2008年07月21日

身近な薬草

やっぱり、夏休みって何かと用事が多いですわ。(^^A)
昨日はとうとう、記事を更新できませんでした。でも、家族でちょこっと出掛けて、
娘の新しい浴衣を買うことが出来ました。

ちょうどおそろいの下駄と巾着も売っていたので、買っちゃいました。(^^;)
家に戻ったら早速 着てました。つい最近、学校で着付け方を習ったばかりとのこと、
一人で上手に着てちゃんと帯まで締めていました。いやぁ、学校って有り難いわぁ。

さて、今日の記事はいつもお散歩している公園から。

08_0721_kitune_mago1.jpg

また、このお花の季節だな…なんて思いつつこの時期公園で咲くいくつかのお花を
写真を撮っていたら、ちょっとした共通点に気づきました。
このお花は、キツネノマゴ。夏から秋にかけて咲く、キツネノマゴ科の小さなお花。




こちらの公園では、そこいら中に生えている ありふれた花ですが、身近な薬草として
利用されてきたそうですよ。

08_0721_kitune_mago2.jpg

長崎ではこのお花を「目薬花」とも言うそうで、一度乾燥させたものを煎じた汁で目を洗った
そうです。お風呂に入れて腰痛に、煎じ汁を飲んで風邪薬に使ったと紹介する人もありました。

シソ科とかゴマノハグサ科とかを連想させるお花ですが、アカンサスっていう背の高い園芸種や
コエビソウとも呼ばれる重なり合った「苞」が綺麗な鉢花などと同じ仲間なんですよ。

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名前の由来は、この可愛らしい穂が狐のしっぽのようだとか、お花が狐の顔に似ているとか、
諸説があってよく解らないそうです。



一足先に咲いたオオバジャノヒゲの花が、↓ こんな風につぶつぶの実になる頃

2008/ 6/25付 「大葉蛇の髭と姫藪蘭」

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その向こうの ↓ 日陰がもっと濃いところに有ったジャノヒゲのつぼみが…

08_0721_janohige1.jpg

そろそろ、咲き始めました。

08_0721_janohige2.jpg

公園の大きな木の下に、木漏れ日のスポットライトを浴びて浮かび上がるような小さな花。

このジャノヒゲも、やはり身近な薬草なんですよ。
初冬に根の肥大した部分を切り取り、よく洗ってから天日で乾燥させると…

08_0721_janohige3.jpg

「麦門冬(ばくもんどう)」とよぱれる生薬になるそうです。
そっくりさんのオオバジャノヒゲ、ヤブラン、ヒメヤブランでも良いそうです。
効き目は滋養強壮、咳痰を止めるなど。

秋に実る青い実も楽しみです。



東京人が一足早いお盆をむかえる頃から咲き始め、水辺などで夏中咲き続けますよね。
この花はミソハギ科ミソハギ属の多年草、ミソハギ。

08_0721_misohagi1.jpg

お盆の頃咲いて、切り取ってお仏壇に供えたり、お水を含ませたり、お祓いしたり…。
身近だから別名もたくさんありました。

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お花の咲いている頃に刈り取って、全草を乾燥させた生薬を「千屈菜(せんくつさい)」と言うそうです。


下痢止め、急性腸炎、膀胱炎などには煎じ汁を飲ませて、同じ汁をガーゼなどに付けて
あせもや靴ずれに、それから、夏ののどの渇きを和らげるのにも使われたそうです。

08_0721_misohagi3.jpg

お盆のお供物やお墓を清める禊ぎ(みそぎ)のために利用したから、禊ぎ萩(みそぎはぎ)。
身近な薬草で、お盆の祭壇に飾ったミソハギ。
意外にキッチュな赤紫色で、これから秋風立つまで咲いてます。



足元の草むらでは、お花の終わったドクダミと、これから、花芽を出すゲンノショウコの葉っぱが
広がっていました。

08_0721_yakusou.jpg

ドクダミは腫れ物の毒消しに、ゲンノショウコは下痢止めに、文字のないほど古くから
日本の人々の間で利用されてきた有名な民間薬のひとつです。

面白いのはドクダミの名前の由来。
あんまり臭い葉っぱだから、何か「毒」を「溜めて」いるのに違いないって言う誤解からですって。
それに、ドクダミの別名「十薬:ジュウヤク」は、馬に与えれば10種の薬草と同様の薬効が
あると言うことなんですってね。



邪魔なくらいはびこる草、どこにでも有る草が薬草だなんて、なんだか頼もしいですよね。



今回はこちら様の情報をたくさん使わせていただきました。→ 「e-薬草.com」
毎度(勝手に)お世話になっております。 m( _ _ )m



ブログ内関連ページ:

2005/12/ 6付 「キツネノマゴ」
2008/ 6/25付 「大葉蛇の髭と姫藪蘭」
2008/ 1/12付 「ジャノヒゲの実」
2006/ 1/25付 「ジャノヒゲの実」
2007/ 7/12付 「ミソハギの花など…」
2006/ 8/ 2付 「ミソハギの花」
2008/ 6/ 8付 「6月の道ばたの花」
2007/10/18付 「公園の野草(10月)」
2007/ 9/14付 「公園のゲンノショウコ」
2006/10/12付 「小さい実り」



posted by はもよう at 21:28| Comment(4) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
東京の下町のお盆、迎え火をした記憶はありますが、ミソハギというのは舞岡公園で観察を始めてから初めてしりました。
はもようさんは知っていたのですね。
Posted by ひろし at 2008年07月21日 22:34
ひろしさん、こんばんは。
私だって、知らなかったデスよぉ。
盆花の中にもミソハギは無かったですもの。
やっぱり、2,3年前に公園で初めて見て、調べて覚えました。

調べるとこの花に馴染みのある方は、とっても多いみたいですねぇ。
Posted by はもよう at 2008年07月22日 20:45
おはようございます。

>長崎ではこのお花を「目薬花」とも言うそうで・・

ははは・・・長崎出身者としては、お恥ずかしい、知りませんでした(笑い)。
Posted by nakamura at 2008年07月23日 06:38
nakamuraさん、こんばんは。

あら、ご存じないですか?じゃあ、少し離れた場所の言葉だったのかしら。
長崎って言ったって広いですものねぇ。(^^*)

ちなみにそう書いてあった場所です。↓
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/sanyaso/san53.html
Posted by はもよう at 2008年07月23日 19:39
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