今日は本当にお天気が不安定で、にわか雨が2度も降りました。
一度目は、ちょうどこれから日盛りになって温度が上がりそうという時間帯でしたので、
あんまり暑くならずにすんで良かったですし、2度目は夜で、雷もなったらしいのですが、
建物の中にいて濡れずにすみました。
今夜は、一緒にPTA活動をしたお母さん達との夕食会。
いっぱい食べて飲んでしゃべって笑って…楽しい夜を過ごしてきました。(^^*)
さて、記事の方は撮り貯めた写真から、つるに咲く花の第3弾。オニドコロとアマチャヅルです。

これはお気に入りの観察スポット、隣町の「北向きの斜面」のオニドコロです。
横に広めのハート型の葉っぱ。たくさん並んでますね。
ヤマノイモ科ヤマノイモ属のオニドコロ。山野にごく普通に生える つる性の多年草。
自然薯:じねんじょと言われる山芋とは違って、根っこは苦くて食べられないそうです。
横長ハート型が基本ですが、つるの下の方ではもう少し自由な形の葉も出します。

えっ?これ何?って思って図鑑を探しちゃいますよね。
今はオニドコロを見分ける 絶好の機会ですよ。
やぶの中で誰よりも盛大に ↓ 「雄花序」を立ち上げていますから。

あ、いけない、この写真は切りとる場所がよくなくて、下がっているように見えちゃいますね。
でも、立ち上がるのが本来です。
細い花の穂に並んでいるのは5mmに満たない小さな雄花。

6つの花びら(花被片)は平らに開いて、中に6個の完全なおしべが揃っています。
花の色こそ うす緑色で地味ですが、一度に大量に立ち上がるのでかなり目立ちます。
メスの株のめばなには、のちに実になる部分の付いた形で、しかも垂れ下がります。
今年はまだ、見かけていないんですよね。どこかでそっと咲いているかな?
手っ取り早く見たい人は、過去記事をどうぞ。↓
2006/ 7/22付 「オニドコロの花」
次はアマチャヅル。
ウリ科アマチャヅル属、山地ややぶなどに多いつる性の多年草。
生の葉をかむとかすかに甘いので、紫陽花の仲間の「アマチャ」になぞらえて
こう呼ばれるそうです。

朝鮮人参と同じ成分を含むことが解って一時、健康茶の材料としてもてはやされました。
今もネット検索すると 商品が見つかりますが、最近はちょっと目立たなくなりました。

7月に入ってお花の季節を迎えています。葉っぱもそんなに大きくないのですが、
お花は5mmほどの星形。小さいです。

ほいっと写真に撮ったら、あらら…裏返し。
ちょうどいいや、アマチャヅルは雄のつると雌のつるとに分かれる雌雄異株。
めばななら、お花の後ろは、実になる予定のぽっこりが付いています。

はい、正面顔です。
皆様ようこそいらっしゃいませ〜?なんちゃって。(^^;)
これがアマチャヅルのおばなですよぉ。
えっ!?ちっちゃすぎてよく見えない?は〜いはいはい、拡大しますね。
あっでもその前に、過去記事から、写真を探し出してみましょう。
はい、これがめばなです。2006年に撮った写真です。

お花の真ん中にめしべが3つに分かれてますね。
めばなは、秋にはツヤツヤ黒っぽい実になります。
めしべの柱頭が3つ残って、花被片が落ちたあとが輪郭に見えるから、
はじめて出会った人には、愉快な顔した実だなって見てもらえたらうれしいです。
こっちは、アマチャヅルのおばな♪

花冠は五裂して先がとがる形。あ、おしべも5つだ。
おばなはすぐに散っちゃうから、なかなか見つからなかったけれど、
今回ちゃんと写真に撮れて良かったです。(^^*)
地味だけど、よく見ると可愛い つるに咲くお花。さて…第4弾はあるかな?
ブログ内関連ページ:
2008/ 7/ 8付 「つるに咲く花 1」 コイケマ、イシミカワ
2008/ 7/ 9付 「つるに咲く花 2」 テイカカズラ、アオツヅラフジ、ノブドウ
2008/ 5/12付 「小さいつる草2」
2008/ 5/11付 「小さいつる草」
2006/ 7/22付 「オニドコロの花」
2007/ 9/18付 「アマチャヅルの実」
2006/10/ 4付 「アマチャヅルの実など」
2005/10/11付 「アマチャヅル」
トコロ類の見分けには、雄花のマクロ写真が重要なんですよ。(^^*)
オニドコロ、ヒメドコロの雄花にはおしべ6本が完全な形であるけれど、
タチドコロの雄花には
3コのおしべと3コの退化した仮おしべがついて居るんですって。
肉眼ではよく見えないから、確認するのも大変です。
オニドコロの写真 ♪ 楽しみにしてますね。(^^*)
お役に立ったみたいで、良かったです。(^^*)
あ、確かに、ウリの花に似てますね。
お近くでも見つかると良いですね。(^ー^)