汗ばむくらいまで歩くと、そのあと体が軽いんです。
鎮守様の森の写真シリーズ2つめは、今年の初めにもご紹介していますが、ヤブコウジの実を。

高くても20cm程度のちっちゃな木、ヤブコウジ。今、赤い実が付いています。
うっそうとした森の下、ちょっとしか実が付いていないのは、「十両」の別名のあるヤブコウジ。
ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木です。

ちょっぴり艶やかで 薄い葉っぱに、ギザギザの鋸歯。
落ち葉に埋もれちゃうほど小さな木ですが、赤い実がとっても目立ちます。健気だわぁ。(^^*)
鳥さん達には人気があるようで、実の付いていない株が結構ありました。
撮れて良かった。(^^*)
そっくりさんのマンリョウとの違いは、葉のふちのギザギザ。

マンリョウは丸っこい ↑ 波なみの線で、ヤブコウジは ↓ とがったギザギザ。
葉の質は、マンリョウが厚手でしっかりしているのに対して、
ヤブコウジは薄めで 柔らかいです。で、両方とも常緑。
冬の間中、枯れ葉に覆われる地面の上に 青々した葉っぱを広げてます。
ヤブコウジの「十両」に対して、「万両」ですからね。
実の付きは、マンリョウの方が断然良いです。それに、木も、大きくなります。

はい、こっちが、ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木、マンリョウです。
ヤブコウジがくるぶし程度の丈なら、マンリョウは膝の高さくらいまで大きくなります。
実は同じように赤いけれど、数はどっさり付いてます。

しかも、赤い色が少し違いますね。マンリョウの赤は、「青みがかった赤」っていう色の方です。
こちらも同じように、綺麗ですね。(^^*)
鎮守様の森は、落ち葉でいっぱい。こちらの石段には、こんな模様が出来てました。

ふふふ…、落ち葉オールスターズ☆みたい。
メタセコイア、ケヤキ、緑色のはシラカシの葉です。あ…ここには桜は混ざってないかな?
こっちにはニレ科の木の葉…覚えてます?どっちがなんの葉か。
黄色いのがムクノキで、緑色の方がエノキですよ。(^^*)
葉の周囲のギザギザが、一周しているのと、半周のとで見分けられます。

でもね、並べて撮ろうと思って、触った瞬間に解りました。
手触りが、本当に、全然違うんです。エノキはすべすべでしなやかで、
ムクノキはザラザラでパリっと堅めなんですよ。
次の記事は、1枚目の写真にも写り込んでた黄色い葉っぱについてなど…。
ブログ内関連ページ:
2008/ 2/ 2付 「マンリョウとヤブコウジ」
2008/ 2/16付 「杉と檜と椹」
2006/ 1/ 5付 「新年のごあいさつ」
マンリョウもヤブコウジも赤い実がかわいいですね。
吹きだまった落葉を観察するのも勉強になりますね。
今度挑戦してみます。
はい、マンリョウはたわわですが、ヤブコウジは地味で さらに可愛さアップです。(^^*)
枝に付いてる葉っぱをむしってしまうのは可哀想ですが、
落ち葉の季節はいろんな観察を楽しめる良いチャンスですよ。(^O^)ノ