風邪ひいたり、おなか壊さないように 気をつけなくっちゃ。
雨で行かれなくなるといけないから、今日はちゃんとおさんぽしてきました。
特に目をひくものがなかったので、みっちり運動してきました。
さて、今日の記事です。
隣町の公園のはじっこに 白い花が咲きました。この花の名前は「イチヤクソウ」。

うれしいなぁ。一昨年から追いかけてきたお花にやっと会えたんですよ。(*▽*)
おととし、2006年の秋、公園の端のフェンス沿いで、こんなお花のあとを見つけました。

そのときはまだ、何というお花なのか、全くわかりませんでした。
でもきっと、何か面白いお花が咲くんだと思い、翌年忘れずに見に来ようと決心しつつ、
写真を撮りました。

場所を忘れないようにしっかり撮って…。わぁ、立派な葉っぱ。
でも、結局、去年は見失ってしまいました。もう出てこないのかな?
葉っぱは見たんですけどねぇ…。やっぱり何のお花か解らないと、いつ咲くのか解らないし、
いつもお散歩している公園なら、毎日のように見に行かれるけれど、時々しか行かれないし…。
難しかったですねぇ。
でも、収穫がなかった訳じゃあ ないんですよ。
ブログ巡りをしていて、この花の名前の見当が付きました。
それまで持っていた図鑑には出ていなかったので、
「山に咲く花」という新しい山と渓谷社の図鑑も買い足しました。
今年こそは…。p(^^)
今年も見に行き、フェンスの向こう側に また、同じ葉っぱを見つけました。
葉脈が白くぬけてて模様のようで、新芽や葉の裏が赤い、しっかり厚めの葉っぱ。
去年もここで見つけたのに、お花は見られなかったんです。

ひと株だけだと、見失いがち。本当にここにしか無いのかな?
ここはコナラの林。コナラどんぐりからちっちゃな芽がたくさん生えてる中に、
うわぁ、つぼみ発見。しかも、フェンスより内側に! さわれる!!

真ん中が丸くて、ガク(萼)がとがっている。うん、やっぱりそうだ。
上 ↑ の写真のしっかりした茎の株が一つ。
つぼみの茎は立派だけれど、落ち葉をかき分けても、葉っぱは見えません。
地下茎でつながって、いくつかの茎が立ち上がるタイプなのかな?
隣に、もう一つ、もう少し細い茎が立ち上がっています。
隣町の公園に見に行くたびに 2つの花の穂の写真を撮ったんですが、
ここ、暗くてピンぼけが多くて…(^^A)
うまく撮れたのは か細い方の花の穂でしたが、変化が解るようにまとめてみました。

5/7・5/28・6/10…
少しずつつぼみが充実して お花が下を向いて咲くらしい…って解ってきました。
ブログ巡りをしていると、およそのブログで見当を付けていたお花の 今年の写真が
紹介されるようになりました。あっちで、こっちで…もう咲き始めているらしい。
早く見に行きたいな…。
そして、6/16、とうとう咲いているところを見ることが出来ました。

ほら、こんなところに咲いているんですよ。
こっち ↓ が か細い茎の方。

一昨年見たのより、葉っぱは小さいけれど、薄暗い林の底でほんのり浮かび上がるように
白いお花が咲いています。
ね、この花はイチヤクソウ。イチヤクソウ科イチヤクソウ属の常緑の多年草。
同じ科にはあの、腐生植物の「ギンリョウソウ」も入っています。ユニークな科ですね。
しっかりした茎の方は ↓ こっち。

