2008年07月05日

ツユクサのこと

いやぁ、まぁ、ほんと、連日蒸し暑いですねぇ。夕べはとうとう 初エアコンを
入れちゃいましたよ。暑さになれるまではしばらく辛いですね。(^^A)

でも、今日もちゃんとお散歩に行ってきました。いつもお散歩している公園では、
急に地中の温度が上がったのが辛いのか、ミミズが出て来てのたくってて 可哀想でした。
出来るだけ日陰の土の上へ戻しておいたけど…どうだったかな?
あ、あと、蝉が鳴き出しました。地味めな声だったから…ニイニイゼミ?かな。

今日の記事は、この時期の草むらでよく見るお花、日本人が大好きな青い色の花、

08_0705_tuyukusa01.jpg

ツユクサについてです。
ツユクサ(露草)はツユクサ科ツユクサ属、道ばたや草地などに普通に生える1年草。
ツユクサの名は、まあ、この時期に咲くこと、余分な水分を葉の先などに露にして宿らせること。
花に後が 青い露のようになってしぼんでいくところ…細かい生態を見ても、お似合いのお名前です。

でも、本当は、この花の汁で衣類に青い色をつけたことから「つきくさ:着草」と呼ばれたのが
転じて「ツユクサ」という名になったということです。「露」とは直接関係なかったみたい。(^v^;)
水で洗うとすぐに落ちちゃうから、友禅染の下絵専門に使われたというお仲間もあるそうですよ。

お花のさやのような「苞:ほう」の形から、帽子草(ぼうしばな)という別名は有名ですけれど、
その他にも「鈴虫草:すずむしぐさ」「蜻蛉草:とんぼぐさ」「蛍草:ほたるぐさ」という
異名もあるらしいです。まぁ、万葉の昔から、見る人の言霊さんを刺激し続けてきたんですね。



このお花、じつはちょこっと変わった形をして居るんです。
手元の図鑑で読んだ解説を 自分が撮った写真の上に 再現してみたいと思います。

青くて素敵な花びらの下。黄色いおしべが印象的ですよね。でも、これは看板。
黄色いおしべからは、花粉は出ないんですって。一番上のXの形の仮おしべが3つ。これは花粉無し。
その下にYの字型のおしべ1個は、ほんの少し花粉を出して、言ってみるならおとり役。
それから、ツユクサは蜜は出さないんですって。

08_0705_tuyukusa02.jpg

看板は立派でも、花粉は少々、その上、メニューに蜜は無し。まぁ、なんて言うレストランでしょう。

お客さんが怒って帰ろうとするその背中に、今まで茶色く おとなしくしていた 本物のおしべが2つ、
ぱんっ!と花粉スタンプを押し、さらにもっと地味なめしべがよそのお花の花粉をこっそり頂いて…。

お客さんは、逆に利用されるばかりで、あんまり良いサービスは受けられないようですが…
それでもそこそこ流行っているみたいですね。虫ミシュランにでも載せてもらったのかな?(^^;)



めしべは、お花によって有ったり無かったり…。これは ↓ めしべ無し。

08_0705_tuyukusa03.jpg

こっち ↓ はめしべ付き。

08_0705_tuyukusa04.jpg

お花は半日くらいしか咲きません。虫が来なければ、このめしべはくるくるとお花の中に収納され、
自家受粉して、自分のコピーのタネを残してしまうそうです。

↓ 同じ「苞:ほう」からお花が2つって言うのはよく見ます。上の方に、くしゅくしゅっと丸まっているのは
しぼんだお花。青い露のようになってこのまま「苞:ほう」の中へ消えていきます。良くできてますねぇ。

08_0705_tuyukusa05.jpg

? 花の色が薄い? そうなんですよ。結構ねぇ、花色に変化があるんです。

こちらは少し色が薄くて水色っぽいお花。ええ、水色ですよ。カメラや光の加減じゃないです。



同じ場所で並べてみましょうか。

08_0705_tuyukusa06.jpg

ね。でも、色の薄い、濃いなら、ネジバナにもあったし、別にそんなに珍しくないですか?



では、こちらは?

