今日の日中は雨の降らない時間帯もあって、比較的穏やかでしたが、夜中に大雨が降りそうです。
どちら様も十分に御警戒の上、事故など無いようにしてください。
さて、今日の記事ですが、アカスジキンカメムシ…って、ご存じですか?
「歩く宝石」とも言われる綺麗な羽のカメムシです。まぁ、私に言わせれば宝石は言い過ぎですが、
飾りボタンくらい綺麗な虫…ですね。(^^;)
で、成虫は綺麗なのですが、幼虫はとっても可愛くてユーモラスなんです。

ね、背中に 元気な子どもの笑顔が付いていますでしょ。(^▽^)
自宅近くのナツツバキの葉の裏に キンカメ幼稚園が 期間限定 臨時開園していましたので、
その様子をご紹介しますね。
見れば見るほど面白い背中ですよね。web検索すると、いろんな見方があるようです。
泥棒ヒゲのおじさんとか、わははカメムシとか…。
でも私は、五味太郎さんって言う有名な絵本作家さんの書かれる 子どもの笑顔にそっくりだと思います。

このユニークな虫に初めて気づいたのは、2005年のこと。
そのころはまだ、カメムシって言う虫の、成虫と幼虫では姿が違うなんて事を全く知らなかったので、
手元の図鑑を眺めても、この虫の名前を見つけることは出来ませんでした。
でもこんな風に、葉っぱの裏に色とりどりのカメムシが付いているのが面白くて、写真を撮っておいたのでした。

こんなに違いますが、これ、5齢(終齢)幼虫と成虫…と、成虫に成り立て個体です。
ね、「宝石」よりは「飾りボタン」でしょ。大きさは カメムシにしては大きめの2cmほど。
日本の虫にしては鮮やかでなかなか綺麗な虫でしょ。でも、死んじゃうとこの輝きは失われちゃうんですよ。
あ、逆さにしてみると、孫とおじいちゃんにも見えますね。うふふ…、やさしそうだ、おじいちゃん。
でも、このあと、なかなか会えませんでした。会えないながら、いろんなブログを巡っているうちに、
この虫の名前が分かり、姿が違うけれど成虫と幼虫なんだと分かり…
新しい写真を撮りたいなと思っていました。
で、今年、やっと会えました。

5齢幼虫とはまた、姿が少し違います。もっとちっちゃい幼虫ちゃんが集団で葉の裏に並んでいます。
期間限定 臨時開園 キンカメ幼稚園に遭遇です。 わぁい。

ひと群れが、一匹のお母さんが産んだ卵の分…兄弟…ですかね。多少大きさが違うような気もしますが…。
あっちにも、こっちにも、葉の裏にたくさん並んでいます。

手前は大きい子組、もっと上の方には小さい子組…。
短い期間にたくさん孵化したようです。

ちっちゃいうちは集団行動。ご飯はナツツバキの実の汁で、みんなでとりついてちゅうちゅうします。
で、お休みするときには、葉の裏でみんな並んで…お昼寝?かな。可愛いなぁ。
成虫はどこにいるのかな? まだ時々 新しい卵が産み付けられているようなので、
お母さんカメムシに遭遇してもおかしくないのに…と、探していたら、

あ、卵をあずけに来たママ 発見!!うわーっ、遠くてちゃんと写らないや。
でも、これきっと、ママカメムシですね。綺麗な背中が見えなくて、ちょっと残念。
もぉ、面白くて、お散歩に行く前と後に、毎日見上げて観察しちゃいましたよ。
よその人が見てたら、なんと思ったでしょうねぇ、恥ずかしい。(^^A)
でもでも、収穫はありましたよ。ほら、これ、↓ 脱皮したての幼虫ちゃん。

オレンジ無地の虫が…
おさんぽから帰ってきたら…

もう、どこへ混ざっちゃったか解らない。
…でも、たぶん同じ場所。…あの子とあの子…かな?
アカスジキンカメちゃんの幼虫には白っぽいタイプと赤っぽいタイプが居るそうですが、
手前の2匹…上が白っぽくて、下が赤っぽいですよね。終齢とは少し表情が違うかな?
終齢幼虫になると、単独で見つかることが多くなります。
まぁ、この大きさで集団で居たら、目立っちゃってしょうがないですよね。

