みんなが出かける時が一番、降りが強かったです。雨に濡れて風邪ひかなきゃ良いけど…。
午後には、ビックリするほど晴れちゃいました。雨上がりなのにあんまり蒸し暑くないのも
助かりますが、不思議な感じです。(^^*)
さぁ、いよいよ「木に咲く白い花」のクライマックス、大スター登場ですよぉ。
まずは私のお気に入り、ナツツバキから。

そのあとは、妹分の「ヒメシャラ」、それから王者の風格の「タイサンボク」、
縁起の良い「ナンテン」の白い花を次々とご紹介です。
ナツツバキはツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。別名は「シャラノキ」。
お釈迦様が亡くなるときに咲いていた「シャラ(沙羅)双樹」のことかと早合点してはいけません。
お釈迦様のお家はインドです、日本とは気候が違いすぎて 同じ木はほとんど生長できません。
web検索していたら、「ああ、これが”沙羅双樹”か」と拝んじゃう人有り、
同じ木は育たないので、有るお坊さんがお山に行って、この木の苗を採ってきて、
これを「沙羅双樹」の代わりにしなさいと言ったという説明をする人有りで
何を信じて良いのか解りませんが、(^^;)とにかく〜綺麗なんだからいいじゃん。←おいっ!!

お花は直径4〜5cm、花弁は5つのはずなのに…うちの近所のナツツバキ、今年は4枚のお花が多いようで、
元気ない?ってちょっと気になったりします。
花びらの中に一枚だけ、ほほ紅を付けたくらいに色づくのがあるんですよね。
この木のお花には 黄緑色がほんのりついていました。

端っこのプリーツの効いた白い花弁。シルクの輝きがありますねぇ。
おしべが中央にくっつきあって生えている点、お花が咲いている形のまま ぽとりと落ちる散り方などは
いかにもツバキの仲間らしいところがあります。
楚々とした風情、一日花と言う点が気に入られてお茶席の花としてもよく利用されるそうですよ。
皮が薄くむけ、美しいまだら模様になる幹は床柱などにも利用されるそうです。
今年も、まん丸いつぼみのうちから楽しみにしていました。いっぱい咲いてね、ナツツバキちゃん。
数年前、近所に「ヒメシャラ」も植えられているのが解りました。
今年はちゃんと咲いているところを写真に撮りましたよ。
ナツツバキの別名は「シャラノキ」で、それよりは小振りな花が咲くから「ヒメシャラ」。
図鑑を見ると他に、地方名の付いた種が2つ載っているのですが、
見分けポイントがよく解りません。たぶん「ヒメシャラ」だと思いますが、違っていたら教えて下さいね。(^^A)

ヒメシャラもツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。
ナツツバキは高さ10〜20m、花も葉っぱも小降りなのにヒメシャラは、15〜20mになるんですって。
花と紅葉が楽しめて、生長がのんびりで、樹形が乱れないので、人気の庭木として、
ずいぶんたくさんの 個人のお庭に植えられていますよね。

この写真で解りますか?
ナツツバキのお花は直径4〜5cmのところ、ヒメシャラのお花は2cm程度。
見てすぐ解るほど、大きさは違います。
一日花なところ、お花がぽろりと落ちちゃうところ、ナツツバキとの共通点もたくさんあります。
さて、木に咲く白い花の中でも お花の大きさで群を抜くのは「タイサンボク(泰山木)」。
本当はホオノキとかオオヤマレンゲとか…会いたいお花が多いモクレン科モクレン属の常緑高木。
そういえば、お花は似ているのに、この木だけは常緑樹なんだよなぁ…と思ったら…
北米中南部原産なんですねぇ。
泰山木は小学校の校門わきに植えられていた頃からの長いおなじみ。幼なじみのようなものです。

木の姿、花の匂いもよく知っています。花のあとの落とし物を使ってさんざん遊びもしましたが、
とにかく、背の高くなる木です。
お花も高いところに上を向いて、ほんの短い期間だけ咲いて、どんどん散っていまいます。
なじみは深くても、綺麗に写真が撮れる年は少ないんです。
今年はうまい具合に、低いところにつぼみを付けてくれました。毎日、楽しみにしていましたが、
先日、とうとう、一番下のつぼみが開き始めました。

タイサンボクは中央の大きなめしべとそれを取り囲むおしべの姿が綺麗ですが、あっという間に
おしべの色が変わって 散ってしまうんですよね。
綺麗なのは咲いた直後の短い時間。シャッターチャンスは短いんです。精一杯背伸びして、
望遠機能を使い切って 狙ってみました。
でもねぇ、どうして、あの花びらは私の視界を邪魔するのかしら。(^^A)

