2008年07月14日

オニユリと忘れ草

ああ、蒸し暑い。(^^;)もぅ、ほんとに全然頭が回りません。
公園の散歩とか買い物とか、動くのは出来るけれど、考えるほうは全然まとまらないですねぇ。
いろいろ、思うことはあるけれど、もう少し暑さになれてからにいたしましょう。

さて、今日、公園をお散歩していたら、オニユリの一番花が咲いていたので、まず、それを
見ていただきましょう。

08_0714_oniyuri1.jpg

暑そうなオレンジ色なんだけれど…不思議にこのオニユリからは爽やかさが感じられますね。






いつもお散歩している公園の いつものオニユリです。私の背丈くらいの大株です。
たくさん下がったつぼみの 最初のお花。下から…咲き上がっていく…っていうので良いのかな?

08_0714_oniyuri2.jpg

今年は ご一緒していたキキョウの姿が、矢筈ススキに隠れて見えなくなっちゃったんですけれど、
咲いてくれるかしら? 植物によって勢いが違いますから、毎年同じ姿って言うわけにも
いかないんでしょうねぇ。



別の花壇には園芸種のユリのお花が豪華に咲いています。こちらは黄金のイメージ。

08_0714_yuri01.jpg

背は高くないけれど、ものすごく大輪の上に たくさん咲きます。
前の年は「カサブランカ」とか植えられていたんですけど…今年のこれは何というのかな?

08_0714_yuri02.jpg

咲き始めは黄色みが強く、あとで少しずつ色がぬけて白くなっていきます。綺麗だなぁ。



そうそう、いつもお散歩している公園には、他にも似たようでちょっと違うお花も咲きますよ。

08_0714_yabukanzo.jpg

ユリ科ワスレグサ属のヤブカンゾウです。別名はオニカンゾウ。
有史以前の中国からの帰化植物で、つぼみや根っこを薬にしたり、若葉を食用にしたり、
昔から人の身近にあったお花です。

一重咲きは ノカンゾウ。

08_0714_nokanzo.jpg

これに浜辺に咲くハマカンゾウも加えて、
中国のホンカンゾウから変化したものという説があるそうです。



ワスレグサという属の名前がちょっと気になりますよね。
これは、この属のお花がみんな、1日でしぼんでしまうことから。
朝 咲いて夕方にしぼむ ノカンゾウなど、夕方咲いて翌日の午後までにしぼむユウスゲなど、
みんなみんな一日花なんですね。

中国では、ヤブカンゾウの母種のホンカンゾウを「忘憂草」と表したことから
ヤブカンゾウを持っていると悪いことを忘れられるといわれていたそうです。
万葉集には 忘れたいのでこの花を着物のひもに付けておきましょうという歌もあったり、
ワスレグサは咲いたけど忘れられないじゃないかと言う歌もあるそうですよ。

検索してみると、この仲間で沖縄など暖かい地方に咲く「アキノワスレグサ」には、
眠りをサポートする成分が入っていて、今、薬として利用も進んでいるらしいですよ。



一日しか咲かないという性質は、学名にも表されています。
属名の「ヘメロカリス:Hemerocallis」は「一日美しい」という意味だそうです。

学名そのまま カタカナ表記にした名前で呼ばれる 園芸種の一群があります。
それが、ヤブカンゾウやノカンゾウを改良した品種「ヘメロカリス」で、
花色の濃いの薄いのいろんな種類があり、あちこちの花壇に植えられています。

08_0714_hemerocallis1.jpg

これは、近所の道ばたの大きな花壇。この時期はヘメロカリスがたくさん咲いています。
中には先祖返りしちゃっているの有りますね。

花色の濃いタイプ。

08_0714_hemerocallis2.jpg

二色のものと黄色いもの。

08_0714_hemerocallis3.jpg

たくさん咲きます。一日花ですが、次々にお花が咲いてしばらくは楽しめそうです。



ユリ科 ユリ属のオニユリと ワスレグサ属のヤブカンゾウ、ノカンゾウ。
同じようなオレンジ色のお花ですが…違い…、解りました?

