2008年06月24日

虫たちの作品

いやぁ、晴れた晴れた、晴れましたよぉ。シーツにバスタオル、枕カバー…。
もぉ、場所に困るほど洗濯して干しました。みんな乾いて 達成感。気持ちいいです。
晴れると日差しが強くて、夏だなぁって実感しますね。

さて、今日の記事は少し変わり種。
お花の少ないこの時期に、それでも無理矢理探そうとすると違うものが目に入ってきます。
ごらんいただけますでしょうか? 
虫たちのじつに見事な作品が3点ほど届いているのですが…。

草むらで行われている虫さん達の作品展。どちらも 渾身の力作ですよ。

08_0624_barahatamafusi1.jpg

まずは、去年も出会った美形虫こぶの「バラハタマフシ」。作者はバラハタマバチの幼虫ちゃんです。




藪の中をすかし見ているときに、こんな風に見えたなら、何かの実だと思いますよね。

08_0624_barahatamafusi2.jpg

タマバチと呼ばれる寄生蜂の一種の幼虫が育っているゆりかごです。
この種類は、バラの葉の葉脈の上に作るのが普通です。

形はまん丸、表面には小さなトゲ状の突起が まばらにあります。
実ではないと解るのは、葉の上に付くから。そんなところにお花は咲かなかったでしょう?(^v^)

最初は緑色で…のちに段々赤くなります。果実が実って色づいていくのと似ていますよね。

この蜂の幼虫に さらに寄生する蜂もいるそうで、
寄生された幼虫の虫こぶはトゲが大きくなるそうです。
web検索してみましたが、私が今回見たものはトゲの大きい方ではなかったようです。



面白かったのはこれ。↓

08_0624_barahatamafusi3.jpg

ガク(萼)に3つも付いています。
ノイバラ本来の実は、まだ、あんなに小さいのに(見えますか?)。
ものすごく細いガク(萼)にしかも3つも。(^m^)気の毒に。…っていうか、
タマバチ母さん、ちょっと手抜き過ぎ〜。もうちょっと良いところ探せなかったの?
それとも、忙しかったのかしら?

ゆりかごはやがて自然に落ちて 土の上で越冬し、翌年の春に羽化するそうです。

とあるノイバラの株の下には…

08_0624_barahatamafusi4.jpg

こんなにいっぱい落ちていました。いやはや、多作な作家さんですわ。



次の作家さんは蜂さんです。作品は壷…じゃなくて、「巣」。

08_0624_hatinosu1.jpg

残念ながら完成前に壊れてしまったようです。

作者さんを調べようと検索しました。
姿から「トックリバチ」さんとばっかり思っていましたが、
トックリバチさんからは「うちは泥しか扱わないよ。」と否定されてしまいました。
あらら、作者さんはどなたでしょう?

08_0624_hatinosu2.jpg

こんなに素敵なとっくり型ですのに…あ、でも、材質は何でしょ。
ものすごく薄い…紙?…ボール紙みたいに見えますが…手触りはものすごく薄くてもろい…

08_0624_hatinosu3.jpg

そしてこの柄…。
薄い茶色と濃い茶色と しましま〜っとして材質が軽くて…形状はとっくり型ではないけれど…
去年もさんざん、こわごわ見上げた…あの…えぇ〜っ?

ハイ、検索結果が出ました。この巣の作者さん、たぶん、「コガタスズメバチ」さんです。


東京の武蔵野市のホームページの
「スズメバチ対策」のところに、コガタスズメバチの巣として紹介されていました。

その説明によると、
『春先、初期の巣は、女王バチが単独でとっくりをひっくり返したような小さな巣を作ります。
働きバチが羽化してからは、まだら模様のついたボール型の巣へと変形し大きくなっていきます。』
       …ですから、間違いないでしょう。

作者のコガタスズメバチさんについては
『体長3〜3.5センチ。体はずんぐりとしている。攻撃性は比較的低い。』と紹介されていますが、
あんまり直接お会いしたくはないですね。…って事は、この巣は…壊されたのかも?

