2008年11月27日

メタとラク

今日は冷たい雨の一日でした。いよいよ冬が来るんだなぁ…。

今日の写真は落葉針葉樹の名コンビ、メタセコイアとラクウショウの紅葉をご紹介します。

08_1127_meta_sequoia1.jpg

圧倒的に常緑樹の多い針葉樹の仲間うちではユニークな2種。どっちもどっちと言えないくらい
両方 魅力的な木ですよ。





スギ科メタセコイア属の落葉高木。ふるさとは中国。別名は 曙杉(アケボノスギ)。
それから…「生ける化石」。恐竜時代に栄えて、その後絶滅したと思われていたので、
1945年に生きているのが見つかったときには大騒ぎになったそうです。

あけぼの色に紅葉するからあけぼの杉…なのか
地球の歴史のあけぼのの頃から生きてきたからあけぼの杉…なのか。(^^*)

メタセコイアの「メタ」はギリシャ語で「後に」と言う意味。
セコイア杉という、とっても背の高くなる木があるんですけど、その木に近い種類で
今はもう無くて化石でしかお目にかかれないと思われていたのに、見つかっちゃって…。

ん、じゃまぁ…って、「メタ」な「セコイア」属を新設したんですって。
「後にセコイアになる」グループ…って言う意味かしら?(’’?)ねぇ?


メタセコイアの最大の特徴は何でも「対生」…つまり、2つずつ向かい合わせってこと。
枝も葉っぱも花も実も、みんな2つずつ、律儀に律儀に 向かい合わせ。

08_1127_meta_sequoia2.jpg

枝の先に「短枝」が付いて、その両脇に「小葉」というちっちゃな葉っぱが並ぶ形。
お行儀の良い葉っぱが、押し葉にでもしたようにぺたんと平らに付いていて、
本当にメタセコイアを見ていると、直線で作るいろんな文様を連想しちゃいます。

紅葉が進むと ほかの木では見られないようなサーモンピンクに染まります。

08_1127_meta_sequoia3.jpg

お日様の光を浴びて、光り輝いちゃいますよぉ。ほら。綺麗でしょ。(^▽^)



こちらはご近所のカツラとのツーショット。

208/11/20付 「秋の彩り」

11/20 にご紹介した黄色と緑の2トーンカラーがあっという間にこんなことになってます。

08_1127_meta_katura.jpg

黄色い葉っぱが落ちてみたら、実の後がぎっしり。このカツラの木はメスの木でしたね。(^^*)



同じ記事でご紹介したラクウショウとのツーショットはこんな風…

08_1127_meta_raku.jpg

今度の方が解りやすく撮れましたね。左下がメタセコイア、右上がラクウショウです。

メタセコイアが 律儀になんでも2つずつ向かい合わせだったのとは違い、ラクウショウの
小葉は「互生」…つまり、互い違いです。

メタセコイアよりもずっと細い葉っぱが短枝に互い違いに並び、しかもあんまりぺたんと開きません。
遠目で見たらふわふわって感じに見えます。

08_1127_raku_usho1.jpg

ラクウショウ(落羽松)はスギ科ヌマスギ属、北米東南部・メキシコ原産の落葉高木。
別名はヌマスギ。根元が水没しても、気根という根っこの一種を出して呼吸できちゃう水辺好き。



こうして比べてみると メタセコイアとの違いが際だちますでしょう?
小葉は細くて繊細、よく見えないかもしれませんが、小葉も短枝もみんな互い違い…「互生」。
その上 結構 乱れがち。

08_1127_raku_usho2.jpg

「互生」のようなところもあったり、「対生」のようなところもあったりして、
規則正しく並んでいたメタセコイアとは違う表情。
きちんとしたメタセコイアに 自由なラクウショウ。どちらも素敵ですよね。

丸く黒く写っているのは枝先の実。
この繊細な葉っぱには似つかわしくないほど、ボリュームたっぷりのゴツゴツです。
葉っぱはいったん黄色になって、赤っぽい茶色に色付いて散ります。




いま、メタセコイアとラクウショウの林は、一年で一番 華やかな季節を迎えています。
良くはれた日には、用が有っても無くても、この林に来て、
メタセコイア 綺麗! ラクウショウも素敵! と目移りするのが楽しみです。

今日の冷たい雨で、また一段と、紅葉が進んじゃいますねぇ。
冬が一歩一歩、近づいてくるんだなぁ…。





ブログ内関連ページ:

2008/11/20付 「秋の彩り」
2008/11/21付 「金色ユリノキ」
2008/ 2/13付 「ラクウショウのつぼみ」

2007/12/ 1付 「メタセコイアの紅葉」
2006/12/26付 「メタセコイアなど」
2005/12/ 2付 「メタセコイアの実」



サイト内関連ページ

HP>おなじみの木>町の木>「メタセコイアについて」

HP>おなじみの木>町の木>「ラクウショウについて」


posted by はもよう at 21:22| Comment(6) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
メタセコイアが対生でしたっけ。区別のために憶えたあと、こっちがラクウショウであっちがメタセコイアと区別したら、もう忘れていました。根岸森林公園はメタセコイアが一本だけ、あとの数本は全部ラクウショウ。メタセコイアは丘の上、ラクウショウはやはり池のそばで、図鑑通り、湿地を好むようです。
Posted by ディック at 2008年11月29日 12:26
ディックさん、こんばんは。
はい、メタセコイアが対生です。
うちの方は2種、並んで林立していますので、
ついつい、比べて見ちゃいます。

どっちも好きな木です。(^^*)
Posted by はもよう at 2008年11月29日 20:44
今日、もう一度見に行って確認しつつ、両方ともばっちり撮ってきましたよ。
写真はぼくのほうがわかりやすいから、近いうちに似たような記事を載せたいと思います。
「律儀に律儀に向かい合わせ」ですか、ぼくは「品行方正」という言葉が浮かんできました。ラクウショウは「自由奔放」ですね。小葉の対生・互生の問題だけでなく、葉が醸し出す雰囲気が違います。
Posted by ディック at 2008年11月30日 22:11
ディックさん、こんばんは。
おおっ!もっとわかりやすく撮ってくださったんですね。
これは楽しみです。

メタセコイアは品行方正…確かに(^^*)。
規則正しいので、時々、幾何学紋様のようにも見えますよね。
で、ラクウショウは自由奔放。美は乱調に有りって感じです。

いや、ラク・メタについて、こんなに語れるとは…嬉しい限りです。(*▽*)
Posted by はもよう at 2008年11月30日 22:44
はもようさん、12月3日、4日と連続記事でメタセコイアとラクウショウを紹介しました。
Posted by ディック at 2008年12月04日 21:31
ディックさん、こんばんは。
おっ、例の写真ですね。

はい、見に行きます。(^O^)ノ
Posted by はもよう at 2008年12月04日 23:15
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