葉っぱが、違うんですよ。(^^*)今度ゆっくり見比べてみてくださいね。




posted by はもよう at 18:44| Comment(9) | TrackBack(0) | 花だんの花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
八重咲きのヤブカンゾウがたくさんある中に、八重になりきれなかった一重咲きのものを見つけました。これはめずらしい! というわけで、今週どこかで記事にいたします。ノカンゾウが混じったというよりは、先祖返りして八重になり損ねたように見えます。
Posted by ディック at 2008年07月14日 20:36
はもようさん、こんばんは。
ワスレグサ属なんですね。
不思議な響きなので、調べてみましたら、
万葉集の大伴旅人の歌にも
「ワスレグサ」として出てきていましたよ。
着物のすそにつけておくといやなことを忘れられるそうです。
お花をつけて、いやなことを忘れるなんて、
昔の方は趣があったのですね。

Posted by ブリ at 2008年07月15日 00:29
はい、ディックさん。
八重になりきれなかったヤブカンゾウ…(^m^)なんか、とほほ…な感じで
親近感がわいちゃいますねぇ。
記事を楽しみにしていますね。(^^*)

私が撮った写真 ↑ のノカンゾウのそばには、
一緒だとばかり思っていたつぼみから八重の花が咲いちゃいました。
それはどうなんだろう…。また見てこなくっちゃ。(^^A)
Posted by はもよう at 2008年07月15日 12:26
は〜い、ブリさん、こんにちは。

おおともの旅人さんは…検索〜…この歌ですね。↓

「忘れ草、我が紐(ひも)に付く、香具山(かぐやま)の、
古(ふ)りにし里を、忘れむがため」

なんかね、いろんなトコロにつける方法が見つかっちゃいましてね…
ほんとはどれなんだろう、どれでもいいのかな?

上のお歌の解説には「下着のひも」って書いてありましたよ。
肌身につける感覚ですかしら?
中国の故事だと庭に植えて眺めればいいみたいですけど…。

でも、ただ縁起物かなと思ったら、そのお仲間から
寝付きを良くする薬がとれるなんて、すごいなと思ったんですよ。
憂いは、よく寝て忘れちゃうのが一番ですものねぇ。
昔の人はそこまで知っていたんでしょうかね(’’?)
Posted by はもよう at 2008年07月15日 12:36
こんばんは。

薄黄色のヤマユリ、改良種なのでしょうが、こちらでもよく目に付きます。

やはり、ヤマユリこそが女王様です(笑い)。また、まだカサブランカの方がよろしいようで・・・。
Posted by nakamura at 2008年07月15日 21:26
●季節進みますね。
どんどん咲いていくお花に比べ、
毎年のことながら、ヒトは暑さになかなかカラダが
なかなか慣れませんね。
ユリ科植物の観察、興味深く拝見しました。
薮という名がついているのに
ヤブカンゾウのお花、すごく豪華ですね。

暑さ厳しいおり、どうぞお身体ご自愛ください。
怒濤の夏休みももうすぐですね。

Posted by るな at 2008年07月15日 21:29
nakamuraさん、こんばんは。
ねぇ、ユリの花さん、美人ぞろいでしょう?
黄色いのねぇ、なんて言うんでしょうねぇ。

あ、ヤマユリは綺麗ですよねぇ。
ヤマユリが女王様とすると、ササユリとかオニユリとかは王女様ですかねぇ?(^^*)
Posted by はもよう at 2008年07月15日 21:53
るなさん、こんばんは。
はい、季節のすすみの早さに 体と意識がついて行けません。
へろへろになりつつ追いかけております。(^^A)

はい、ヤブカンゾウのお花は豪華です。
でも、近くで見ると花びらが複雑怪奇にこんがらかり、
迷路のようでもございます。(^^;)

ああ、夏休み…。今から8/31が待ち遠しいです。(^v^)
Posted by はもよう at 2008年07月15日 21:58
わが家の周辺では、これはオニユリのつぼみかなと思っていたら、どれもみなオレンジ色に変色し始めました。週末には開くかな、といったところです。

ところで、ぼくの持っている図鑑には、コヒルガオの結実写真がめずらしい例として掲載されています。
Posted by ディック at 2008年07月16日 18:57
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。