子ども達のテストも終わり、家の中、ちょっとのんびりした空気になりました。
シリーズ「つるに咲くお花」その2。今回は「樹木」の仲間編です。
地味なお花ばかりになっちゃうので、まずは華やかに、テイカカズラのお花から。

公園の斜面の木に絡んでいるテイカカズラのお花は見あたらないので、近所の植木のお花です。
その他には、アオツヅラフジとノブドウのお花をご紹介です
テイカカズラはキョウチクトウ科テイカカズラ属の常緑つる性植物。
芽生え直後の葉っぱに模様があったり、花の咲く様子が風車のようで素敵だし、
結実率は低いけれど、実が出来たら綿毛の付いたタネが出てくるし…見所の多いつる性植物です。
しかも、その名前が、謡曲「定家」の 藤原定家卿にあやかったものであったり、
天の岩戸の前で踊った神様が、身にまとっていたのはこのテイカカズラだという説もあるそうです。

話題性はたっぷり…でも、みんな過去記事に出ていますので、良かったら読んでみてください。(^^*)
ちょっと時期が遅かったから、花びらに痛みが出ちゃいましたけど、今年もこうして会えました。
良かった。(^^*)
次はアオツヅラフジ。ツヅラフジ科アオツヅラフジ属の落葉つる性植物。
この花もまた、何度も記事にしていますので、特に新しい情報はないんですけれど、
あちこちの藪で目立ってきましたね。

↓ こちらは「北向きの斜面」で大きな木の幹に絡んでいたつるです。

アオツヅラフジって、葉っぱの変化が大きいんですよね。
見分けには質感も重要ですよ。今、お花が咲いていて、見分けやすいですから、
葉っぱバリエーションの豊富さを堪能していただきたいなぁ…

↑ 上が可愛いハート型。 下が 3裂するのかなと思わせぶりな姿。

アオツヅラフジの葉っぱを見分けるには、見た目に頼ってては無理ですね。
葉の質感と、つるの毛深さとユニークなお花が目印ですね。

今年はまだ、メスの株に咲く、めばなは見てないんですけれど、
↓下がおばなのアップ。

花の付き方も、株によって違いますね。
オスの株で花付きがよいと、長い穂状になりますから。

ちょっと地味めのおばなには、蜜の好きな茶色のアリさん達が来てました。
おにんぎょサイズの巨峰みたいな実は、食べられません。あしからず。
青い実の中のタネがアンモナイトの形なんですよ。
秋になって 色づいた実に会えたら、是非一度、中のタネを見てくださいね。
お気に入りの観察スポット「北向きの斜面」では、旺盛なつる草に混じってノブドウも、
がんばって花を咲かせていましたよ。
食べられないけどノブドウも、ブドウ科の一員。
ヤマブドウやエビヅルのように多少酸っぱくても食べられるブドウ属とは別の
ノブドウ属の一員だけれどね。

お花はどちらかというと、葡萄よりは、ヤブガラシの方に似ています。
ここ、今年、日当たり良くなったから、綺麗な実になるかな?刈られちゃうかな?

すでに青い実が付き始めたのもありました。
夏休みが終わる前に色づいちゃうのもあったけど、今年の実りはどんなかな?
つる性植物を眺めていると、木か草か迷いますよね。
どっちでも良いじゃんとか、つる性植物でひとまとめにしようよと思ったり…(^^A)
でも、今回取り上げたのは、みんな「樹木」の図鑑に出ています。
ブログ内関連ページ:
2008/ 5/12付 「小さいつる草2」
2008/ 5/11付 「小さいつる草」
2007/ 6/ 1付 「テイカカズラの花」
2007/ 1/21付 「冬のテイカカズラ」
2006/ 1/11付 「テイカカズラの実」 定家卿の伝説と天の岩戸伝説について
2006/ 7/16付 「つるになる草」
2007/11/19付 「つるに実る実」
2007/ 6/26付 「アオツヅラフジの花」
2006/11/17付 「シオデの実など」 色づきかけの実
2006/ 7/19付 「早乙女と青い葛籠」 葉と花の様子
2005/ 9/20付 「アオツヅラフジ」 詳しい解説
2005/ 8/31付 「トラックバックピーープル」 粉を吹く青い実
アオツヅラフジ、しっかり見ませんね・・・。はもようさんならでは・・・です。よく見ているようなのですが、実の形も忘れました(笑い)。
わたしはどれもなのですが、
ツル系もうろ覚えで、
今朝も目についたツルに咲いたお花を
これはなんだったかなと考えていました。
似ていますから、おそらくアオツヅラフジ。
また確認しなくっちゃ。
それと、オニドコロだと思っているのですが、
その小さな蕾もここのところあちこちで見かけます。
わたしはほんとに歩いているだけですけれど、
はもようさんは真剣に調べながらお散歩されていますから、
時間かかるのではありませんか。
きちんと、これとこれを写すと決めていかれているのですか。
そうでしょうね。
でないと、こういう記事になりませんものね。
やっぱりすごいですよ。はもようさん!
アオツヅラフジの実は、本当にお人形さんに持たせたら
ちょうどいいくらいの大きさの 巨峰にそっくりな実ですよ。
これが食べられるエビヅルやヤマブドウになると、
もう少し縦長になって…美味しそうで…(^〜、^)
ああ、秋が楽しみ ♪
アオツヅラフジは、今、
お花の咲いているときが一番見分けやすいですよ。
色づく途中の実の青い色がとっても素敵ですから、是非見つけて欲しいです。
オニドコロは…そのうち記事に登場すると思いますが、
手っ取り早い過去記事はこちら。 ↓
http://happanomoyoudiary.seesaa.net/article/21227940.html
花の穂が立ち上がるところが雄株の印ですよ。
あ、あの…決めてから撮るのではなく…、
撮っちまってから、無理矢理こじつけたり…
調べていて、足んない画像をあわてて追加撮影したり…(^^A)
結構、裏ではばたばたしています。←こらこら