時間が経つにつれ雲がとれて、綺麗な青空が広がり、日が差して暖かくなりました。
今日も行楽日和ですね。…えぇ、我が家はおべんきょ日和ですが…(^^;)
さて、今日の記事は東京の街中育ちの私にとって、街路樹と言えばこの木!のプラタナス。
お気に入りの観察スポット「隣町の公園」にはとっても大きなプラタナスが立っているんですよ。

11/7に見に行ったときには、まだ緑色を残す葉の間に 可愛い実を下げていました。
基本情報は ↓ 過去記事に書いてあるのでよかったら見てみてください。
2005/12/ 2付 「プラタナスの仲間」
いやぁ、我ながらよく書いたなぁ。参考になるわ。←おいっ!!
かいつまむと、プラタナスというのはスズカケノキ科スズカケノキ属の学名をカタカナ表記したもので、
世界4大街路樹のひとつに数えられている、街路樹の代名詞のような存在でもあります。
手元の図鑑には、ヨーロッパ原産の「スズカケノキ」と北米原産の「アメリカ スズカケノキ」と
双方を掛け合わせた「モミジバ スズカケノキ」の3種が載っていました。
この木はたぶん、日本で一番多く植えられていると言われる…モミジバスズカケノキです。

スズカケというのは「鈴懸」と書き、ポンポンのような実が山伏の ↓ 鈴懸の衣を連想させたと言われています。
「山伏の服装」 HP「本山修験宗総本山 聖護院門跡」 内
で、こっち ↓ はモミジバスズカケノキの実。

可愛いですよね。
この実の付き方でも、スズカケノキとアメリカ…を見分けられるそうです。
長い柄の先にひとつずつしかポンポンがないという実の付き方は、アメリカ…の実の付き方です。
スズカケノキの実は、長い柄に4〜3個の柄のない実が付くそうです。まだ、見たことはないのですが…。
で、雑種である モミジバスズカケの場合は、時折この長い柄が二股とかに分かれて、2つ付いたり…
3つ付いたり…まれに4つ付いたりするそうなんですよ。
しかも数が増えると柄のない実とかも出現するらしくて…まさに、両親の特徴が揃って現れたな…
なんてことになるそうです。
大きな木を支える、太い幹。

写真って大きさが伝わらないからなぁ…なんて思いますが、大きな木です。
ところどころ はがれ落ちて出来る樹皮のまだら模様もイイ感じ。(^^*)
同じ事思ってたわけじゃないでしょうけれど、こんな子もいました。

カマキリです。もう、お相手見つかったのかな?ここは暖かいけど、冬はすぐそこだよ。
それから少したった同じ木の様子。

だいぶ葉っぱが散って、落ち葉のじゅうたんも厚みを増していました。
うっそうとしていた木の下も明るくなりました。

葉っぱ 一枚一枚が大きいから、落ち葉をふむ音も大きいや。がさがさばりばり…ふふふ。(^^*)
以前にもご紹介していますが、ここでまた、プラタナスの面白い冬芽の様子をお見せしましょう。
ええ、これが、今付いている葉っぱの付け根の部分。

プクンとふくれた葉の柄。この葉が落ちると…

冬芽が出てきます。
葉の付け根の部分が 冬芽を覆って守っていたんですね。

はい、お世話になりました。並んで記念写真です。
大事に守られているんだなぁ…と感心した直後に 思いました。
これから方が寒いのに…(−−;)
ま、何はともあれ、春まで頑張れ。また、可愛いポンポンみたいなお花を見せてくださいね。
あーあ、落ち着くなぁ、プラタナスの木の下は…。やっぱり、おなじみの木は良いな。
これもまた、太い幹に寄りかかって上を撮った写真です。

逆さまじゃないですよ。幹に寄りかかって、そのまま上を写したんです。
そういえば、印象は似ているけれど、ユリノキは背高さんで、プラタナスは横広がりですね。
この木は縦も十分に高いけれど、そういえば、樹形が違うなぁ。
結婚して郊外に住むようになって、顔なじみの木の種類は 飛躍的に増えました。
でも、子どもの頃なじんだ木には、いつまで経っても 強い親しみを感じます。
幼なじみに会って 思い出話してきたような、そんな満足感がありました。
きっと、私よりもずっと年上の 大きな大きなプラタナス。
いつまでも そこでどーんとそびえていてね。また会いに来るね。(^▽^)ノ
ブログ内関連ページ:
2006/ 4/20付 「モミジバスズカケの芽」
2006/ 2/11付 「枝先の見つけもの」
2005/12/11付 「新宿御苑のプラタナス」
2005/12/ 2付 「プラタナスの仲間」
というより、ああこれがプラタナスなんだと、その特徴がわかったことだけで満足してしまいました。
根岸森林公園前のユリノキの並木は、最初はプラタナスだと思い込んでいましたが、あれはやはりユリノキです。あんなに木を虐めてはいけませんね。
あぁ、はい、はい、見ました、ディックさんのブログで大きなプラタナス。
あれも大きかったですよねぇ。\(@O@)/
昭和記念公園のHP↓にはモミジバスズカケノキが紹介されてますよ。
http://www.showakinenpark.go.jp/season/summer.html
同じ木でしょうか?(’’?)
はい、根岸森林公園前のユリノキの写真も見せていただきました。
すごく変形していて可哀想でした。(><)
街の木は、いろんな事情があって可哀想な木が多い分 余計に、
悠々と元気に枝を伸ばした 自然樹形の大木に出会うと、
もうそれだけでとっても嬉しい気持ちになりますね。
うわっ、こんなになるんだ! と感動でした。
カメラを持っていなかったのが残念ですが…。
へぇ、神代植物公園にも大きなユリノキがあるんですね。
巨木はすごい迫力ですよね。
私が見たのは新宿御苑でしたが、樹皮の凸凹感が全く違うのに驚きましたよ。
カメラを持っていなかったとは、残念でしたね。