そうそう、申し遅れましたが、この模様…一応、鳥のフンのふりをしているそうです。
いや、見えないから。鳥のフンには。
でもね、体の部分部分をよぉく見ると、一人前になったときに光り輝く体になれるんだよって言う
片鱗はうかがえます。

ほら、頭や足の部分に キラキラってラメっぽい輝きが見られますでしょう?
アカスジキンカメムシは幼虫のまま枯れ葉や木の皮の下で越冬し、
翌年の春に成虫になって活動を始めるそうです。
2005年8月に私が写真に撮った幼虫は脱皮していましたけど…。(^^;)
ちびさん幼虫のうちは集団で居ましたが、終齢幼虫にもなると行動範囲も広くなるのかしら?
見かける数が ぐっと減ってしまいます。羽もないのにどうやって、どこへ行くのかな?
主食は葉や実の汁ですが、好き嫌いはしないタイプのようで、いろんな木で見られるそうで…、
ナツツバキ、シャラの他に、コナラ、フジ、ミズキ、キブシ、ヤシャブシ、
エゴノキ、ホウノキ、ヌルデ、ハゼノキ、キハダ、トサミズキ、モクレン、
たまにはアジサイなどの落葉広葉樹。それに、ヒサカキ、ツバキ、アオキなどの常緑樹。
スギ、ヒノキ、クロマツなどの針葉樹の実にも付くそうです。
wikiには、「繁殖に際してはスギやヒノキの毬果内部の種子が必要なようである」なんてことも
書いてありました。
フリー百科事典ウィキペディア内「キンカメムシ」のページ
集団で居ると庭木を傷めやしないかと心配になる方もあるかもしれませんが、
木、そのものにそんなに悪さはしませんし、よく見りゃかわいいですから、
どうか見かけてもそっとしておいてあげてくださいね。
アカスジキンカメムシの期間限定 臨時幼稚園は、最近、入園者が減ってきました。
そろそろ閉園の時期かもしれません。また来年も、会えると良いな。
またね、綺麗なカメムシちゃんのジュニア達。
来年、素敵に変身したらまた来てね。
私は出会い頭の被写体を記録するだけで終わってしまいます。
アカスジキンカメムシの今まで撮った写真を集成すれば、同じ記事が出来るのでしょうが、その集める根性が弱いのです。というわけで、記事にはならないでしょう。
閉園になる前にどこかで会いたいものです。
ぼくは見た目がおもしろくないと、あんまり写真を撮ろうという意欲がわかないので、たいがいそのまま見逃してしまっているようです。
あはは…(^▽^)、
ひろしさんはすでに図鑑を4つも作っていらっしゃいますもの。
私なんか足元にも及びませんわ。
アカスジキンカメの黒い色違いにも会ってませんし ♪
今回の写真もほんの数日間に撮ったものですからたしいたことないですよ。
引き続き 頑張ります。(^^*)
ハイ、これがアカスジキンカメちゃんの幼虫です。
可愛いでしょう?
何処かで見ていただけると良いですねぇ。(^^#)
そうそう、結構居るんですよね、カメムシ。
この時期は若い実がたくさんありますから、
その実にとりついてお食事しているカメムシさんをたくさん見ます。
結構 一つ一つ個性的で面白いですよ。
その上、成虫と幼虫のデザインが違うんですもの。(^^*)
楽しませていただきました。
お〜!
カメムシ君!
と呼ばなければ・・・(笑い)。
お楽しみいただけましたようで何よりです。(^^*)
カメムシ君を今後ともよろしくお願いします。
アカスジキンカメムシが、お近くでもナツツバキの葉の裏にいましたか…。
葉裏にずらっと並んでいますから、初めて見るとぎょっとしますよね。
この子達 大して害はなくて、綺麗な成虫になります。
見守ることに決めて下さってありがとうございます。