道ばたも、どこもかしこも草刈りが済んで何も残っていません。
久しぶりに となり町の公園へも行ったんですけれど、めぼしいものもなく、
残念な一日でした。しゅん。
でも、記事の方は別の日に撮った写真。いつもおさんぽしている公園のヒノキの仲間、
コノテガシワです。

夏からこっち、街角でこんな実が付いた木を見かけませんでしたか?
都会でも見られる身近な植木ですよ。
針葉樹って、みんな似ているし、花だか実だか解らないし、
取っつきにくくて、ついつい、後回しにしちゃってましたが、この実、
やっぱり気になりますよね。(^^;)

コノテガシワは ヒノキによく似た葉っぱが手のひらをあわせたように立つので、
子どもの手にたとえて、「児手柏:コノテガシワ」というそうです。
ヒノキ科コノテガシワ属、中国原産といわれていて、中国ではお寺やお墓に
普通に植えられている木で、現地では高さ10〜20mくらいになる常緑高木だそうです。
公園の木は3mくらいはあったかな。(’’?)
でも、こんな実の付いた木の、もっと小振りなものを お店の間仕切りや鉢植えなどで
よく見かけることと思います。
園芸種がたくさん有るそうで、小振りな木は「千手:せんじゅ」というた園芸種のことが多いようです。
あと、良く聞く「コニファー:Conifer」というのは松ぼっくりのような毬果(コーン)をつける
裸子植物のことを表すことから、針葉樹の総称のようになっているのだそうです。
大きなグループとしてはマツ科とヒノキ科などが有って、コノテガシワはヒノキ科のコニファーと
いうことになります。
これからはクリスマス用に、園芸店の店先に、コニファー類がたくさん並ぶんですね。
さて、コノテガシワの名の前半部分は解ったとして、後半部分が疑問になりませんか?
柏って…「柏餅」のカシワとは葉っぱが全然違いますよね。
この場合の「カシワ」は「炊ぐ葉:かしぐは」つまり、料理を盛りつける葉という意味だそうです。
しかも、中国ではこの文字→「柏」はヒノキの仲間を表す文字だそうで、
中国名は「側柏」というそうです。
それから、葉っぱにもタネにも薬効成分が含まれていて、生薬として利用されても来たそうです。
e-薬草.com 内 「コノテガシワ」
厳密に言うと、この葉っぱは葉だけではなく、枝も含まれているので、
「枝葉」という書き表し方になるようです。
雌雄同株で 同じ株におばなもめばなも咲く種類です。
3月頃、地味な花を咲かせ、真夏の頃に 若い実がふくれて目立つようになり、
今、秋のこの時期にぱかっと割れて ↓ タネを落とします。

タネ…見えますか? 松ぼっくりのタネみたいに翼は付いていません。
開いちゃったあとの姿の方が お花みたいになってますね(^^:)。

樹皮は、老木になると繊維状に裂ける…と図鑑には書いてありました。

よぉく見てみると…確かに、樹皮は縦に裂けています。
ツタの葉がからんでいますね。ツタの葉は、もう少ししたら赤く色付くかな。
今日はハロウィンでしたね。で、明日から11月。
あぁ、早いなぁ。もう、今年もあと2ヶ月ですよ。何かやり残していることはありませんか?
実りの秋もあとひと月。うん、頑張ろう(^v^)
今日は、お勉強をさせていただきました。
木の話は、難しいですが、おもしろいですね。
なお、ホント、年の瀬が気になります(笑い)。
はい、特に針葉樹のたぐいは初心者には難しいですねぇ。(^^;)
でも、この木、あまりにも身近にいっぱいあるので、
とうとう調べてみる気になりました。
ものすごく地味なんですけれど、
今度は春に咲くお花もねらってみようと思います。
年の瀬…心配ですね。
自分のお財布もだけれど、イライラした人が街に増えそうで不安です。(`、`)
語源は大切です。納得して憶えないとわけがわからなくなりますから。
あ、そうですよね。植物図鑑の名前はカタカナ表記ですから、
名前の由来や意味が分からないと 覚えにくいですよね。
街中にたくさん有る木ですから、今度見かけたら、
これかぁ〜と思って 見てみてくださいね。(^^*)