続いたあとに撮った タマキクラゲと、

お気に入りの観察スポット「隣町の公園裏の北向きの斜面」で見かけた赤いきのこ。

はっきりとは言い切れませんが、たぶん、ヒイロタケと思われます。
枯れ木に生える、乾燥にも日当たりにも強い 丈夫なきのこだそうですから。
冬は、菌類たちにとっても厳しい季節。それでも、何とか活動できれば、
競争相手が少なくて有利に立ち回れるメリットもあります。
色、形、仕組み、活動する場所や時期…。
いろんな工夫をして、きのこたちも命をつないでいるのですね。
ブログ内関連ページ:
2008/ 6/22付 「梅雨時のきのこ 2」 タマキクラゲも
2006/ 2/ 3付 「ツチグリに再会!」
2005/10/21付 「きのこいろいろ」
今日、2冊返しちゃいましたが、それでも今、キノコの図鑑類、図書館から5冊借りてます。
最近ツチグリを探しています。以前どこかで見たのに、探すとなるとなかなか見つからないです。不思議なものですね。
こちらはまだまだ寒いですが、あちこちで春の気配を感じてうれしく思ってます。
これで花粉アレルギーがなければ、もっとも好きな季節なんですけどね。
ホント、おもしろいですね。
観察が深いですね〜。
はい、きのこは面白いです。
奇想天外な色や形、一日で発生と消滅を繰り返す変化の大きさ。
観察していても面白いことだらけです。
でも、きのこの世界は奥が深くて、手強くもあります。
混沌さんも嵌ってみる?(^^?)
ツチグリ、面白いでしょう?
記事にも書きましたが、幼稚園の時に絵本で見かけて、
「こんなきのこがあるわけない。」と思ったのが出会いの始まりという
きのこです。今年も会えて嬉しいです。(^^*)
写真と山野草が素敵なブログをお持ちなんですね。
今度ゆっくり見せていただきますね。(^▽^)ノ
コメントありがとうございました。
はい、ツチグリは面白くて、人知れず密かにいろんな工夫をしている
面白いきのこです。
ご近所にあると良いですね。