2008年07月17日

ガガイモと早乙女葛

娘が試験休みで家に居るので遠慮していましたが、今日は気晴らしに友達とカラオケしに
出掛けるんですって。
だから、いつもお散歩している公園に加えて、お気に入りの観察スポット「隣町の公園」と
「裏の北向きの斜面」も見に行ってきました。
またまた、ご紹介したいお花や実をたくさん見てきました。
少しずつ、記事にまとめていきますので、良かったらおつきあい下さい。

つるに咲く花 第4弾。あの、毛深いガガイモの花が咲いてましたよ。
去年は実を見るまで、そこにガガイモがあるのに気づかなかったので、今年はちゃんとお花の季節に
見に行ってきました。

08_0717_gagaimo1.jpg

もう一つはとっても身近なあのつる草。無粋な名前は忘れてください。サオトメカズラですよ。




変わり者揃いのガガイモ科の筆頭、ガガイモ科ガガイモ属のガガイモです。
へんてこな名前の由来ははっきりしていません。
まぁ、アイヌ語語源という説が何となくそれっぽいですが、まだ、定説はないそうです。
でも、神話の中にも登場しちゃうくらいですから、かなり古くから、人里近くで
『日当たりの良いやや乾いた原野に生えるつる性の多年草』として、元気にはびこっていたものと思われます。

袋果をみると「イモ」と言いたくなった気持ちはわかりますが、今はお花の季節。
ガガイモのお花は、季節感に逆行するような、毛深さです。ああ、冬に見たかったよ。(^^;)

08_0717_gagaimo2.jpg

もこもこのモヘアのようなお花は、赤い花びらに大量の白い毛が生えているから。
真ん中にはおしべとめしべが合体した「ずいちゅう:蕊柱」と言うものがあり、
その周りを副花冠が取り巻いているそうです。そしてスペースを埋め尽くすこの「毛」。
何だってこんなに毛深いんでしょうね。ちょろ〜んと飛び出しているのはめしべの柱頭だそうです。

08_0717_gagaimo3.jpg

お花には 小型の蜂の仲間がよく来ています。蜜はなめにくそうですが、一生懸命頭をつっこんでいます。
美味しいのかな?
お花は手まりのように咲くことが多いのですが、このお花の穂はちょっと縦長ですね。
たくさん咲きますが結実率はさほど高くなく、実が付くのは1つの穂に一つか二つくらいが良いところです。

08_0717_gagaimo4.jpg

ただし、実は大きくなり、大量のタネを飛ばしますから、そんなに困らないのかもしれません。

実の様子、タネの様子、とびきり綺麗な綿毛の様子…。
みんな過去記事にありますから、よかったら見ていってくださいね。

慣れてくると、ガガイモ科の独特な葉脈が浮き出たハート型の葉っぱ。
この葉っぱはなかなか綺麗ですよ。観葉植物として推薦しても良いくらいの美形です。

08_0717_gagaimo5.jpg

淡紅色のお花が夏いっぱい咲き続けます。
虫もよく訪ねてくるつる性植物ですが…あ、いけない、虫が写り込んでいますね。
虫さんが嫌いな方は よく見ないで通り過ぎてくださいね。
大好きな方には虫さんを主役にトリミングし直しました。こちらをどうぞ→ 虫さん

茎にびっしりオレンジ色のアブラムシが付いているのが、この時期のガガイモのつるです。
キョウチクトウアブラムシという名前だそうですよ。えぇ〜?!キョウチクトウの方が本家なの?



さて、次はおなじみのこのつる性植物です。アカネ科ヘクソカズラ属のサオトメカズラ。

08_0717_saotome_k1.jpg

この可愛らしいお花が、伝統的な田植えに登場する「早乙女」さんがかぶる笠に似ているから、
サオトメカズラです。はい、このままそっと眺めてくださる限りは、嫌な思いはさせません。
早乙女ですもの。(^^*)

お花の中央にめしべの先(花柱)が2本出るのですが、このお花、よく見てくださいね。
その先がくるりん丸まっていて、可愛いでしょ。(*^^*)

