2008年07月12日

夏のおなじみ

今日もよく晴れて良いお天気でした。来週からはまた、梅雨空に戻るんですって。
それならばと、思い切ってタオルケットも洗っちゃいました。う〜ん、きもちいい。
気分良く、おさんぽもしてきました。
でもね、今日は歩くより、涼しさに釣られてお池のお水ににずっと見とれちゃいました。


今日の記事は、池の畔にただいま増殖中のキバナノマツバニンジン。

08_0712_k_matubaninjin1.jpg

午後の数時間しか咲かないお花です。
もう一つは、タケニグサのお花。こちらは大きい穂にたくさん付きますが、
1つのお花に注目してみました。




キバナノマツバニンジンはアマ科アマ属、ふるさとは北アメリカだそうです。
図鑑には載っていないので、web頼りです。

いつもお世話になっている 岡山理科大の波田教授の植物生態研究室の説明によると、

「キバナノマツバニンジン」

『造成地などの荒れ地に生息する一年草』と言うことですが、私がいつもお散歩している公園では、
まず、雑木林の日陰でひょろひょろ育っているに気づいて、数年後、池の周りで見つけたんですよね。
今は見る度に、池の周りで数を増やしています。↓こちらは花が咲く前の先月の姿。

08_0712_k_matubaninjin2.jpg

ひょろひょろしていて、か細いんですよ。ピントが合わなくて、写真に撮りにくいです。
しかも、お花が咲くのは晴れた日の午後の数時間。
午前中はつぼみばかりで、夕方になったら散ってしまいます。
なかなか会えないお花ですね。でも、夏中 咲いているんですよ。

08_0712_k_matubaninjin3.jpg

株ごとに姿がずいぶん違って、ひょろひょろ一本 長くて葉っぱを閉じているものもあれば、
たくさん枝分かれして、葉っぱを開いているものもあります。

なんだか…もう少し、様子を観察して見たくなる、不思議な植物です。


08_0712_k_matubaninjin4.jpg

お花の大きさは1cmくらい。でも、今年はなんだか小さいお花が目立ちます。
5mmくらいのお花が多いかな? 写真に撮ると大きなお花のようですが、
ほんと、ちっちゃいです。
何となくですが…年々お花は小さくなっているような気がします。



それから、アマ科の植物って、図鑑の載っていないことが多いんですよね。
自分には なじみが薄いのでちょこっと調べてみました。

アマ科アマ属のうち一番有名なのは、栽培種の「アマ:亜麻」。
茎の繊維は 麻より上等な布 リネンになり、
種子は食用の他、塗料や油彩用の油、亜麻仁油になるそうです。
検索するとサプリメントなども見つかりますよ。

懐かしい歌「亜麻色の髪の乙女」の「亜麻色」の亜麻でもあります。
栽培種の「アマ:亜麻」はのお花は水色なんですって。


園芸種もありますよ。「リナム」または、「宿根アマ」と呼ばれるお花…こちらは黄色で、
「紅花亜麻」という白くて真ん中が赤いお花もあるそうです。

それから、「黄花亜麻」というのは草じゃなくて、木の仲間で…キバナノアマ属の常緑低木。
直径4cmもある大きな花を、花の少ない冬に咲かせるので、別名「寒咲き黄金亜麻」。
中国産と言うことで「雲南月光花」または、「ゲッコウカ」という流通名でもおなじみらしいです。

栽培されている数は少ないようですが、お花が綺麗なので、あちこちで利用されているようですね。



アマ科の植物のうち、日本に自生していたのは「マツバニンジン」と言う可憐なお花でした。
今は数が少なくて、私はまだ見たことがないのですが、web検索をするといくつかの記事が
ヒットしますので、咲いているところには咲いているようです。

前出の波田教授のページにはこんな ↓ 記事もありました。

参考 
「マツバニンジン」

「マツバニンジン」のお花は、ピンク色で、ちょうどムラサキカタバミを連想させるような
お花だそうです。
一度見てみたいですよね。
キバナノマツバニンジンから、ずいぶん遠くへ来てしまいました。
ま、たまにはそんなこともあるよと言うことで…(^^;)えへへ。




さて、次はタケニグサ。
こちらもユニークな姿で目立つせいか、別名が多く誤解されることも多くて、いろいろ面白い植物です。

タケニグサはケシ科タケニグサ属、大形の多年草。

まず、外国から来たものとばかり思われて…「チャンパ菊」…これ、誤解ですって。
「チャンパ」は南ベトナムのことですが、東アジア一帯の在来種らしいです。
つまり、他所にも有るかもしれないが、日本にも元から有ったよと言うこと。