08_0705_tuyukusa07.jpg

うふふ…、嘘のような紫色。綺麗でしょう。
3年前にも記事にしています。今年は2カ所で見つけました。

08_0705_tuyukusa08.jpg

横から見ても、紫色〜〜。(*▽*)
3年前からずっと同じような紫色なんですから、やっぱり、酸性雨のせいとかじゃなくて、
この株の特性ですよね。タネから出た芽もお花は紫色なのかな?それが今一番の関心事です。(^^*)



おまけは白いツユクサ。あ、「トキワツユクサ」という別種類です。

08_0705_tuyukusa09.jpg

南米原産の常緑の多年草。園芸種として来日したのに、いつのまにやらの逃げ出し組。

08_0705_tuyukusa10.jpg

日陰で湿った場所で、じわりと勢力拡大してました。本家のツユクサよりも少し早めに咲き出して、
今はもう、お花は終わっちゃっていますけど、可愛いほわほわをみてやってくださいね。






ブログ内関連ページ:

2005/11/20付 「みのり いろいろ(道ばたの花その後)」 タネの様子
2005/ 9/22付 「紫色のツユクサ」 3年前にも見た 同じ株の花



posted by はもよう at 20:52| Comment(8) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ツユクサの構造は本当に面白いですよね。
その上、姿がおしゃれなので好きな花です。
きのう我が家から1分の所に紫色のツユクサさいていました。ときどきありますね。
Posted by 横浜のおーちゃん at 2008年07月06日 07:34
ははあ、仮おしべとおしべですか。
近視と老眼が進んでくると、いろいろとしんどくて、自分で撮影したマクロ写真を見て、こいつはいったいどうなってるんだ? と疑問に思っておりました。

ツユクサの撮影は比較的簡単ですが、トキワツユクサのほうはきれいに撮るのが難しいですね。生えているのは薄暗いところが多いですし。今年は何回挑戦しても、昨年の写真以上のものが撮れず、あきらめてしまいました。
Posted by ディック at 2008年07月06日 18:50
こんばんは。

楽しい物語でした。
結局自家受粉・・・、なるほど、笑ってしまいました。はかない命の花ですから、考えることが違いますね(笑い)。
Posted by nakamura at 2008年07月06日 22:51
おーちゃんさん、こんにちは。
はい、ツユクサは構造が面白いお花でした。
でも素人の悲しさで、図鑑を見ているだけでは良く分からなかったので、
自分で確認してみました。(^▽^)ノ

姿もいいし、色も良いし、
やっぱり長いこと日本人に愛されて来たお花だなって思います。

お、そちらにも、紫色のツユクサがありますか?
時々ありますよね。見かけるとちょっと嬉しいです。(^^*)
Posted by はもよう at 2008年07月07日 15:52
ディックさん、こんにちは。
はい、仮おしべとおしべですよ。
うっかりしているとお花のトリックにまんまとだまされちゃいます。

はい、ツユクサの方が明るい日陰にありますよね。
トキワツユクサも…このほわほわにもっと迫ると、
面白いものが見えたんですが、今回はここまでしか撮れませんでした。
そのうちまた、頑張ります。(^^*)
Posted by はもよう at 2008年07月07日 15:57
nakamuraさん、こんにちは。
はい、面白いお話でしたでしょう?
所詮、「雑草」ですから、いろいろ工夫しないと
生き残っていけなかったのでしょう。

出来ることはみんなやって、だめなら自家受粉。
たいしたものですよね。(^^*)
Posted by はもよう at 2008年07月07日 16:00
ツユクサって、1年草なんですね。
うちの庭に生えてきているツユクサ、去年より今年の方がはるかにすさまじくなっているので、てっきり多年草かと思いました。GW前後にはキバラルリクビボソハムシが、その後はアカクビボソハムシがもれなくついてきます。

トラックバックは面倒なので、関連記事リンクで。
http://konton57.blog8.fc2.com/blog-entry-1116.html
Posted by 混沌 at 2008年07月09日 01:21
混沌さん、こんばんは。お返事遅くなりました。
なんかねぇ、ツユクサって1年草みたいですよ。図鑑にはそう書いてありました。←おい

茎を枝分かれさせて地面をはって、ついたところからどんどん根っこを出すし…
虫が来ないなと思えば閉鎖花でがんがん自分のコピー種を蒔くし…で
子孫繁栄に余念のないタイプだから…まぁ、増えるわなぁ。(^^;)草むしりが大変だぁ。


ほほお、そんな虫が付きますか。私が会ったのはトホシオサゾウムシ! ↓

http://happanomoyoudiary.seesaa.net/article/101891938.html

今日は、アカクビボソハムシかな?と思う虫に会ったので、
あとで検索して確かめようと思ってます。
それにしても…虫の名前って…長い。(−。−;)
Posted by はもよう at 2008年07月11日 00:23
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。