一つの茎に7個も咲いてます。光が通るような白い花びらが綺麗ですねぇ。
これ、根元はくっついているそうです。
図鑑には『花冠は深く5裂する…』って書いてあります。
全草を乾燥させて薬にするんですって。だから「一薬草:イチヤクソウ」。
全草をとり陰干し乾燥したものを「鹿蹄草(ろくていそう)」と言うそうです。
薬効は『強心、降圧、抗菌、むくみ』…など。
ちゃんとした説明は、こちら ↓ の専門サイトで見てくださいね。
「イー・薬草.com 内、イチヤクソウのページ 」
一つの薬草で多くの病気に効いたから、イチヤクソウって言う名前になったんですって。
お花をアップにしてみましょう。変わっていますよ。
お花の直径は1.3cm。花冠は深く5裂する。…見えなくても「合弁花」だそうです。
おしべは10個で普通のおしべとはちょっと違います。
「孔開葯」と呼ばれる独特の形らしくて…マカロニみたいに穴が開いていて、
穴から花粉がこぼれる仕組みだそうです。
ぐんと伸びているのはめしべ。ここにこぼれた花粉が付いて自家受粉しちゃうそうです。

このあとが2枚目の写真のような花後になって…
あ、どんな実になるのか確かめておけば良かった。今年はそこまで見られるかしら?
うん、とりあえず、頑張ろう。
このほかにも、小イチヤクソウ、小葉のイチヤクソウ、丸葉のイチヤクソウ、
紅花イチヤクソウ…とお仲間はたくさんあるようです。
姿も良くて 人気の高山植物だったりもするそうですが…
地中の菌類と深い関わりを持って生きている種です。
生まれた土地から引き離したら、あっという間に枯れちゃいます。
こういう花は、そこで見るから綺麗なんですよ。絶対に持ち帰らないでくださいね。
来年も会えるかなぁ…。ギンリョウソウはもう出てきそうもないから、
ここのイチヤクソウに期待したいなぁ…。
(>人<)おねがいしますっ。この辺を荒らさないでくださいっ。
ジョギングの人も、踏まないで。(><)イチヤクソウちゃん 頑張って!!
お世話になったブログさん (^^)ノ 感謝TB送っておきます。ありがとうございました。
おーちゃんさんの「横浜のほほん」内
2008/ 5/31の記事 「イチヤクソウ」
2007/ 5/27の記事 「イチヤクソウ」
紹介してくださった記事
「千駄掘の自然雑記 」内 「イチヤクソウ(イチヤクソウ科)」
かえで☆さん「かえで☆のデジブラ〜日記 ♪ 」内
2008/ 6/13付 「一薬草」
関連記事から「小葉の…」と、「紅花…」も見られます。
一昨日こちらのを確認したら2枚目の写真に近い花後になっていました。
荒らされないことを願いますね。
TB&リンクありがとうございました。
でも、これは幸運ではなくて、
はもようさんの努力の成果ですよ。
わたしもあちこちで見せてもらって、
みたいなぁ〜と思っていたのですが、
今回、はもようさんの記事を読ませていただいて、
見ることができるかもと思えてきました。
がんばって探してみよう!
読んだ人をそういう気持ちにさせる記事って
すごいと思います。
熱意、愛情、やさしさ、すべてがつまっているからかな!
へえ〜、これがイチヤクソウの素顔でしたか・・・(笑い)。
噂しか聞いたことがありませんでした。
コメントありがとうございます。(^^*)
一昨年、ダメ元で撮っておいた写真がこんな形で生きて嬉しいです。
それにイチヤクソウ。(^^*)とっても可愛くて清楚で素敵なお花でした。
ありがとうございました。
でも、せっかく見つけた場所なのに、数が少なくて今にも消えちゃいそうなんです。
おーちゃんさんが紹介してくださった写真の場所のように、
たくさんのお花の穂が立ってくれるといいんですが…。
ドキドキしつつも、見守っていこうと思います。(^v^)
イチヤクソウ ♪ 可愛かったですよ。会えるといいですね。
雑木林の落ち葉がいっぱいたまっているところが好きみたいです。
で、木陰なんだけど そのまたはじっこの、たまに 光が当たるところがいいのかな(’、’?)
ブリさんがイチヤクソウ…もしかしたらもっと素敵な
イチヤクソウ属のお仲間のお花に…会えますように。(>人<)おいのりっ!!
はい、これが噂のイチヤクソウですよ。
きっと、nakamuraさんの歩く雑木林にも咲いてるはず。
会えますように。(^人^) こちらにも「念」を送っておきますね。