でも、明日からはぐっと冷え込むそうです。
まぁ、今までの気温の方がおかしかったのですが、寒くなるのは嫌だなぁ…(><)
さて、今日の記事は、昨日の記事の写真と同じ場所で見つけた葉っぱについて。

エノキやムクノキの葉を拾っていたときに、同じ地面に散らばっていた葉。
綺麗な黄色い葉っぱですが、どの葉っぱにも短い枝が付いていました。
いつもおさんぽしている公園の遊歩道が角になっているところ、
エノキやムクノキ、クワの大木が並んでいて、ケヤキとサクラが点在しているあたり…。
とっても背が高くて、葉っぱやお花に手の届かなくて、なんの木だか
全然見当の付かない木が立っているんですが、その木の葉っぱです。
たまたま、短い枝が落ちちゃったのかな? でも、辺りを見回してみたら、
あっという間にこんなに見つかりました。赤い葉っぱは、比較用のサクラの葉です。

どうやらこの木は、短枝ごと、葉っぱを散らしてしまう木らしいです。
普通、こういう葉は「複葉」と言われるのですが、う〜ん、複葉なのかな?
もう少しサクラの葉と比べてみましょう。

いやぁ、なにげに結構似てるんですよ。
葉脈の走り具合と言い、葉の周りのギザギザ(鋸歯)と言い…。
ただ、まぁ、ギザギザの先はトゲみたいに細いけど…? サクラと近い種類かな?
ちなみに樹皮はこんな感じ。

でこぼこのぼそぼそ。上の方の若い枝は手が届かなくて見えません。
じつは、この木、ウワミズザクラなんです。
春に咲く白いブラシのようなお花も、赤いつぶつぶの実も、楽しませてもらったけれど、
眺めたのは、お気に入りの観察スポット「隣町の公園裏の北向きの斜面」でのこと。
家の近所のいつもおさんぽしている公園にも有ったのねぇとビックリしました。
もっとも、この木がお花を咲かせても、下の方に枝がないので気づかないかもしれません。
赤い実も、鳥さん達のおなかに入ってしまうのか、落ちているのに気づきませんでした。
見上げてみると、高いところに葉っぱが茂っていました。

あちこちweb検索してみたところでは、どうやら、雪の重みで 枝が下がったり
しなったりするようですが、暖かい地方だと、雪の重みに耐える必要がないので、
とっても大きくなり易いんですって。
何せ、ウワミザクラの実は、人よりも鳥さん達用なので、鳥さんたちに近いところの方が
良いんでしょうね。この木も とっても背が高いです。
頑張って葉っぱのところを撮りました。

もう一度よく見てみましたが、図鑑には「複葉」とは書いてありませんでした。
web検索してみると、これは「本年枝」だと書いてありました。
岡山理科大 波田先生のページ
「ウワミズザクラ」
今年出した枝はほとんど落としてしまい、来年になればまた、同じ場所から枝を出すそうです。
枝ごと落としてしまうのだから「複葉」と機能は一緒なのですが、枝の先にお花が付くので
こういうときには「複葉」とは言わないのだそうです。
あとは「蜜腺」にも特徴があるんですって。あ、今回はそこまで撮っていません。
この次の機会には是非、控えめな「蜜腺」も写真におさめてみたいです。
へぇ〜、いろんな葉っぱがあるものですねぇ。
複葉のようで複葉でない。
ウワミズザクラの葉っぱが、こんな風にまとまって落ちるだなんて初めて知りました。
面白いものですね。
今度は他所の公園を歩いていても、ウワミズザクラだって解ります。うれしいな(^^*)
ブログ内関連ページ:
2008/ 8/21付 「タマアジサイなど…」
2008/ 7/29付 「いろんな木の実の今」
2008/ 4/22付 「オトコヨウゾメとウワミズザクラ」
2007/ 7/23付 「ウワミズザクラの実」
2007/ 6/18付 「木の実準備中 その3」
2007/ 4/23付 「ウワミズザクラなど」
何も知らずに、葉っぱの写真を撮っただけでした。
もう一度出かけて落葉や葉のつき方を調べてきますね。
あ、ウワミズザクラの葉っぱ、撮ったんですね?
今年の枝、落ちてませんでした?
この木だけかなと思ったら、波田先生のページでそういう性質なんだって
ちゃんと確認できました。嬉しかったです。
「黄・紅葉」の記事と同じ アカシデとコブシは次の記事に載せましたよ。
やっぱり、どちらも同じように…秋ですね。(*^^*)
ウワミズザクラの葉って、こうやって落ちるんですか。
知りませんでした。
今年は花を見ることができなかったので、また来年みてみたいと思っています。
葉っぱの観察もしてみます。
(^▽^)ノ はい、私も知りませんでした。
でも落ちていたんですよ。(^^*)なかなか綺麗でお気に入りです。
来年はお花にも紅葉にも会えると良いですね。