2008年07月08日

つるに咲く花 1

今日もまた、雨の朝でしたが、午前中の早い時間に雨が上がり、そのあともそんなに
蒸し暑くならなくて、結構、過ごしやすかったです。ほっとしました。
こんな日はよく眠れそうだから、早くにお布団に入ろ(^^*)。

6/23のいつもお散歩している公園で今年もまた、地味なコイケマの花が咲いていました。

08_0708_ikema1.jpg

ガガイモ科のコイケマ。去年もご紹介しました。今年も特に新しいことはありませんが、
載せてみます。あとはトゲトゲのつるの イシミカワ。シリーズ「つるに咲くお花」その1です。
過去記事、取り上げたときはこんな感じ。→こちら


ガガイモ科カモメヅル属のイケマより 小さいからコイケマ。
イケマはアイヌ語で「巨大な根」という意味だそうです。

イケマのほうは、白い小花を放射状に咲かせて、そこそこ綺麗なのですが、
イケマよりも小振りなこのコイケマの花は、葉の陰に隠れるように咲くし、
色も白くなくて、花は開ききらない…まぁ、大きさの差以上にどこまでも地味なやつです。

08_0708_ikema2.jpg

6/23の時点でこんな風。なんかねぇ、良い感じの「つぼみ」に見えますが、咲いてるんですって。


図鑑にはちょこっとしか載っていないので、web検索〜♪

『花冠は深く5裂し、内面に裂片と互生して副花冠があり、裂片の間に密を蓄える。』

うえ〜ん、まだ、難しすぎるのでさらにweb検索に助けを求めます。
すごいページがあって、いっぱいお勉強してきました。↓ 意訳です。

ええっと、コイケマは合弁花で、「花冠」は深く五裂するタイプ。
外側の花びらは緑色。緑の花びらの内側にも、「副花冠」と呼ばれる花びら状のものがあって、
副花冠は白くて 外の花冠とは互い違いに付いている(互生する)。付け根に蜜がたまる。

おまけの追加情報。
真ん中にはおしべとめしべが合体して出来た「ずいちゅう(蕊柱)」と言うものが立っている。
花粉は粉でなく、固まり(かふんかい:花粉塊)で、副花冠の中にしまわれていて、
虫によって取り出され運ばれる。花粉塊を作るのは蘭の仲間の他はガガイモ科くらいで珍しい。

へぇ〜、で、花粉塊を取り出したアリさんは、それを持って他の花へ行くのかな?
お家に帰らずに?………いや、そこまでは…どうでしょう?どなたか教えてくださいな。



咲いたよと声高にアピールしなくても、蜂やアリが次々に訪れます。

08_0708_ikema3.jpg

ほら、誰かがちぎっちゃったガク(萼)の内側に、白っぽいものが見えますでしょう。
あれが「副花冠」です。

受粉が済んだら、結構大きな袋果になるはずなんですが…見たこと有りません。
このあと、7月に入ってから、もう一度見に行ったのですが、
なんとお花のあとごと すっかり無くなって居ました。

アリさんの足元、葉っぱの上に 短い茎が落ちてますでしょう。あんな風にこの花は、
終わったそばから茎も花も ぽろりと落ちてしまうものが多かったのですが、
それにしてもひとつ残らず、お花の穂の痕跡も残さず散ってしまうなんて…????
雌雄異株の雄花なのかなと思うような潔さ…。雌雄異株かどうかはわからないのですが…。

地味で目立たないくせに、不思議がいっぱい。
さすが、個性派揃いのガガイモ科だけのことはありますね。




次はタデ科のイシミカワ。 猛烈にトゲトゲのつる草で、からみつくよりもそのトゲで
引っかかって 寄りかかるタイプ。ああ、嫌われそうなその生態。(^^A)

08_0708_isimikawa1.jpg

三角の葉っぱと丸い托葉(茎の途中の葉っぱっぽいもの)。
「ママコノシリヌグイ:継子の尻ぬぐい」という、とんでもない名前の草の葉と似ているのですが、
イシミカワの葉は、茎が葉の途中に付いているのが特徴です。

08_0708_isimikawa2.jpg

お気に入りの観察スポット「北向きの斜面」の、斜面の反対側の駐車場のフェンスに絡んでいました。
ああ、絶対刈られちゃうよ〜。(^^A)あとで色づく青い実が可愛いんだけれど、見られないかな?

08_0708_isimikawa3.jpg

茎の途中にあった托葉は、茎の先にもあって、そのすぐ上にはお花が咲きます。
タデ科ですからね、お花は小さいです。長さ3〜4mm程度。
10〜20ほどの花でひとつの穂を作ります。
穂の下の托葉がお皿のようで可愛いですよね。

08_0708_isimikawa4.jpg

じつはこの花、花びらがありません。 タデ科ですから。(^^*)

08_0708_isimikawa5.jpg

お花のように見えようが何しようが、これがガク(萼)です。
花びらは無く、ガク(萼)の中に直接おしべとめしべが入って居て、やがてツヤツヤ黒いタネになります。
タネが出来るとガク(萼)がふくれて果肉のように実を包み、コロコロの青い実になるんですよ。


今回はうまい具合にお花の中をのぞき込むアングルで写真が撮れました。

お皿に盛ったお団子みたいな、黄緑、紫、深い藍色…色とりどりに色づく実。
また、見たいなぁ、見られるかな?
手っ取り早く見たい方は、過去記事をどうぞ。でもね、まだ、満足行くのには出会えてないんですよ。








ブログ内関連ページ:

ガガイモ科のお仲間
2007/ 7/16付 「コイケマの花」
2007/ 7/13付 「オオカモメヅルの花」 再会 
2006/07/11付 「オオカモメヅル」 初見
2005/09/14付 「コバノカモメヅル」
2005/10/25付 「綿毛いろいろ ガガイモの仲間」

イシミカワ
2007/11/ 1付 「イシミカワの花」
2007/10/11付 「イシミカワとスズメウリ」
2006/ 7/24付 「イシミカワの葉」
2006/ 7/18付 「ママコノシリヌグイ」



posted by はもよう at 21:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
蔓草の季節ですね。身の回りにも、花が咲いたり実がなったりしないとわからない蔓草がたくさんあります。
こうしてはもようさんの記事を読んで、それじゃあと捜しても見つからない。
いくつか「これは?」と決めて、名前を特定する根気がないといけませんね。
一夏に二種類くらいは憶えたところですが…。
Posted by ディック at 2008年07月09日 21:59
ディックさん、私はものすごく蔓性植物が好きみたいなんですよ。
だから、歩いていても、ついつい蔓の先を目で追っちゃって居るんです。
覚えようとしなくても、ついつい、覚えちゃって、
ついついカメラも向けちゃって…、画像のストックがたまる一方です。
時々ご紹介しますから、タイミングがあったら、身近な蔓草と比較してみてくださいね。(^^*)
Posted by はもよう at 2008年07月11日 00:36
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