何とか撮れました、今年のタイサンボク。そっか…、北米中南部出身かぁ…。覚えておこっと。
最後は、縁起物の「ナンテン」。
雪の中で映える真っ赤な実が印象的なナンテン。お正月飾りなどでも身近ですよね。
あの赤い実が実るためには この時期に お花が咲かなきゃ成りません。ナンテンのお花は白いんですよね。

ナンテンはメギ科ナンテン属の常緑低木。株分かれして枝をたくさんだし、2mくらいの高さになります。
花弁は6個、おしべは6個、ヤク(葯)は黄色…と図鑑には書いてありますが、
花びらは散りやすいみたいですね。 ↑ のお花は3個しか残ってません。

お花の穂は、お手本みたいな「円錐花序」。葉っぱの出方は「3回3出複葉」。
うちの近所のこの花壇には赤い実の付くナンテンと白い実の付く「シロミナンテン」が並んで植えられています。
やっぱり、赤い実の付く木の方が何かと赤みがさして、白い実の付く木の方は、色白ですね。

やった、花びらが残っている〜と思ったら、5個でした。でも、まぁ、良いか。(^^*)
綺麗だな。赤い実、白い実、どっさり実るといいな。楽しみです。
シリーズ「木に咲く白い花」2008年
2008/ 5/26付 「ガマズミの花」
2008/ 5/17付 「トチノキの花」
2008/ 5/16付 「ハクウンボク」
2008/ 5/15付 「木に咲く白い花」 ハリエンジュ、ノイバラ、エゴノキ、ヤマボウシ、ハコネウツギ
2008/ 5/ 8付 「アオハダなど…」 アオハダ、サワフタギ、コゴメウツギ
2008/ 5/ 2付 「ナナカマドの花」
2008/ 5/ 1付 「マルバアオダモの花」
2008/ 4/27付 「いろんな木のつぼみと花」 ミズキ、カマツカ
2008/ 4/22付 「オトコヨウゾメとウワミズザクラ」
2008/ 4/21付 「ニワトコについて」
2007年版と2006年版は こちらの過去記事から
2007/ 7/ 2付 リョウブの花
出ましたね、白い花・・・。
タイサンボクはこちらでも盛りです。
「恥じらいのタイサンボク」ですから、あまり出たがりませんね・・・そこがまた魅力的なのですが。
よく撮れています・・・。
はい、出ました。待ちに待ってた泰山木…とその他、ゆかいな仲間達。←?
ああ、「恥じらいのタンサンボク」だったから、花びらが
私の視界を邪魔していたんですね。
扇で口元を隠して 微笑む美女のようですね。
まあ、色っぽいこと。(*^ー^*)
また、美人を捜して p(^−^)q 撮影 ♪ 頑張ります。
最近、お散歩もサボリ気味な私に比べて、
すばらしく充実した観察をされていますね。
今回の記事を読みながら、
たくさんのお花を楽しみにすごしておられるはもようさんの姿を
頭に思い浮かべています。
うん!少しやる気が沸いてきました。
母が数日前に夏椿が咲いたよと
写真を送ってきてくれました。
わたし、実物見たことが有るのかなぁ〜
それもはっきりとわかりません。
今年は、夏椿探してみましょう。
はもようさんの写真を見せていただいて、
撮ってみたいと思いました。
タイサンボクもそろそろ咲くのですね。
見に行ってみますね。
はい、うちの方でも、お花が次々咲いて忙しいですよ。(^^*)
ブリさんも、お暇が出来たらいっぱいお散歩してくださいね。
夏椿は…お山にはあんまり無いのかなぁ?
公園とか、お寺の境内とかに良く植えられていますよね。
とっても綺麗なお花ですよ。
タイサンボクは、今、次々咲いています。
ああ、でも、ブリさんちの方だったら、ホオノキも咲いているかしら?
今週末くらいでしょうか。
タイサンボクは、いつも撮っている木が傷んでいて、つぼみが少なく、土日に開いてくれません。もうひとつの大木は上のほうで、望遠で撮ってもあまりきれいに撮れませんでした。今年は諦めました。花がすぐ傷むから、タイミングが合わないとむずかしいですね。
ヒメシャラはまあなんとか、公園と自宅の花を紹介できました。ナツツバキは週末頃、ご近所の木を期待しています。
ああ、確かに、お花の綺麗なときは短いですから、
自分のスケジュールとあわないと、
思うような写真が撮れなかったりしますよねぇ。
でもまぁ、木は、草よりも
来年もまた、同じ所に有る確率が高いから…
気長に構えて、
次のチャンスを待つのもいいかもしれませんね。
お花は次々咲きますものね。(^^*)
ヒメシャラの写真、綺麗でした。
私が撮ったのとは表情が少し違う気がしました。
ナツツバキ、楽しみにしています。