ちょっと向こうに、人間が寄りつかない空き地があるって言うのに、どうして
作ったそばから壊されるって解っている 公園内に巣を作りたがるんだろう。不思議だなぁ。

まぁ、芸術的衝動に理屈は通用しないのか…。 芸術は爆発…なのかもね。(^^;)



次は こんな 風流なもの。「落とし文」ですよ。
中には秘密の恋の詩なんか書いて…意中の人が拾うように落としておくあれ…。
…って事は今度の作品は文学作品か?と思う人はいませんよね。(^^A)

08_0624_youran1.jpg

オトシブミという昆虫の 幼虫のためのゆりかご「揺籃:ようらん」です。

詳しいことは 茨城県の「自然博物館」で教えていただきましょう。
「オトシブミを観察しよう」

一枚目の写真に2つ写って居るんですけれど…解ります?

うーん、この葉っぱたぶん、どんぐりから芽を出したばかりのコナラです。
コナラに来るのは…足長オトシブミと姫黒オトシブミだそうですから、
作者さんは たぶんそのどっちかです。知りたい方はこの揺籃の中の幼虫さんが、
大人になって出てくるまで待てば…たぶん…あ、気が長すぎですか?

08_0624_youran2.jpg

↑これは低い方の揺籃のアップです。巻きが…逆?

タマバチのお母さんは、卵を産むだけで、あとは植物のホルモンをちょちょいと刺激すれば、
あの赤いゆりかごが出来たでしょうが、このゆりかごは違いますよ。
オトシブミ母さんの 小さい体をめいいっぱいに使った ちからわざで出来てます。
きっちり綺麗に巻けてますねぇ。

08_0624_youran3.jpg

↑これは横から見た図。上が高い方の揺籃で、下が低いところに作られていた揺籃です。

ちっちゃい体で、葉っぱの上を何度も往復して、ちょっとずつ、ちょっとずつ巻いて
この形にするんですよ。
横から見ても、しっかり巻いてあるのが見えますでしょう?たいしたものですよね。

この巻き方から、オトシブミさんの種類が解るそうなんですけれど、
どなたか、鑑定していただけますか?

ヒメクロオトシブミ氏には、この斜面の 上の方で出会ってます。
2008/ 4/26付「コクサギ」の記事
作者さんはこのかたかしら?




ねぇ、いろいろな作品があるものでしょう?
どちらも作家さんの魂込めた 渾身の一作。まさに、命がけで作ってるんですよ。
また、あちこちをおさんぽ中に
著名な作家さん、ユニークな作家さん ♪ などに出会えましたら
ご紹介しますね。(^^*)





ブログ内関連ページ:

2007/ 7/22付 「幼虫 いろいろ」
2008/ 4/26付 「コクサギ」
2007/ 9/15付 「いつもの公園の9月」 黄色スズメバチの巣

2007/ 6/29付 「6月に出会った虫たち」
2007/ 5/30付 「5月に出会った虫」



posted by はもよう at 22:30| Comment(4) | TrackBack(0) | 身近な生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。

スズメバチの巣が出ましたね・・・。
うちには大スズメバチやキイロスズメバチが時々巣作りをします。早めの駆除をしますが、威嚇をしてきますから怖いものです・・・(笑い)。
Posted by nakamura at 2008年06月25日 04:19
あはは〜、面白かった〜!
確か?オトシブミという名の和菓子もあったような・・(^m^)ムフ
著名な作家さん、ユニークな作家さん などに出会えましたら、次回、是非ご紹介くださいね。楽しみにしてま〜す(^_-)-☆
Posted by winc at 2008年06月25日 08:29
nakamuraさん、こんばんは。

はい、出ました、蜂の巣。
スズメバチの巣だったなんてビックリでした。
薄い茶色と濃い茶色と しましま〜に要注意です。

今のうちの早めの駆除が大事…なのかな。
いつもお散歩している公園、最近、スズメバチが良く飛んでるんですよね。
早く駆除してくれないかな。(’、’)
Posted by はもよう at 2008年06月25日 21:59
wincさん、こんばんは。
わ〜い、うけた〜。\(^▽^)/

え?!和菓子ですか?

……検索してみました。

おっ、デザインの一つに有るみたいですね。葉っぱでくるんと餡を巻いた形の 
和菓子の写真がヒットしました。 美味しそう。(^〜、^)

はい、また、どこかで作家さんと作品に出会えましたらご紹介します。
(゜゜\)( /゚ ゚)キョロキョロ

Posted by はもよう at 2008年06月25日 22:11
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。