半月前までは30℃とかだったのに下がったものですねぇ。
まだ、体が慣れていませんから風邪をひかないようにご注意下さいね。
台風も近づいているそうです。
さて、今日の記事も いつもおさんぽしている公園の地味な野草のお話。
前2つの記事に載せた野草よりも、細々生えているのがアカネです。

9/16、17日にお花を見かけましたのでご紹介します。
アカネ科アカネ属の多年草。
赤い色の染料として古くから利用されてきた、茜(あかね)色のアカネです。
アカネ科といえば、ヤエムグラやヘクソカズラの属する科ですよ。その筆頭ですから、
条件さえ整えばものすごく蔓延る力はあるはずなのですが、たぶん条件が整わないのでしょう。
いつもおさんぽしている公園の隅に、今にも消えそうに わずかな株が生えています。
しょっちゅう通っている場所なのに、見つけたのは去年で、かなりビックリしたんですよね。
2007/ 6/15付 「アカネ」
これがあの有名な「アカネ」かぁって。(^^;)その顛末は過去記事 ↑ で。
ほら、パカって開いた4つの葉っぱが良い感じ ♪朝露が葉っぱの先にたまっているのも愛らしい。

茎はひょろ長く、葉の付く間隔が開いていて、全体に細かいトゲが生えています。
図鑑の記述では「つる性植物」になっていますが、からみつくタイプではないので、
原物を見ると(’’?) 意外な感じがします。

茎のトゲであたり構わずよりかかり、のたくり回って、薮をこしらえるはず…なのですが、
いつもおさんぽしている公園では、あんまり殖えません。
昔 たくさんあったうちの生き残りなのかな…そう思うと寂しいような…。

お花は、葉のわきから集散花序を立てて咲きます。小さな小さなお花です。
しかも、色は茎と同じような色で、目立ちません。
精一杯のアップで どんっ!

ああ、去年 ↓ とは違って、開いたばかりですね。おしべの葯が黄色いです。
2007/10/ 1付 「アカネの花」
花冠は五裂、おしべも5つ、めしべの先は…見えないけれど2つに分かれていて、
実が、2つずつくっついて出来るそうですが…去年は草刈りにあって、見られず仕舞いでした。
今年はどうかな?

お花の付いているすぐ下まで、茎にはざらざらのトゲがいっぱいです。
今日、見に行ってみましたが、お花はもう、終わっちゃっていました。このあと実る
実は液果(ジューシーな実)で、赤から黒っぽく熟すそうです。
染料にするのは「根っこ」の方です。乾かした根を臼で付き、熱湯をくわえて煮出すそうですが、
…ちなみに、乾かすと赤くなるから「赤い根」アカネなのね。…
とっても手間ひまがかかるので、最近は秋田県角館の方でしか染めていないそうです。
また、アカネの根は利尿や止血などの薬用にも利用したということです。
ブログ内関連ページ:
2007/ 6/15付 「アカネ」
2007/10/ 1付 「アカネの花」
この花、ツルでしたですか??
ざっくりと撮ってきましたが、またそのうち・・・。はもようさんのマクロ?がすばらしいです。
はい、なんか…茎が間延びしていて蔓みたいです…って書こうとして、
図鑑を見たら「つる性植物」って書いてありました。(@O@)びっくり
あ、マクロデスか?へへっ、蚊に刺されながら頑張りました。(^^#)