竹と一緒に煮ると柔らかくなり細工がしやすいので「竹煮草」も…誤解だそうです。

竹のように中空だから…竹似草というのが、今一番有力なようですが、
ほかにも、ぺらぺらした実が実る頃の姿が 竹に似ていると言う説もあるそうです。

その実が風に揺れてしゃらしゃら囁くように鳴るので、ササヤキグサの別名もあるそうですよ。
目立つから、いろいろ言ってみたくなるんでしょうかしら?(^m^)ふふっ



茎を折るとオレンジ色の汁が出ます。これは有毒で、かぶれることもありますのでご注意下さい。
私は小学生の頃、この草のことを「インク草」って呼んでいました。
夏休みの宿題の絵日記に、このオレンジ色の汁で字を書いた覚えがあります。
今 思えば、無茶をしたなと…(^^;)

08_0712_takenigusa1.jpg

で、ヨーロッパではこの花、観賞用に栽培されるそうです。ところ変われば何とやらですね。
英語の名前は「Plume poppy」綿毛のケシというような意味でしょうか。
確かにお花は 綿毛のようにほわほわした感じに咲きます。

08_0712_takenigusa2.jpg

背が高いし、一度にたくさん咲くので、1つのお花がどんな形なのかよく解らないですよね。
この間、お気に入りの観察スポット「北向きの斜面」で、ちょうど良い感じにお花が倒れていたので、
拡大写真を撮ってみました。

08_0712_takenigusa3.jpg

はい、これがお花の穂の先です。オレンジ色のは受粉済みのめしべ。若い実…になるのかな?
白っぽい固まりはつぼみ。お花が咲くときガク(萼)は2つに割れてすぐに落ちてしまうそうです。
花びらはなく、たくさんのおしべと1つのめしべがあります。
もっと拡大してみましょう。

08_0712_takenigusa4.jpg

お花が開いたばかりの頃のめしべは 白っぽいんですね。
あ、てっぺんはピンクのハート型。かわいいなぁ。
で、ほわほわ綿毛のように見えたのは、この、大量の白いおしべのせいですね。





ブログ内関連ページ:

2007/ 7/ 4付 「キバナノマツバニンジン」
2008/ 6/20付 「「北向きの斜面」の夏支度」
2007/10/25付 「穂になる 草の花」
2006/ 7/14付 「タケニグサの花」



posted by はもよう at 21:42| Comment(6) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
タケニグサのメシベのてっぺんにハートがあるなんて。
さすが、はもようさんですね。
今度、見る時は注意して見ますね。
あ!また宿題だ(笑い)
Posted by ひろし at 2008年07月12日 23:02
おはようございます。

タケニグサ。
さすが、はもよう研究室です!
観察が鋭いですね(笑い)。
切られなくて良かった・・・。
Posted by nakamura at 2008年07月13日 06:58
タケニグサは、せっかく根岸森林公園で見つけたものが途中で倒れてしまい、花が咲くまで持ちませんでした。
でも、芝浦の空き地で見つけて、花もちゃんと観察してきました。てっぺんのハート型までは気がつきませんでしたが…。
東京の中心部は、横浜の海沿いよりも、もっと温暖化しているようです。
Posted by ディック at 2008年07月13日 20:50
ひろしさん、こんにちは。
ねぇ、タケニグサのめしべのてっぺんってハート型だったんですねぇ。
しかも可愛いピンク色 ♪
私もほんとに、ビックリしました。(^v^)

はい、私の見間違いじゃないか、是非確認してください。
Posted by はもよう at 2008年07月14日 14:54
nakamuraさん、こんにちは。
はい、どんと一本の大きな姿も、若い実の写真も、大きな群落も、
みんなnakamuraさんのところで見られるから、
何か違う切り口はないかと探したのが功を奏したようです。

有る意味…nakamuraさんのおかげ?
お世話になりました。(^▽^)/
Posted by はもよう at 2008年07月14日 14:57
ディックさん、こんにちは。
あら、根岸森林公園のタケニグサは倒れちゃったんですか。
それは残念。

でも、芝浦の空き地にはあったと…。
(なんだかギャングのウ裏取引の場所のような響き…)

めしべの先のハートは…普通、気にしないと思います。(^^;)

はい、都心の方が温暖化は進んでいるでしょうねぇ。
温暖化に加えてヒートアイランド現象で、どんどん夏が厳しくなってますものねぇ。

今日も暑いこと。←うちは都心じゃないけど(^^A)
Posted by はもよう at 2008年07月14日 15:17
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