08_0717_saotome_k2.jpg

葉っぱは長めのハート型で2枚ずつ向かい合って付く(対生)形。
茎が茶色っぽい方が、何となくおしゃれな感じでお気に入りです。


お花は、気が向くと穂状に付いたりもします。このつるにも、たくさんお花が咲きそうですね。
秋になると金色の丸い実になります。葉っぱもオレンジ色に紅葉します。
見た目にはずいぶん気を配って、可愛くおしゃれしているのに…。

よく探すと、結構変わり種も見つかります。↓ このお花は中心の色がとっても鮮やかでした。

08_0717_saotome_k3.jpg

ほら、豪華でしょ。

08_0717_saotome_k4.jpg

花びらのはじっこにも、赤い三角のポイントを入れて、とっても凝っています。

普通のお花 ↓ と比べてみてくださいね。

08_0717_saotome_k5.jpg

サオトメカズラのお花も、中心は結構毛深いですよね。
何のためなのかと言うことにも、定説はないようです。でも、まぁ、場所が場所だけに、
受粉に関係があるんですよね。(^^;)

心ない人がつるや葉、花や実をちぎったりつぶしたりすると、少々強い匂いで、
仕返しをしちゃうことがありますが、
でも、基本は…乙女ですから。もう、無粋な名前で呼ばないでくださいね。



ブログ内関連ページ:

ガガイモ科のお仲間
2008/ 7/ 8付 「つるに咲く花 1」
2008/ 1/19付 「撮り直し」
2008/ 1/ 3付 「ガガイモ 炸裂」

2007/ 7/16付 「コイケマの花」
2007/ 7/13付 「オオカモメヅルの花」 再会 
2006/07/11付 「オオカモメヅル」 初見
2005/09/14付 「コバノカモメヅル」

2005/10/25付 「綿毛いろいろ ガガイモの仲間」

サオトメカズラ
2007/11/19付 「つるに実る実」
2006/ 7/19付 「早乙女と青い葛籠」


posted by はもよう at 23:12| Comment(6) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はもようさん、
私も去年12月にガガイモの種の飛ぶとこ、激写(笑)してブログに載せましたよ^^。
ガガイモ、だ〜い好き!

サオトメカズラ^^vにもいろいろな花があるんですねっ!今度よく見てみよっと。
Posted by winc at 2008年07月18日 11:39
wincさん、こんばんは。
おっ、ガガイモの綿毛の写真撮ったんですね。
急いで見に行かなくちゃ。……はいっ、見てきました。

ね、ね、ガガイモの綿毛って魅力的ですよね。
で、私、ずっと身近で見つけられなくて、見られなかったんですよ。
でも去年、実を先に見つけて、今年はとうとうお花の写真が撮れました。
嬉しいです!(^▽^)

そうそう、もう見飽きた気がするかもしれませんが、
サオトメカズラのお花には、結構個性がありますよ。
たまには じっくり…。いかがでしょう。(^v^)
Posted by はもよう at 2008年07月18日 23:08
うーん、こんなヘクソカズラがありましたか。
花が浅くて、入り口が広がっているから、その分、赤い部分が大きく見えるんですね。
Posted by ディック at 2008年07月20日 09:46
おはようございます。

ガガイモ、特徴的な花で、おもしろいですね。この野草は、どこから来るのか時々庭に芽を出します。
強いツルですから花まで辛抱することは、なかなか・・・(笑い)。
灸花も同じです。咲くときは、かわいいのですがねえ〜。
Posted by nakamura at 2008年07月21日 09:37
ディックさん、こんにちは。
はい、こんなおしゃれなのもありました。
あ、そうそう、切れ込みが深くてお花が良く広がって居ることと、
花びらの毛が少なかったのがあでやかさの元ですね。

身近にたくさん咲いてますでしょう?変わり種が見つかると、それもまた、楽しいですよ。
有るかな?(^^*)
Posted by はもよう at 2008年07月21日 13:44
nakamuraさん、こんにちは。
はい、ガガイモ、お花も変わってますよね。
この草のタネには長い綿毛が付いていますので、
かなり遠くまで風に乗って運ばれます。

それから地下茎を出してどんどん増えて、
その茎が千切れれば千切れた数だけ新しい株として、
また増えるという…「不滅の雑草」として嫌われている草です。

ヤイトバナ(灸花)も はびこる力には定評がありますから、
まぁ、草刈り中に見つけたら、抜いておくのが得策でしょうね。(^^*)
Posted by はもよう at 2008年07月21日 13:51
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